皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!



本日はがんの予後に対して整体でできることについてお話したいと思います。



まず、僕自身は栄養療法のカウンセリングをしていますが、オステオパシーという手法を使い慢性痛でお悩みの方や自律神経の症状を抱えているかたなどを施術しています。


その中でがんやパーキンソン病などの難病や自閉症の方々にも施術をさせていただいてます。



よく、オステオパシーのような整体でこのような病が改善するのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今回の内容はそんな皆様に参考になり、そして僕自身には大きな可能性がある内容かと思います。



徒手療法におけるがんへの可能性



2018年に迷走神経への活動ががんの予後に影響を与えるとの論文が発表されました。



この論文のすごいところは、合計 1822 人の患者サンプルを対象に、迷走神経活動とがんの予後予測との関連性を 12 件の研究で調査しており、かなりの精査されているところです。




この論文の結論は迷走神経の活動が高まることでがんの予後が改善し、特に治療後期で転位などが起こる時期では特に迷走神経の活動が重要と述べられています。



これはの初期段階では、化学療法や放射線療法などの治療が腫瘍サイズの縮小と腫瘍マーカーへの影響においてより成功している可能性があります。このような強力な治療効果により、迷走神経活動がプロセスに影響を与える余地が少なくなる可能性があります。対照的に、これらの治療は後期の進行期ではあまり影響を及ぼさない可能性がありますが、(全身の)迷走神経活動は予後に影響を与える上でより重要である可能性があると述べられています。



では、何故がんの予後に迷走神経の活動が重要なのか?


それはがん(腫瘍)形成の原因として、DNAを損傷させる酸化ストレス、新生血管や細胞のアポトーシス、転位を起こす炎症、過剰な交感神経活動が考えられているからです。



これらの影響により細胞ががん化しやすくなる原因と考えられています。



そして、迷走神経の活動が高まることで酸化ストレスや炎症、過剰な交感神経の活動を抑制することができるとわかっています。


さらに迷走神経の活動が高まると細胞免疫を増加させるとも述べられていますので、がん化した細胞を除去しやすくなります。





なので、がん患者様に対して徒手療法家ができることは何もないわけではなく、迷走神経への活動を高めることをしてあげたら良いわけです。




僕の施術では、頭蓋仙骨療法や内臓、胸椎や肋骨、環椎後頭関節への施術をすることで迷走神経への活動を高めていきます。



最後に徒手療法家ではない方ができる方法として挙げられていのるのが、ヨガや瞑想、そして相手を想いやる心が迷走神経への活動を高めるとされていますので、参考にしていただければと思います。



本日はここまでです。

最後までお読み頂きありがとうございました!