Tabooに触れる | LIZABSTRACT

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今日こそはTabooに触れる


以前 養老孟司先生が日本が障害児の出生率が低いのは
日本で障害や奇形をもった人が少ないのでは無くて
海外では宗教的な事情などで生む人が多い。
・・・うろ覚えですが、そういう意味合いの事を
書かれていました。


311直後から日本で障害を持った子供が増えるのでは
ないかと言う心配の声がありましたが、ついに
それは誰もが現実に考えねばならない時期と
なったようです。


血液使う出生前診断、民間が先行開始へ 学会指針発表前


朝日新聞系の医療サイトが2013年2月24日付で
「妊婦の血液で胎児にダウン症などの染色体異常があるか
判定できる新型の出生前診断について、
東京都内の民間会社が、米国での検査をあっせんする
サービスを始めると発表した。」と言う記事を
載せています。





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このところトリチウムの害についても言われています。


トリチウムが含まれる水は非常に危険で、トリチウムは

水素族であるため水に同化しやすく、

上水道水が放射性トリチウムで汚染される恐れがある。
トリチウムを含む水は体内の細胞に入り、癌が発生率を上げ
胎児ならばDNAを変化させて突然変異を引き起こし、
ダウン症児、小児癌の発生率を上げる事になる。


勿論、障害や奇形の子供は自然放射能でもある。
しかし原発事故や農薬など人が作り出した
危険に晒されて増える事は顕著であり
必ずやめなければならない事は言うまでもありません。


そして、


同じ朝日のサイトが
「東京大学准教授・中川恵一さん@福島・飯舘中学校」 と言う
記事を載せていた。(2012年9月13日)

この中で中川は、
「原発事故があったチェルノブイリでは、
子どもの甲状腺がんが増えた。
「放射線を出すヨウ素」の影響を受けたからです。
一方、日本では、あまり取り込まれなかったというデータがあります。
海藻を食べるので体の中のヨウ素が足りていたからだと
考えられる。だから、
福島の子どもたちに甲状腺がんが増えることはないでしょう。」


と書いています。


そして驚くべきことに、

「チェルノブイリでも、これ以外のがんは増えた
というデータはない。それから考えると、
福島でがんが増える理由はない。
君たちは、安心して結婚して子どもを産んでいいんです。
おかしな情報に惑わされないようにしてほしいと思います。」


そんな事すら言っています。

そんな嘘を面と向かって子供達に言う中川と言う人間は
悪魔としか思えません。



加須市の騎西高校避難所に被災者の方々が移られてから
実に167名の方々がお亡くなりになられている。

一年十ヶ月で一ヶ所の避難所では異常な人数 」2013年1月23日 (水)


お友達の赤ちゃんが生後8日でなくなられた
という話を聞きました。
頭蓋骨ができていなかったそうです。
もともと葛飾在住
で、
最近新宿区に引っ越されたご夫婦のお話」



これらの問題は今後の日本に暗い影を落とし続けるだろう。
と言わざるをえません。
大きな問題なので、とても一度で触れられる事ではありませんが、
今回はダウン症の事に触れたいと思います。


ダウン症の会の方が、新型出生前診断のニュースの
インタビューで「何故?ダウン症ばかりが目の敵のようにされる
のだ?!」と憤りを隠せないように話されていらっしゃい
ましたが、多分実際はダウン症児だけの問題でなく
放射能の影響でこれから生まれて来る
障害児や奇形児をどうやって生まれるまえに
調べて社会の目から隠すか?と言う事なのだと
私は考えています。




