皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!

 

今回は片頭痛への栄養療法について2回に分けてお話したいと思います。今回は栄養素についてお話します。

 

 

 

 低脂肪、オメガ 3 脂肪酸の摂取

片頭痛時では炎症を促進する物質が多くなっていることが分かっており、特に動物性食品に含まれるオメガ 6 脂肪酸から作られる、プロスタグランジン E2 (PGE2) とロイコトリエン B4 (LTB4) が片頭痛に関連しています。炎症や酸化ストレスは、片頭痛に影響を与えることが知られています。

 

いくつかのタイプの食事介入が片頭痛の痛みを軽減するのに効果的であることが示されており、これらの食事の中心的な特徴の 1 つは、食事中の総脂肪とオメガ6脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率を増やすと、一部の患者で片頭痛の発生が軽減される可能性があることが示唆されています。また、低脂肪のビーガン食が片頭痛の痛みを軽減するのに役立つことが判明しました。

 

つまり、炎症を促進する脂質を摂取してしまうと片頭痛が起こりやすくなるので、逆に炎症を抑制する脂質を摂取するとよいですよ、ということになります。

 

 

 マルチビタミンの摂取

 

ある研究で、130人の患者を登録した無作為化プラセボ対照二重盲検多施設共同試験では、150mgのCoQ10、400mgのB2、および600mgのマグネシウムの組み合わせに、200mgのビタミンC、134mgのビタミンを含むマルチビタミンミネラル処方を組み合わせ、およびその他の微量栄養素の推奨 1 日摂取量 (RDI) に近い量を 3 か月間毎日摂取しました。

 

片頭痛を伴う月間日数は、ベースラインの6.2日から積極的治療中は4.4日に減少しました。対照群では1日減少しましたが、一方、片頭痛の痛みの強度は積極的治療群では大幅に減少しました。

 

 マグネシウムの摂取

 

片頭痛患者におけるマグネシウムの静脈内(IV)または経口形態の使用に関する試験のメタ分析では、IVマグネシウムは急性片頭痛を点滴後15~45分以内に顕著な軽減をもたらし、注入後24時間まで持続すると結論付けましたが、経口マグネシウムは有意に効果が持続し、片頭痛の頻度と強度の両方が減少しました。

 

このようにマグネシウムは経口摂取でも効果があることが分かっていますので片頭痛の方は摂取するとよいかと思います。

 

 

本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!