中国の全能神教会の教理がどのように聖書から外れているかについての説明 | ヨハネのブログ
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聖書の真理に基づく黙想

(1)全能神教会の楊氏が化肉した真の神でも再臨したキリストでもない聖書的な理由
(2)クリスチャンは上位の権威を軍事的に打倒して新しい政府をつくることを目指すべきでない聖書的理由
(3)黙示録の赤い龍は中国共産党ではなく邪悪な霊者である悪魔サタンを意味する
 

 

  今回は、中国で迫害され多くの死者も出ている全能神教会の教理がどのように聖書から外れているかを説明したいと思います。楊向彬(ヤン・シャンビン)氏が全能神であり、再臨されたイエス・キリストであるとする説、また、中国共産党が赤い龍であるとする解釈、また、全能神教会が目指しているとされる中国共産党の打倒という目標について聖書から検討します。

 

 しかし、それでもなおわたしは全能神教会がとても聖書の言葉を良く研究していて、とても聖書の神に対する信仰は強いと思います。そして、彼らの信仰をある程度は、エホバ神は認めておられるのではないかと思います。

 

 

(1)全能神教会の楊氏が化肉した真の神でも再臨したキリストでもない聖書的な理由

 まず、
楊向彬(ヤン・シャンビン)氏は、聖書の全能の神ではありえません。また、再臨されたイエス・キリストでもありえません。

 聖書の神は、ご自分についてこのようにモーセに言われたことがありました。「あなたはわたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見てなお生きていることはできないからである」 (出エジプト33:20)わたしたち人間は、エホバ神を直接見て、生き続けることはできません。


  なぜなら、エホバ神は、宇宙にある無数の星を創造された方です。そして、エホバ神は、「満ちあふれる活動力」すなわち、膨大なエネルギーをお持ちです。(イザヤ40:26)実際、エホバ神のエネルギーの一部が宇宙の無数の星になりました。


 

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ESA/Hubble
宇宙の無数の星はエホバ神の膨大なエネルギーから来ており人間は膨大なエネルギーの源である神と直接対面することはできない

 


 ですから、エホバ神は、宇宙の太陽を何個も集めたようなエネルギーを持っておられます。ですから、わたしたち弱小な人間が、直接エホバ神と対面することができないのは当然のことです。


  ですから、エホバ神は弱小な中国人女性の向彬(ヤン・シャンビン)氏に化肉することはできません。わたしたち人間はまことの神を見て生き続けることはできないはずです。


  また、エホバ神とイエス・キリストは、別の人格的な存在です。イエスは地上におられた時、何度もエホバ神に祈られました。

 とりわけ、イエスは、「わたしの意志ではなく,あなたのご意志がなされますように」と祈られました。(ルカ22:42)イエスと神の意志が異なるわけですから、神とイエスは異なる人格的な存在です。


 

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イエスはみ父と意志が異なることを認められたので神とみ子は異なる人格的な存在






 祈りは、わたしたち人間と神との会話のようなものです。会話をする時、そこには必ず二者が存在します。ですから、楊氏が神であり、キリストであるということはありえません。

 さらに、楊氏が再臨したキリストであることはありえません。なぜなら、イエスは、不滅の霊者となっておられるからです。ペテロ第一の手紙には、「彼は肉において死に渡され,霊において生かされたのです。」とあります。(ペテロ第一3:8)ですから、イエスは肉体の人間として死に、不滅の霊者として復活されました。

   そして、イエスは、「自分の魂を,多くの人と引き換える贖いとして与えるために来た」と言われています。(マルコ10:45)ですから、イエスは、ご自分の肉の体を人類のための贖いとして与えられ、神に捧げられました。ですから、イエスは二度と、人間になることはありません。

 イエス・キリストは今度、再臨される時には、決して人間として戻ってこられることはありません。イエスが再臨される時には、人間ではなく、霊者としてわたしたちの目に見えない様で再臨されることは次のイエスの言葉からも分かります。


 イエスは、次のように予告されました。「その時,『見よ,ここにキリストがいる』とか,『あそこに!』とか言う者がいても,それを信じてはなりません。偽キリストや偽預言者が起こり,できれば選ばれた者たちをさえ惑わそうとして,大きなしるしや不思議を行なうからです。」


