ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.130 続々・米軍のカリブ海展開、戦争挑発を繰り返す | リブ・イン・ピース☆9+25

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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.130

(2025.9.24 報告)


(続々・米軍のカリブ海展開、戦争挑発を繰り返す 要約)


・ 米帝による対ベネズエラ軍事侵攻の準備が進められている。ベネズエラ漁船の爆破や拿捕などの軍事挑発行動が繰り返されている。9月9日には、カリブ海北東の米領プエルトリコ自治連邦区に、ステルス戦闘機10機を新たに配備。
・ 「麻薬密売」の阻止を口実とすることによって、議会の承認を必要とせずに軍事力を行使できるようにしているが、真の目的は豊富な石油と金、ボーキサイトなどの資源の獲得であり、そのための反米帝政権の転覆である。 / 麻薬密売については、米国こそが世界的な麻薬取引の中心地である。
・ ベネズエラは、政府・人民一体となって全人民的な迎撃体制を構築し、軍事侵攻があれば撃退する態勢をうち固めている。 / 9月11日にはPSUV第5回大会臨時総会が開かれた。23カ国から約100人の代表も出席し、ベネズエラの国民ボリバル民兵組織への参加を誓約して、国際連帯が確認された。
・ 米帝は、ベネズエラだけでなく、キューバにも、またラ米カリブ全域にも軍事侵攻することを狙っている。 / ベネズエラとキューバは、米帝の侵略に対処するための協力関係を強化。 / 「米州ボリバル同盟」(ALBA-TCP)は、声明で「国際法の明白な違反であり、この地域の平和、安全、安定を脅かすこの無責任で挑発的な行為を糾弾する」と述べている。 / さらに、世界の多くの諸国・諸組織が、ベネズエラへの連帯を表明し、米国の軍事行動を糾弾している。
・ 「ベネズエラが標的にされるのは「米帝が恐れるあらゆるものの象徴的存在」であるからだ」(ベン・ノートン) / ベネズエラは、天然資源の主権的支配を求め、米多国籍企業を追い出してきた。革命以来、ラ米カリブの地域統合推進に尽力してきた。さらに、より大規模なグローバル・サウス・プロジェクトの一環として、ラ米カリブをアジアやアフリカと統合しようとしてきた。中国およびロシアと、経済・政治・軍事協力で非常に緊密な関係を築いてきた。 / これらのことから、米国は、長年にわたりベネズエラ政府の不安定化と転覆を必死に試みてきたのである。

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(続々・米軍のカリブ海展開、戦争挑発を繰り返す)

Misión Verdad 22 Sep 2025, 11:40 am.
EE.UU. es la principal lavandería del narcotráfico global
(米国は、世界的な麻薬取引における主要なマネー・ロンダリングの中心地である)

米国を含む各国政府が発行した複数の重要文書に示されているように、米国は麻薬マネー・ロンダリング活動の中心地となっている。 / まず、米国財務省が発表した「2024年国家マネーロンダリング・リスク評価」、「2024年国家テロ資金供与リスク評価」、「2024年国家拡散資金供与リスク評価」と題された文書は、米国における麻薬マネー・ロンダリングに対する脆弱性を認めている。 / 第二に、カナダ政府傘下のFintrac(カナダ金融取引・報告分析センター)の「2023-2024年度年次報告書」は、マネー・ロンダリングの主要な要素および犯罪やテロリズムに関連するマネー・ロンダリング活動について取り上げ、米国におけるこれらの犯罪活動の手口と戦略を解説している。 / 第三に、米国政府傘下の麻薬取締局(DEA)が発表した「2025年版国家麻薬脅威評価」は、米国において合法的な金融システムと重複し、麻薬関連資金のロンダリングを助長する違法金融エコシステムの存在を詳細に説明している。 / 最後に、「2024年世界薬物報告書」が国連薬物犯罪事務所(UNODC)によって発表されている。また、同報告書の2011年分のデータも使用されている。 【以下、詳細、略】

teleSURtv.net 21 de septiembre de 2025 Hora: 09:17
Venezuela y Cuba fortalecen lazos de cooperación ante la agresión imperialista
(ベネズエラとキューバ、帝国主義の侵略に立ち向かう協力関係を強化)

