■2024/4/3(水)
昨日体調が悪く、夕飯も食べれなかった夫ですが、今日は3回目のハイパーサーミアを受けに病院に行くことができました。
ただし、朝からかなり体調悪そうなので、本人が行きたくないなら、今日は止めようと私は考えていました。
本人の意志で、電車に乗って行くとのことでしたので、ここは無事に病院まで連れて行こうと、私も気を引き締めました。
折り鶴の紳士
■朝9:30頃の電車で、まだ少し混んでいました。
電車に乗ったら、優先座席に座っていらした70台位と思しき紳士が『座りますか？』と声をかけてくださいました。
夫は明らかに年上の方からお声かけていただき、どうしたらいいのかという態度でしたが、私は大きな声で『ありがとうございます。助かります』とお礼を申し上げ、夫を優先座席に座らせました。
席をゆずってくださった紳士は、電車の中で、どこかにつかまることもなく、何か、例えるなら、ルービックキューブをやってるような手の動きが、なんとなく視界に入ってきました。
しばらくして、『良かったら、どうぞ』と、私は素敵なものを、その紳士からいただきました。
小さな折り鶴を、その場で折って、渡してくださったのです。
『元気になりますように』
とお言葉をいただき、片手を上げて『じゃあ』と電車を降りていかれました。
人気アナウンサーのような見た目で、品格のある白髪の紳士です。
私はマスクをしていたので、目立たなかったと思いますが、電車の中で涙が止まりませんでした。
そして、この紳士は、どんな人生を送ってきた人なんだろう。こんな行動がとれるのは、きっと身近な人の事で深い悲しみを乗り越えて来たからではないか。と考えました。
3回目ハイパーサーミア
■雨が降りはじめる前でしたが、病院最寄り駅から病院までタクシーに乗ることを提案しましたが、夫は『病院まで歩きたい』と言いました。
駅から10分、大きな坂を下り、その後また大きな坂を登りきった所に病院はあります。
この付近の桜は、まだチラホラです。
桜を見るため、立ち止まりながら、夫は歩きました。
■帰りは雨が降りはじめましたので、病院から病院最寄り駅迄、タクシーに乗りました。とても楽でした
次回から、体調悪くなくても、雨が降ってなくても、病院最寄り駅から病院迄はタクシーで良い良いように思います
夫が何ていうかによって決めますが。
■帰路途中、花屋さんで立ち止まりました。
夫の好きな花はガーベラですが、今日見ているのは、ガラスの奥にあるサボテンです。
先日気に入ったのが有ったのですが、買いませんでした。
■帰宅後、体温を計ったら38.8℃と高温です。
夫によると『ハイパーサーミア効果で、がんと戦っている！』とのことで、まだ解熱剤飲みたくないそうです。
会社の社長からメールが入り、『技術的な相談をしたいので、明日体調が良い時間に電話をくれないか？』とのこと。
夫は１時間位寝たあと、『頭が活発に働き出した！』と言い出して、明日でいいと言ってくれてましたが、社長に早速電話しました。
ソファーに寝転びながらの電話ですが、仕事の話をしてる時が、やはり楽しそうです。
技術的な相談だけでなく、経営の相談もあった様です。
電話のあと、体温を計ったら、38℃まで下がっていました。
おやつに、ハーシーズアーモンドチョコレートアイスバーを食べました。
■夫の一番好きなテレビドラマ『御家人斬九郎』が始まる迄、もうひと寝入りすることに。
3回目ハイパーサーミア直後の様子
■２回目ハイパーサーミアはMAXの出力で40分で、3回目も同様だが、スタートする時の出力を今日は前回より高い所から始めたそうです。夫の感想としては、今回の方がしんどかったそうです。
どんなしんどさかは、わかりません。
■2回目の時は、ほとんど眠っていて夢を見ていたそうですが、今日は途中で喉が乾いたと、水を要求しました。
この病院は付き添い者が施術室に入っ座って良いスタイルで、水を欲しがったら、私がペットボトルに曲がるストローをつけて飲ませます。
※付添者いなければ、技師さんがやってくれるみたいです。
■今日の夢は、江戸時代の人がやってきて、長らく夫と話をしたらしく、夫は『江戸時代の人は大変なんだよ』と、私に話してくれました
高熱なので、ベッドで1時間位寝ましたが、頭が冴えて、アイデアがたくさん出てきたらしく、私がそのアイデアの話をしばらく聞きました。夫も、話すと頭が整理されて、考えがまとまるようでした。
■食欲は無いようで、夫の好きなコロッケパンを買って帰りました。コレが今日の夫の夕飯です。
夫は食べ終わった後
『食った食った！みっちー、幸せだよ』と言いました。
私の料理より、買ってきたコロッケパンの方が幸せなのは、ちょっぴりコロッケパンに嫉妬しますが、夫が『幸せ』とダイレクトに言うことは珍しいので、本当に幸せだったのだと思います