「 人々が,『見よ,彼は荒野にいる』と言っても,出て行ってはなりません。『見よ,奥の間にいる』と言っても,それを信じてはなりません。」(マタイ24:23-26)

  ですから、こことかあそこ、荒野とか奥の間にキリストがいると言えないというのは、イエス・キリストが二度と人間として再臨することはないからです。そのように主張するキリストは偽キリストです。

 でも、イエスは、「稲妻が東の方から出て西の方に輝き渡るように,人の子の臨在もそのようだからです。」と言われました。 (マタイ24:27)イエスの再臨は全天に稲妻が東から西まで輝くように全世界で明快に分かると言われました。

 
すなわち、イエスの再臨は、世界中で起きる出来事で分かるので、間違えようがないという事です。イエスの続く言葉は、「どこでも死がいのある所,そこには鷲が集まっているでしょう。」と言われています。(マタイ24:28)ですから、イエスが天で王として再臨されたことは、地上のあちこちで、大量の死者が出ることによって分かります。

 すなわち、肉なる者が誰も救われない危険があるような「世の初めから今に至るまで起きたことがなく」「二度と起きないような大患難」があることはイエスの天での再臨を示します。(マタイ24:21)ですから、そのような大患難によって世界各地で大量の死者が生じることになります。 

 
ですから、弱小な中国人女性に過ぎない楊向彬(ヤン・シャンビン)氏が全能神であり、女キリストであるとする全能神教会の根本教理は間違っています。

 ちなみに、言うまでもないことですが、わたしヨハネも再臨したイエスでもなければ、エホバ神が化肉した存在ではありません。イエスの霊的な兄弟のひとりです。(マタイ25:40,45,46)

 また、わたしは、エホバ神が化肉した存在ではありません。わたしは、自分は聖書の解釈者であるいわば預言者とみなせるかもしれないと考えてはいますが、体の弱い体調を崩すこともある人間です。

 ただ、皆そうですが、わたしの祈りも神のご意志にかなう時に、聞いていただけます。奇跡を起こせる超能力があるわけではありません。

 



(2)クリスチャンは上位の権威を軍事的に打倒して新しい政府をつくることを目指すべきでない聖書的理由

 さらに、全能神教会は、中国共産党を打倒して、自分たちの新しい政府をつくることを目指しているのかもしれません。しかしながら、クリスチャンの務めは、新しい政府を設立することではありません。

 クリスチャンは、どんな政権が上位の権威であっても、その政権に、エホバの崇拝と律法に違反しない限り、服したり協力することが求められています。

 ローマ書には、「すべての魂は上位の権威に服しなさい。神によらない権威はないからです。存在する権威は神によってその相対的な地位に据えられているのです。 したがって,権威に敵対する者は,神の取り決めに逆らう立場を取っていることになります。それに逆らう立場を取っている者たちは,身に裁きを受けます。」とあります。(ローマ13:1,2)

  ですから、現在権威を保持している政権が自分たちの考えと合わなくとも、その政権は、ある意味、神によってその相対的な地位に置かれています。それは、間接的に神の取り決めと言うこともできます。ですから、神の崇拝や律法に反しない限り、現在支配している政権に服したり協力することがエホバ神のご意志です。

 ですから、イエスもその当時のユダヤ教の指導者たちから、不利な裁きを受けたり、捕縛されることになっても、イエスの弟子たちが剣をもって戦って、イエスを救出するのを許されることはありませんでした。(ヨハネ18:36)

 イエスは、ご自分の追随者たちが、剣を持って現政権を打倒して地上に国家を設立することを認められませんでした。ですから、こうしたイエスの模範を考えると、軍事クーデターを起こして、現政権を倒すというのは、イエスの追随者たちに神が望まれていることではないと言えます。

 それで、クリスチャンは、自分たちの国家を設立する必要がないと言うことが分かります。実際、国家であると軍隊が必要になります。ところが、クリスチャンは剣をとって戦うことが許されていません。(マタイ26:52)