両国の代表団による会談は、両国の結束と、外部からの圧力への抵抗の姿勢を強固にするものである。 / 今回の訪問は、両国の政治的結びつきを強化するだけでなく、様々な分野における協力強化の基盤を築き、シモン・ボリバル、ホセ・マルティ、ウゴ・チャベス、フィデル・カストロといった革命指導者たちの遺産の正当性と継続性を再確認するものでもある。

Granma september 18, 2025 12:09:40 Author: Minrex 【キューバ政府声明】
Urgent need to prevent military aggression against the Bolivarian Republic of Venezuela
(ベネズエラ・ボリバル共和国に対する軍事侵略を阻止する緊急の必要性)

キューバ革命政府は、ベネズエラ・ボリバル共和国に対する軍事的侵略を正当化しようとして米国政府が行なっている行動のエスカレーションを糾弾する。 / カリブ海における軍事的資源と人員の蓄積および増強、民間船舶への武力攻撃と乗組員の殺害、そして国際規範に違反する不当な船舶の拿捕と拘留は、現在進行中の作戦が敵対的かつ無責任な性質を持つことを裏付けている。 / これに加えて、米国政府は、ベネズエラが米国の国家安全保障と国民の福祉に対する脅威であるという粗雑な口実のもと、世論の目にこれらの行動を正当化しようとする心理戦メッセージを拡散している。  / ガザにおける現在のジェノサイドの激化にも責任を負っている米国務長官、下院議員、上院議員らは、ベネズエラにおいて自らの利益を武力によって押し付けようとしているが、これは正当化できず危険である。 / これらの行動の真の目的は、ベネズエラの石油と資源を支配することである。 / キューバは、ここ数週間のカリブ海への米軍の展開は挑発行為であり、ベネズエラ・ボリバル共和国に主権と領土保全を防衛する行動を強いる軍事紛争を引き起こすことを意図していると繰り返し警告してきた。 / ベネズエラに対する直接的な軍事侵略は、我が国の平和、安定、安全保障に計り知れない結果をもたらすだろう。 / いかなる政府も、国連憲章および国際法の目的と原則に反して、武力による威嚇や武力行使に訴えることは許されない。 / 嘘と現実を切り離し区別することが急務である。 / キューバは、侵略を阻止し、国家と政府の元首・首脳が宣言した通りラ米カリブ地域を平和地帯として維持するために、国際的な動員を強く求める。 / ハバナ、2025年9月18日 (Cubaminrex)

Plensa Latina (Voces del Sur Global) septiembre 19, 2025
China-América Latina y el Caribe estrechan cooperación en defensa
(中国とラ米カリブ諸国、防衛協力を強化)

10カ国以上の代表団が、本日(9/19)、「Xiangshan軍事外交フォーラム」の一環として開催された「第6回中国・ラ米カリブ諸国防衛フォーラム」に参加した。 / 今回の会議の主要なテーマは「共有の未来とウィンウィンの協力」であり、これはアジアの大国が推進する対話、協力、協議による外交方針に沿ったものである。 / 「国際秩序の保護と平和的発展の促進」をテーマとした「Xiangshanフォーラム」は、100を超える国、地域、国際機関の代表者の参加を得て本日(9/19)閉幕した。 / 公式データによると、このフォーラムには1,800人以上が参加し、40人以上の閣僚級代表や国防長官に加え、国連や東南アジア諸国連合(ASEAN)の高官も参加した。

Peoples Dispatch September 18, 2025 by Pablo Meriguet
In the name of the “War on Drugs”, the US continues to target Venezuelan boats
(「麻薬戦争」の名の下で米国はベネズエラの船舶への攻撃を続けている)

