知人より
ライスミルクについての
ご質問があったので、
ここで
私が作るライスミルクを
ご紹介しますね。

アメリカで市販されている
ライスミルクに近いのは
生玄米で作ったものです。

炊いたご飯で作ると
マクロビオティックで
言うところの
いわゆる「玄米クリーム」
になっちゃいます。

例えば、これが
ご飯(66g)と水200mlを
ミキサーにかけてから
シノワで漉しているところ。

こちらが
一晩浸水させた
生玄米(30g)と水200mlを
ミキサーにかけてから
シノワで漉しているところ。

(あ、色がグレーっぽく
なっているのは
黒米が混ざっているためです)


ご飯66gは生米30gと同量です。
もちろん
生玄米と水を混ぜたものの方が
さらっとしてて漉しやすく、
ご飯バージョンが
150ml程度しかとれないのに対し、
生玄米バージョンは
しっかり200mlとれます。
漉しカスの量も違いますね。

マクロビオティックでは
この漉しカスも
お焼きにしたりして
食べちゃいます。
なかなか美味です。
生玄米バージョンの漉しカスは
まさに米粉といった感じ。
食品乾燥機
(ディハイドレーター)などで
乾かしてしまえば
米粉として使えると思います。

グラスに入れて見比べると
こんな感じです。
写真だと非常に
わかりづらいですが、
左がご飯バージョンで、
こちらは口当たりが
ねっとりしていて
「おもゆ」に似ています。

そして、右が
生玄米バージョン。
サラッとしていて
食感も味も
市販のライスミルクに
近い雰囲気になっています。
(繰り返しますが、
色がグレーがかっているのは
黒米が入っているからです)
どうしても生に
抵抗がある方は、
この段階で少し火にかけて
温めてもよいでしょう。
ただ、火にかけ過ぎると
ねっとりしてくるので注意です。

また、用途や好みに応じて
アガベシロップなどの
甘味料を少量加えると
ぐっと市販品に近づきます。

もっと市販品に
近づけたい場合は
油を入れるのがコツですが、
これはさすがに
グアガムやザンタンガムなどの
増粘剤や乳化剤がないと
うまく乳化させられません。
見た目を気にしなければ
油を入れてグイッと飲むと
本格的なライスミルクの
味がするかも?!

私は味というよりも
栄養面を考慮して
自家製ライスミルクに
フラックスシード油
(亜麻仁油)を
混ぜることがよくあります。

私は
生玄米バージョンの
ライスミルク200mlに対し、
アガベシロップ小さじ1、
自然塩ひとつまみ、
そして
亜麻仁油を小さじ1くらい
を混ぜますが、
この辺りはお好みで。

私の場合、
ライスミルクは
そのまま飲むというよりも
これを牛乳代わりにして
デザートを作ることが
多いかな。

以上、
自家製rawライスミルクの
ご紹介でしたー。