彼は、大人になるまでの過程で、さまざまな失敗をし、それをもとに処世術を身につけた。そこで、彼の小さな息子に、下手な失敗をするくらいなら、あらかじめ知っていてもらったほうがいい、とばかり、それらを伝授しようと、物心つくかつかぬかのうちから、ことごとく伝授した。

だが、結果は惨憺たるもので、小さな息子は成長するごと、彼と同じ失敗を繰り返した。


「なあ、息子よ、俺が教えたことが何も役に立っていないってのは、いったいどういうことなんだ?それは、お前がバカということか?」


息子は表情を変えることなく答えた。


「教えてくれたことはありがたいけど、実際に経験してみなきゃわからないことだってたくさんあるんだよ。バカってのはね、言われたことを鵜呑みにするやつのことさ。僕はバカじゃないから、実際にどうなるのかを検証してから判断することにしているんだよ。経験することで『正しいのか正しくないのか』わかるだろ?」


彼は「自分が正しい」と思い込んでいたその思い込みを、この時の息子の言葉に触れ、初めて理解した。



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年配の知人が、香港で買った水晶のネックレスをブレスレットに作り替えてほしいと、俺のもとに持ってきた。
見るからにガラス玉だ。
だけども、何も言わず、ブレスレットにして渡した。
聞けば、20年以上、お守りとして身につけてきたものだと言う。
それを今更、ガラス玉だと否定することができようか?
パワーストーン信奉者の方々のほとんどは、天然石であることにプライオリティーを持たれるが、大切なことは「パワーは万物に宿っている」ということ。
例えガラスでも、大切な思いを向けられた物品は、充分なパワーを宿しているものなのだ。
知人は、ネックレスから出来た3つのブレスレットを、自分用以外、妻に一つ、一人娘に一つ、お守りとしてプレゼントするのだという。
その真心に幸あれ!




      llllllll-6,7,8,9。





息子が2歳13日目にして初めて数字を書いた。


youtubeでしか数字の読み書きを見ていないのに、覚えたらしい。


「これ(ろく、と発音できない)、しち、はち、く」と言いながら書いた。


生まれて初めて書いた数字は「6」


1,2,3からじゃないところが通好みだね、息子よ。






 



     llllllll-2歳の誕生日に




君の記憶の中に2歳当時に何があって何をしていたなど、なくなってしまうかもしれないが、少なくとも君が産まれてから今日までは、俺たち家族にとって、素晴らしい日々の連続だった。

2歳おめでとう。

これからもよろしくな。






     

    llllllll


    猪瀬紀子撮影








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日本という名の


稀なる太古の生物が

死にかけている

そういうイマジネーションが必要だ。

この宝、生かすも殺すも我々次第。

苦しんでいる人がたくさんいる状況で、自民党とか公明党とか、後はわすれちゃったけどなんちゃら党とか、この時期に内閣不信任案を提出するってどうよ?

この不安に充ち溢れた今時期に選挙せよ、ってことでしょ?我が党がイニシアチブをとればすべて解決するのか?

もうね、読者の皆さんもそうお感じかもしれませんが「あきれるよ」「人としてどうなのか?」

自民党よ、公明党よ、なんちゃら党よ、よくぞ平気で不信任案を出せるな、その心がわからない。

人間の心を持っているのか?

あなたは人間か?

今は「日本の国難」の時期ではないか。

自民党が原発推進しておきながら、安全対策してこなかったから、原発4基もダメになったんじゃないのか?つまり、自民党が国賊なんじゃないか?

民主党の対応も悪かったかもしれん、でもさ、危険を指摘されながら安全対策しなかった自民党が悪いんだよ。


まあ、この際それは言いっこなしにしてやるよ。いまさら元に戻らないし。でもな、思い知れ。どこを支持するなんて話は、安定を得てからの話であって、まずは国が、与野党が一体となって諸問題を解決しなければいけないのではないか。

原発の収束や、復興の為の行動などは、党を超えて、国会議員全員が今すぐに行動しなきゃいけないことじゃないのか?

自民公明なんちゃら、震災以降、あんたら何をしてきたんだ?

何もしてないじゃないか、足引っ張ってただけじゃん!

進んで国難を乗り越えるための「行動力」を見せてくれよ、足を引っ張るだけじゃなくてさ。

国民はその働きを見て次期政権を決めるよ。

当たり前に考えればそうなるだろ!












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llllllll-広い世界


良し悪しは、つまり好き嫌い。
好き嫌いに溢れた世間は、発見の連続だ。
旅に出よう。
好きに出会えれば享楽、嫌いに出会えれば哲学を獲得できる。
旅は、その期間、距離に関係なく、家から出ることだ。
家から出れば、誰しもが必ず得をするのだ。

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いよいよ「夏の産みの苦しみ」が始まる。
最後には雷をバリバリ鳴らして夏が生まれるのだ。
夏は雷とともに現れて、雷と共に去って行く。
梅雨だ。
夏に期待しながら、雨を楽しもう。