ベネズエラが民兵の訓練を続ける一方で、米国は、小型船舶への攻撃を続けている。これらの攻撃は人権侵害や国際協定違反に当たるとして、専門家や政治家から批判されている。 / 米国とベネズエラ間の緊張は高まり続けている。ベネズエラへの米国の全面侵攻は未だ行われていないものの、米国はカリブ海に兵士と軍艦を派遣するだけでなく、挑発的な行動を続けている。 / 【中略】 / 今のところ、当初の緊張した平穏な時期は、次第に平穏ではなく緊張が高まっているようにみえる。ワシントンは、国際水域において新たな形態の戦闘を開始しつつあり、これは予期せぬ結果を招く可能性がある。一方、ベネズエラは、自国だけでなく地域全体にとって後戻りできない局面となる可能性のある侵略の脅威と迫りくる侵攻の脅威の中で、兵力の集結を続けている。

Venezuelanalysis September 18, 2025 Andreína Chávez Alava
US Kills Three in Strike on  Alleged Drug Boat in Caribbean; Venezuela Denounces ‘False Flag’ DEA Operation 

(米軍、カリブ海で麻薬密輸船とされる船舶を攻撃、3人死亡。ベネズエラはDEAの「偽旗作戦」を糾弾)
マドゥーロ大統領は、トランプ政権が民間人を殺害し、ベネズエラを「大規模戦争」に引きずり込もうとしていると非難した。 / 米軍は、月曜日(9/15)、米国向けの麻薬を輸送していたとされるベネズエラの船舶を再び攻撃し、3人を殺害した。 【以下、略】

Orinoco Tribune September 17, 2025 (Últimas Noticias) 
Trump Says US Struck Third Boat, Raising Questions About Earlier Reports
(トランプ大統領、米軍が3隻目の船舶を攻撃したと発表、先行報道に疑問の声)

【これまでと同じく詳細を明らかにしていない不確かな情報発表】

Orinoco Tribune September 17, 2025 Special for Orinoco Tribune by staff
Venezuela: Militia Swells to 8 Million, International Supporters Pledge to Join
(ベネズエラ: 民兵が800万人超に膨れ上がり、国際支援者も参加を表明)

ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)のディオスダド・カベージョ書記長が月曜日(9/15)に発表した声明によると、20カ国以上の代表が、最近の米国の軍事的脅威に対抗し、ベネズエラへの連帯を示すため、ベネズエラの国民ボリバル民兵組織への参加を誓約した。 / カベージョ事務総長は、先週開催されたPSUV第5回大会への国際的な支持を称賛した。彼は23カ国から約100人の代表が出席したことを強調した。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2025.09.23 Tuesday)に全訳あり】
【PSUV党サイト 11.Sep.2025 / 01:46 pm / Haga un comentario
FOTOS | Instalación de la Plenaria Extraordinaria del V Congreso del PSUV
(写真 | PSUV第5回大会臨時総会の開会式)

http://www.psuv.org.ve/portada/fotos-instalacion-plenaria-extraordinaria-v-congreso-psuv/

teleSURtv.net 17 de septiembre de 2025 Hora: 18:28
Diosdado Cabello: EE.UU. busca “sembrarle drogas a una embarcación venezolana”
(ディオスダド・カベージョ: 米国は「ベネズエラ船に麻薬を仕掛けようと」している)

米国政府は「偽旗作戦」でベネズエラを麻薬密売の罪に陥れようとしているが、ベネズエラ当局は、こうした工作を暴き、麻薬密売との闘いを強化している。 / ベネズエラのディオスダド・カベージョ内務・司法・平和相は、今週水曜日(9/17)の記者会見で、米国政府がカリブ海で軍事作戦を推進し、ベネズエラ船舶に麻薬を仕掛け、同国への侵略を正当化しようとしていると非難した。 / カベージョは、米国当局がベネズエラと麻薬密売を結びつける誤った情報を流そうとしていると主張し、この情報は虚偽であり、操作されていると述べた。 / 「結局のところ、彼らがやりたいのは、ベネズエラの船に麻薬を仕込むことだ」と彼は述べた。 / ベネズエラは2025年に60トン以上のコカインを押収したと強調した。これは同地域の他の国々の押収量を上回り、国家による麻薬撲滅作戦の有効性を示している。