 ですから、クリスチャンのコミュニティは、どちらかというと、地域の住民にクリスチャンの多い自治体としては存在し得るかなと思います。自治体でしたら、軍隊を持つ必要がありません。



(3)黙示録の赤い龍は中国共産党ではなく邪悪な霊者である悪魔サタンを意味する

 黙示録に登場する龍は、中国共産党ではありません。龍については、「大いなる龍,すなわち,初めからの蛇で,悪魔またサタンと呼ばれ,人の住む全地を惑わしている者」と説明されています。(啓示12:9)「初めからの蛇」とは、エデンの園で、エバに語り掛けた蛇の背後にいた存在です。

 
ヨブ記には、サタンについて「まことの神の子らが入って来てエホバの前に立つ日となった。サタンも彼らのただ中に入った。」とあります。(ヨブ1:6)ですから、悪魔サタンとはまことの神の子であった存在です。すなわち、霊者です。

 


 

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悪魔サタンとはエホバとヨブを非難した天にいる神の子である霊者




 イエスは、悪魔について、「その者は,その始まりにおいて人殺しであり,真理の内に堅く立ちませんでした。・・・彼は偽り者であって,偽りの父だからです。」と述べられました。(ヨハネ8:44)

 ですから、悪魔は、神の子として神に創造されたみ使いのひとりで、エデンの園で、神に背いて、蛇を通してエバに偽りを語った者です。

 悪魔サタンのうそは、宇宙の中で初めて語られた偽りでした。それまで、宇宙には、神の子である霊者たちとアダムとエバの間に神に反逆して偽りを語る者はひとりも存在しませんでした。ですから、悪魔サタンは、「偽りの父」です。






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悪魔サタンとはエデンの園でエバを欺いた蛇として語っていた霊者


 

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悪魔サタンは全世界を惑わしている世界の目に見えない支配者

 

 



 ですから、聖書は悪魔サタンとは中国共産党を意味するのではなく、エホバ神に反逆したみ使いで、全世界を惑わしている者だと言っています。全能神教会は、中国共産党を赤い龍と解釈している点でも、聖書を間違って解釈しています。以上のように、全能神教会が、聖書的でないところは数多くあります。




 

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龍は中国共産党ではなく邪悪なこの世界の神である悪魔サタン

 


 それで、わたしは、全能神教会は、クリスチャンの第一の敵である悪魔サタンの実体を間違っているために全能神教会の方向性が間違っているとは思います。しかしながら、全能神教会は、やはり聖書の神を崇拝していると考えています。

 
楊氏は、聖書の解釈をされる際に、多くのみ言葉を用いてはおられます。多くの聖句を思いめぐらしておられるその努力は良いとことぢと思います。けれども、聖書の理解しようとする際に、他の聖書の言葉を参照するという程度が低いので、解釈が間違っていると思います。

 それで、もっと聖書そのものを読み込むように努力されると、より正しい解釈に到達できると思います。





(4)エホバ神が全能神教会の信者の祈りを聞いておられるのではないかという経験

 
 以下は、全能神教会の男性信者で、刑務所での拷問を祈りによって生き延びて、忠誠を保たれた方の経験です。わたしは全能神教会の教理は一部間違っているとは思いますが、それでも、エホバ神は彼らの真剣な信仰に報いて、彼らがご自分に対して信仰を保てるように助けを与えてくださるのかもしれないと思います。
 

死の縁にいた私を、全能神が助けに来てくださった


 聖書の真理に対して100%、正確に理解している人は現時点ではいないと思います。エホバの証人も、第二次世界大戦中のドイツでの迫害の間にさまざまな神の助けを経験しました。エホバの証人も、聖書をすべて正しく理解しているわけではありませんでしたが、その信仰は聖書に基づいていたので、エホバは彼らの信仰に報いてくださったり、祈りに答えることもあったと思います。

 

 

 わたしは同様に、エホバ神は全能神教会の人々がひたすらご自分に頼っているゆえに、その祈りに答えておられるのではないかと思います。ですから、わたしたちは全能神教会の人々の聖書の神に対する信仰に敬意を払うべきではないでしょうか。