朝夕が寒くなって秋もどんどん深まってきました。将棋ブログです。今日は2017年10月5日(木)に関西将棋会館で行われた第3期叡王戦の小林裕士七段VS菅井竜也王位の戦いについて触れたいと思います。

 

小林七段の先手で始まったこの勝負ですが、居飛車VS振り飛車の対抗型となりました。菅井王位は振り飛車でも三間飛車で金が盛り上がって攻めていくという異色の戦いとなりました。

 

148手で勝負が決まったので、かなりの力戦となったことは将棋ブログだけではなく誰の目にも明らかです。今回は居飛車の小林七段の勝利ということで、振り飛車での完勝を菅井王位の将棋で魅せてもらえなかったのは残念ですが、最近、振り飛車党が復権しているので、王位の名に恥じない力強い振り飛車を魅せてもらえたらうれしいです。

 

ちなみに振り飛車、とくに三間飛車については将棋ブログの主観では中田功七段がやはり有名ですが、最近は人狼ゲームや麻雀で強いという印象が強いので、ちょっぴり残念です。

 

棋書自体も将棋ブログの知る限りは、中田七段のものくらいしかなく、定跡整備が遅れていましたが、若手が積極的に三間飛車を採用することが多くなったこともあり、今年に入ってから三間飛車の棋書もチラホラ出てきています。(大平武洋六段の本は買いました。)

 

ちなみに三間飛車でも、石田流三間飛車はちょっと差し回しが違う印象なので、石田流のように三間飛車がブームにはなりにくいと思いますが、定跡整備されることが良いと思います。

 

もちろん、トマホークや真部流、下町流など三間飛車などもありますが新手が出てくるといいと思います。

 

そういえば将棋フォーカスのカズトシ流の主導権をにぎる振り飛車でも三間飛車が取り上げられていました。