ブエノス・アミーゴス 2025年9月17日 00:24
米国によるプエルトリコへの“再軍事化”に住民の非難が高まる

 9月9日、トランプ政権はカリブ海北東の米領プエルトリコ自治連邦区にステルス戦闘機10機を配備しました。8月からの一連の米国によるカリブ海への“軍事プレゼンス”は、ベネズエラを標的にした明らかな“威嚇行為”であり、また米議会からも “米議会の正式な承認や国連安保理の支持を得ていない状態で行われている国際法違反”という批判の声が上がっています。 /  プエルトリコ自治連邦区は、旧スペイン植民地で、1898年に米国へ割譲、その後の「自治権」を求める運動により1952年にコモンウェルス(自治連邦区)の地位を得ました。しかし1493年のコロンブス到来以来、西米による植民地支配からの、幾度もの独立闘争や主権獲得の闘いに翻弄されてきた歴史は、ベネズエラや他のラテンアメリカ諸国の『主権確立』の闘いの歴史にも重なります。
(以下、テレスールより)米海軍のF-35戦闘機がプエルトリコに着陸 【詳細、略】

ブエノス・アミーゴス 2025年9月16日 00:26
最新情報:ベネズエラ政府声明、EEZ内で米海軍による漁船の違法拿捕を糾弾

 9月10日に、米トランプ大統領がSNS上でベネズエラ発の11人乗小型船を「麻薬密輸船」として米駆逐艦により撃沈したと発表しましたが、その後、1週間経てども詳細は明らかにならず、国際機関からも麻薬船への「信憑性」と米国による他国での侵害行為への「正当性」が厳しく問われていました。 / そんな中、13日にベネズエラ政府は『米駆逐艦が漁師9人を乗せたベネズエラ漁船に不法に乗船し、8時間拘束した』と発表し声明を出しました。
(以下、オリノコトリビューン記事より) ベネズエラ、排他的経済水域での漁船不法乗船で米海軍を糾弾 2025年9月14日 【詳細、略】

Venezuelanalysis September 16, 2025 Roger D. Harris
Washington Projects Its Drug Problem onto Latin America: Narco-State Myth Used to Attack Venezuela 

(ワシントンは自国の麻薬問題をラテンアメリカに押し付ける: 麻薬国家という神話がベネズエラ攻撃に利用される)
ロジャー・D・ハリスは、世界最大の麻薬消費国であり資金洗浄国でもある米国が、いかにしてベネズエラを「麻薬国家」という捏造されたレッテルでスケープゴートにしているのかを暴露する。 / 米国の麻薬危機は、ベネズエラとは全く関係がない。実際には、米軍の間で薬物依存が蔓延しているのだ。 【以下、詳細、略】
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2025.09.19 Friday)に全訳あり】


Orinoco Tribune September 15, 2025
Venezuela Targeted Because it Is ‘the Poster Child of Everything the US Empire Fears’: Ben Norton 

(ベネズエラが標的にされるのは「米帝が恐れるあらゆるものの象徴的存在」であるからだ: ベン・ノートン)
「India & Global Left」のJyotishman Mudiarとの最近のインタビューで、著名な地政学アナリスト、ベン・ノートンは、1998年にウゴ・チャベスが大統領に選出されて以来、ベネズエラがなぜ米帝国主義による体制転覆の標的となってきたのかを詳細に説明した。 / 「ベネズエラは米帝国が恐れるあらゆるものの象徴だ」と、ノートンはインタビューで語った。 / 【次の諸点が指摘されている(文章がギクシャクしているので要約して示す)。 ・天然資源の主権的支配を求め、米多国籍企業を追い出そうとした。 ・革命以来、ラ米カリブの地域統合推進に尽力してきた。 ・さらに、より大規模なグローバル・サウス・プロジェクトの一環として、ラ米カリブをアジアやアフリカと統合しようとしてきた。 ・中国およびロシアと、経済・政治・軍事協力で非常に緊密な関係を築いてきた。】 / そのため、米国は、長年にわたりベネズエラ政府の不安定化と転覆を必死に試みてきた。 / 【麻薬・コカインの世界最大の生産国はコロンビアであること、コカインの輸送ではエクアドルが重要な役割を果たしていることが指摘されている。】 / ノートンは、現在の情勢と今日の地政学的情勢について語るだけでなく、ベネズエラの近年の歴史を詳細に振り返り、なぜこの国が再び米帝国主義の標的となり、旧来のメディアの見出しを飾っているのかを的確に説明した。 / 【米国が西半球における覇権を再確立しようとしていること、新たな国防戦略において西半球を最優先事項としていること、そして旧来の植民地主義であるモンロー主義を復活させようとする新植民地主義の試みが指摘されている。】 / 【以下、詳細、略】

