7/12 アフターショー | Life for Journey

7/12 アフターショー

STANDでのライブを見ていたアメリカ人のジャムファンから
「今夜開催されるパーティーで出演してくれないか」とのオファーを受けたDACHAMBO。

短い時間とはいえ、
30度を超える日中に3セットをやった後でのショー。
一回一回のライブの質によって、
そのバンドが好きになるかどうかがジャッジされることもある「ジャムバンド」にとって、
自分たちのパフォーマンスが保てなければ、「やらない」という選択肢もあったはずだ。

ただメンバーは「やりたい」と思い、
「やることこそ、アメリカでのさらなる一歩」と位置づけたのだろう。

ライブ会場となったのは、
ライブハウスでもクラブでもない。
ホームパーティーでのライブ。
ただこのホームパーティーには300人くらいのファンが集まる、ということだった。
ふたつのドラムセットも、調達してくれるという。

KEEN USAでの食事会を中座して会場へ向かったDACHAMBO。
ちなみに、これがその食事会のメニュー。

飯

レバーペーストがぬられたパンとサラダ。

飯2

グリーンピースのリゾット。
メインのうさぎを撮り忘れてしまった。


我々も遅れてその場所に行ったのだけれど、
ダウンタウンからもそう遠くない、
閑静な住宅街の家が、その会場だった。

家の裏庭がライブ会場だった。
メンバーはセッティング中だったけれど、
すでにフリーキーなファンで熱気が充満している。
まだ見ぬ日本のバンドに、新しい音楽の期待を抱いているようだ。

そんなに広い場所ではないけれど、
入れ替わり夜を楽しみに来るのなら、
あながち300人というのも嘘ではないと思った。


アフター1

そしてショーがはじまった。

10日のライブ、11日のウェルカムパーティー、
そして12日のSTAND フェス。
手探りだったDACHAMBOのライブが、
ここにきてアメリカとマッチする。
ファンとDACHAMBOが、音を仲介にしながらリンクしていく。


アフター2

ライブ終了後、OMIちゃんは「一番やりやすかった」と言っていた。
その言葉通りに、音をダイレクトに受け入れバンドにフィ-ルを返していく。
そんな時間が流れていく。


アフター4

アフター5

YAOくんもブッカさんも、おそらくOMIちゃんと同じ思いだったのだろう。


アフター3

ステージの後ろから、メンバーとファンを撮りたい。
なぜかそんなことを思ってしまい、
無謀にも、演奏を続けるAOちゃんの横を通ってステージ後方へ。

アフター6

撮影したのがこのカット。
こんなに住宅が密集しているところでの、夜の爆音ライブ。
「苦情がこないのか」そんな日本人的な心配は無用なのだろう。

こんなホームパーティーに参加したのははじめての体験だった。
フェスでもライブ会場でもない、リアルなアメリカの日常。
リアルなアメリカの週末。

本当にいい体験だった。


アフター7

そしていつも通りの「PEACE!」の言葉とともに、
DACHAMBOの初アメリカは終了した。

こんな貴重な体験をもたらしてくれたDACHAMBOのみんな、
そして今回のDACHAMBO@USAを実現してくれたKEENに感謝したい。


(TK)