大阪セミナーレポート

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先日開催されました、「李宗師が語る~潮州文化と単叢茶のテスティング~」
セミナーが無事終了いたしました。東京のエコ茶会同じ内容で行われました。
台風が接近した週ではありましたが、お蔭様で東京・大阪どちらも影響なく、ご来場の皆様にも予約の方皆様にご来場頂き、本当に感謝いたします。
 
大阪会場は北区にある中ノ島は細長い中州になっています。中ノ島公園、国立国際美術館、春雪美術館、などの文化施設、伝統ある建築物にオフィスビルが立ち並ぶレトロと現代の融合した魅力的な街です。
 
その中のリーガロイヤル隣接のグランキューブ国際会議室にて午前と午後の部の2回おこないました。まず、司会の堀井先生から宗師のプロフィールを紹介。
 
スライドとオリジナルテキストを配布。宗師のお母様のルーツである潮州人の歴史などを日本語で説明されました。
文化人の多い潮州人は「福建のお茶を潮州は飲む」という言われがあるようにお茶を昔から嗜む文化が発展してきました。潮州料理や福建の料理にも合うように、お茶は濃い目に淹れて飲むのが主流で、小さい茶壷に茶葉を淹れて
白い小さな茶杯で少しずつ飲みます。
 

ウェルカムティーに蜜桃香単叢をお出ししました。洗茶の時から爽やかな香りがしていました。

 鳳凰山の茶産地は一度訪れたことがありますが、とても素朴で果物やお花の木が沢山植わっており、空気のきれいな場所でした。

単叢は武夷の色や形は岩茶の形に似ていますが、加工焙煎を強くしないため、香りが多種多様でフルーティーなお味が特徴です。

出来上がった香りによって、銘々されます。

柚子香、梔子香、玉蘭香、夜来香など、ときめくような名前が付いていて、後ろに単叢(タンソウ)が付きます。例外も有ります!鴨屎香という最近話題のタンソウは鴨のふん❓奇妙な名前が付いていますが、飲むとマンゴーのような甘い良い香りで、これは余りに美味しいから誰かに知られたくないから付けてみたという噂で大変有名になりました。

タンソウの意味は一本の木から茶摘をして製造されるので、他の茶をブレンドすることはありません。

 

次に宋種と呼ばれるタンソウ茶は宋の時代から生産があることを現しています。歴史ある宋種茶王(左)と宋種タンソウいう名が付いている

2種類を飲み比べをしました。

左は高山茶(1,000メートル以上)で、右は低山茶です。高山茶は透明艶があり、香り高くまろやかでなスッキリした味わいに対し、

低山茶は少し高山より濃くはっきりした少し強めの味でしたが、好みによるでしょう。

次に有名な鳳凰タンソウも召し上がっていただきました。マスカット香呼ばれる美味しい銘茶です。

そろそろお菓子を出しましょう~

タンソウは刺激も強いので、少しづつ飲むのがお勧めです。

 

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お菓子は茶友が選んでくださった、
甘い栗の落雁と塩味のカシューナッツを包んで食べやすい工夫をしています。
 

講義が終わって、お点前が始まりました。

茶道具は焙炉と呼ばれる炉で湯を沸かすので、

本来はオリーブの種で火を起します。種は皆さんにお見せしました。

セミナーでは沸騰したお湯とアルコールランプで温度を調節しました。

 

茶杯を置く錫の茶承は今では貴重なものとなりました。留香流の工夫点前が始まると、皆様がカメラを向けて、

熱心にご観覧されました。

 

流れるような流暢なお手前で、お茶を淹れます。赤い茶壺に湯を注ぐ時は「高山流水」、茶池から茶壺を取り出す際に水滴を落とす「関公巡城」、お茶の雫が最後の一滴まで平等に注ぐ様を「韓信点兵」と表します。
 

ディスプレイは手持ちの布を準備しました。白と黒のモノトーンで陰と陽の世界を表現し、その中に自然の秋の素材を取り入れました。
栗のドライと素敵な茶通置きは、いずれも私の生徒さんから頂いた大切な物で、茶席に活かせて嬉しかったですよ。
                   「請用茶」お茶をどうぞ!
 

 

5名様に宗師の点てたお茶を飲んでいただき、後は、水屋から工夫茶杯で皆さんにお出ししました。お茶は鳳凰単叢老茶

これは、鳳凰タンソウを20年寝かせたもの。

茶の色は濃い茶色で何とも深みがあり、渋みも無く、熟成された味になっていました。

 最後にこのお茶が飲めてほっと心が落ち着きました。

 

 

お疲れ様でした!!関西のスタッフ4名で今回は準備から大変お世話になりました!左から滋賀・京都の堀井美香先生、宝塚教室の恵島先生、京都宇治田原の横田先生、素晴らしい先生方に囲まれて、本当に楽しい時間でした。
李宗師はお元気に、ユーモアを交えた楽しいお話と優雅なお手前に皆様ご満足いただけたようで、安心いたしました。
 

片付けの後は、ディナーへ。新阪急ホテルにあるフレンチチャイニーズ「モンスレー」にて、お料理も食器も素敵で大変美味しかったです。デザートでお腹一杯になりました。

 
ワインもオーダーしたのですが、乾杯の写真を撮り忘れてしまいましたね。
以上お茶セミナーレポートでした!!