teleSUR September 14, 2025 Hour: 6:37 pm
ALBA-TCP Denounces U.S. Aggression Against Venezuelan Fishing Boat
(ALBA-TCP、ベネズエラ漁船に対する米国の攻撃を糾弾)

マグロ漁師9人を乗せたベネズエラ漁船「カルメン・ローザ」号は、ラ・ブランキージャ島の北東48海里沖で米軍艦に停泊させられた。 / 「米州ボリバル同盟」(ALBA-TCP)は、ベネズエラの排他的経済水域(EEZ)で許可された活動を行なっていたベネズエラ漁船「カルメン・ローザ」号が、米駆逐艦ジェイソン・ダナムに攻撃されたことに対し、懸念を表明し、この行為は無責任かつ挑発的であると述べた。 / ALBA-TCPの声明は、「国際法の明白な違反であり、この地域の平和、安全、安定を脅かす、この無責任で挑発的な行為を糾弾する」と述べている。 【以下、詳細、略】

teleSURtv.net 14 de septiembre de 2025 Hora: 05:53
Organizaciones se solidarizan con Venezuela tras asalto de destructor de EE.UU. a un barco venezolano 

(米海軍駆逐艦によるベネズエラ船襲撃を受け、世界の諸組織がベネズエラに連帯を表明)
「反ファシスト・インターナショナル」は、米海軍駆逐艦によるベネズエラのマグロ漁船襲撃が、世界舞台におけるファシストの行為の生きた表れだと警告した。 / 南米および世界中の組織や社会運動は、ベネズエラ領海内で米海軍駆逐艦が漁船を襲撃したことを受け、ベネズエラ国民と政府への連帯を表明した。 【以下、詳細、略】

teleSUR September 13, 2025 Hour: 2:39 pm
Venezuela Denounces Violation of Sovereignty in the Caribbean by the U.S.
(ベネズエラ、米国によるカリブ海における主権侵害を糾弾)

事案概要: 憂慮すべき主権侵害 2025年9月12日、ベネズエラ漁船「カルメン・ローザ」は、現地当局の許可を得ていたにもかかわらず、米ミサイル駆逐艦「ジェイソン・ダンハム」の乗組員によって違法に乗り込まれた。 / この敵対的な遭遇において、ベネズエラの漁師9名が、驚くべき軍事力の誇示に晒された。 / ヒル外相は、米海軍によるベネズエラ領海への侵入を非難し、その行為は主権を侵害し、合法的な経済活動を行なっている無実の国民を侮辱するものであると強調した。 【以下、詳細、略】

teleSUR September 10, 2025 Hour: 7:09 pm
Group of 18 countries rejects US threats and supports Venezuela
(18ヵ国のグループ、米国の脅威を拒絶しベネズエラを支持)

「国連憲章擁護友好国グループ」(18ヵ国)は、アルジェリア、ベラルーシ、ボリビア、中国、キューバ、朝鮮民主主義人民共和国、エリトリア、赤道ギニア、イラン、ラオス、マリ、ニカラグア、パレスチナ、ロシア、セントビンセント・グレナディーン諸島、シリア、ベネズエラ、ジンバブエで構成されている。 / 2020年から国連の枠組みの中で憲章の原則と多国間主義を守るために活動している連合体「国連憲章擁護友好国グループ」は、「ベネズエラ・ボリバル共和国の国民および政府との揺るぎない連帯」を再確認した。

Misión Verdad 9 Sep 2025, 11:57 am.
Desmontando la gran farsa del "narcoestado" venezolano
(ベネズエラの「麻薬国家」という大茶番劇を暴く)