石田純一夫人のリコちゃんが
ダウン症の子供であるかも知れないと言う医師の
宣告に、それでもそれも含めて愛情を注ぐ決意を
述べ生む選択をしました。

私はりこちゃんに拍手を送りました。

そうしたら松野明美さんが、もし生まれた子供が
ダウン症でなかったらダウン症の子供を持った親が
ガッカリする。と言ったそうです。

本当に松野さんがそう言ったか知りませんが、
もしその報道が本当だとしたら
私は松野さんの考えは間違っていると感じました。


誰かの子供が健康で生まれてきた事を
喜びこそすれなんでガッカリするのか
意味がわかりません。

松野さんは「自分は走る事をずっとしてきたから
自分の子には早く走ってもらいたかったのに・・・
この子は走れないのよね。」と
以前TVで話していました。



松野さんが思っていた子供でなかったとしても、
もっとその子の良いところを見てあげたら
松野さんも子供も幸せになるのではないかな~?
と思いました。
そして松野さんの悩みそのものが、
ダウン症の問題と少し違うのではないのかな?と
思います。


私自身が親の希望と全く違う子だったので、
私には松野さんの言葉がまるでかつて自分が
言われた事ととても似ているように感じました。


何かに秀でた人は、自分の子なら同じ才能を
引き継いで貰いたいと多かれ少なかれ
思うかもしれませんが、
松野さんちのお子さんだって、
ダウン症で生まれてこなかったとしても
かけっこが速かった保障はひとつもない筈です。

勿論ダウン症の子供を育てた事もないのに
その大変さがわかるか?と聞かれたら
私には未経験の部分が多いかもしれませんが、





私はひとりのダウン症の少女を知っていました。

その子とある友人の家で知り合ったのですが、
夏休みに普通の小学校に通うお姉さんは
林間学校とか面白そうなイベントがあるのに
彼女の通う施設ではそういうのがなくて
「面白くなーい!」と言ってちょっと不機嫌だった
のですが、ならば・・・と
私は彼女をとあるアートワークに誘ってみました。
詳しく話すとまたややこしい事になると
困るのでかいつまんで書きますが、
(その経験を彼女が他の人に自慢したらしく
その後またやってと大人たちから
申し込まれちょっと困ることがあったので
もうやる予定無し。なので詳細は秘密。)

そこで会ったのも何かの縁と思い勿論無償で
一日彼女に作品をつくらせてあげて
後で出来上がった作品を届けてあげました。


彼女の家は果樹園をしていて、
届けた時に美味しい果物をご馳走してくれました。

彼女は普段は施設で機織りをしていて
織物が得意なんだそうで色々自分で織ったものを
見せてくれました。

ダウン症。そう一口で言いますが、
彼らに個性や魅力がないわけでは
全くないのです。


障害児についてそんなに詳しい訳では
ないので、ダウン症の子供と他の障害の子で絵を
描いたりしている子達とどう違うのか
あまり詳しく知らないのですが、
去年も障害のある子の施設で絵を書いている子と
その子供達を指導している人と知り合いました。


そういう子供達を見ていると、
今回福島の事故から「ダウン症が出る、奇形が出る」
と、言われるとなんだかとても複雑な悲しい気分になります。

もっと踏み込んで言うと
「ダウン症の子供はいらない。」
そういうふうに言う事のないように、
して欲しいものです。


平清盛の題字を書いている書家の金澤翔子ちゃん
だって、ダウン症だけど立派にアート・ワークを
しているでしょ?


千葉県にも中村順二さんと言う(享年27歳)の画家が
居ますが、彼もダウン症でしたが
はっとするような作品を残しています。



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この作品は「おじぞうさん」って言う作品なんだけど
塊を見事に表現していて、この絵なんかは
障害者のお絵かきと言うより
現代美術の画家としての境地に入っていると言っても
決して言い過ぎでないと思う。





放射能汚染でダウン症の子供が増えるのは明白で、
だから増えたダウン症児をいらないと言うのは都合が
良すぎませんか?
ダウン症の子供を減らしたいのなら
原発を止めるべきで、原発を受け入れた社会であれば
全部のダウン症児や奇形児、そして小児癌も
受け入れるべきなのです。



そして、むしろ悪魔のような中川恵一のような人間こそ
社会から排除して隔離されるべきだと
私は思いますけれど・・・