デルシー・ロドリゲス副大統領の公の場での発言は、従来の記者会見の形式をはるかに超えるものだった。それは本質的に、ベネズエラを「麻薬テロリスト」によって統治される「麻薬国家」という非難から、法的、外交的、地政学的に守るための行為だった。副大統領は、この非難を「ベネズエラに対して浴びせられた最悪の嘘、偽り、そして作り話の一つ」と表現した。 / 彼女の演説は、国際機関や米政府機関からの膨大なデータや引用によって裏付けられて綿密に構成され、次のことを主な目的としていた。麻薬密売との闘いではなく、軍事侵攻と、石油、ガス、金、ボーキサイト、水資源、生物多様性といったベネズエラの豊富な天然資源の収奪を正当化しようとする米国の言説の正当性を失わせることである。 【以下、既知の内容。長文。】

Venezuelanalysis September 8, 2025 Joe Emersberger, Roger D. Harris
All Elements in Place for a US Strike on Venezuela
(米国によるベネズエラ攻撃に向けた全ての要素が整う)

ロジャー・D・ハリスとジョー・エマーズバーガーは、偽の麻薬容疑から海軍展開に至るまで、米帝国主義戦略がどのようにベネズエラ指導部への攻撃の舞台を整えているかを追跡する。 / 【これまでとらえてきた内容をまとめている。略】 / ロジャー・D・ハリスは、「ベネズエラ連帯ネットワーク」の創設メンバーであり、「米国平和評議会」の事務局長を務める。ジョー・エマースバーガーは、『異常な脅威: 米帝国、メディア、そしてベネズエラにおける20年にわたるクーデターの企て』の共著者である。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2025.09.11 Thursday)に全訳あり】

teleSUR September 8, 2025 Hour: 7:36 pm Author: Manuel F. Diaz
Sovereignty First: Venezuela Warns Against Foreign Interference
(主権第一: ベネズエラ、外国の干渉に警告)

国家安全保障と主権がますます脅かされる世界において、ベネズエラ国防相ウラジミール・パドリノ・ロペス将軍は、先日、国家の安全保障を目的としたボリバル国軍(FANB)の活動について、強力な最新情報を提供した。 / コロンビア国境における治安維持活動 ベネズエラ政府は、特に「鉄の手作戦」を通じて、コロンビア国境沿いの麻薬密売と密輸を標的とした治安対策を強化している。この作戦では、二国間の4つの主要な橋に戦術部隊を配備し、複数の市民サービス拠点を設置した。 / FANBは、この取り組みにおいて大きな成果を報告しており、コカイン、マリファナ、トゥシなどの合成麻薬を含む1,746㎏以上の麻薬を押収した。これはベネズエラ史上最大級の押収量となった。 / この作戦では、984人の逮捕と約980トンの密輸品の押収にもつながり、国境警備への積極的な取り組みが強調された。 / 116の組織犯罪グループの解体は、ベネズエラ軍が、長年この地域を悩ませてきた麻薬関連の暴力や密輸活動との闘いに取り組む姿勢をさらに示すものである。 【以下、略】

teleSUR September 7, 2025 Hour: 6:37 pm
Venezuela Announces Additional Deployments in Coastal, Border States, and River Spaces
(ベネズエラ、沿岸部、国境州、河川地域への追加展開を発表)

ベネズエラ国防相ウラジミール・パドリノ・ロペス、ボリバル軍総司令官は、9月7日午後から、スリア州、ファルコン州、ヌエバ・エスパルタ州、スクレ州、デルタ・アマクロ州といった沿岸部および河川地域への作戦展開に新たな増援を加えると発表した。 / ボリバル軍総司令官は、当初1万人の部隊を派遣したが、マドゥーロ大統領の指示により1万5,000人以上が増員され、合計2万5,000人の部隊が海軍、河川手段、ドローンを駆使し、十分な装備を整えて展開していると述べた。 / ボリバル海軍はカリブ海と大西洋の海域に展開を続け、ボリバル軍航空隊はベネズエラ領空を防衛・哨戒している。