啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(54-1)魂は死ぬ【新共同訳口語訳】 | ヨハネのブログ

ヨハネのブログ

I am Japanese female Christian Masako
Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
I love Jehovah God and the Bible.
I explaine Bible
prophecies in my
Yohane no blog.

 

   第六のみ使いがラッパを吹いた後に万の二万倍の数の騎兵隊が登場します。(啓示9:16)彼らは、霊的なエジプトである大いなるバビロンとその同盟国を攻撃します。(ダニエル11:40,42。啓示11:8;16:19;17:16)
 

 これらの騎兵隊の多くは、聖書に基づいていないキリスト教の教えを受け入れていると考えられます。(ダニエル11:30,32)ですから、おそらく、彼らは魂は不滅で、死後もそのまま天国に行ける希望があると信じているでしょう。
 

 これらの騎兵隊が受け入れている教えは、まったく聖書に基づいていません。聖書は、魂は死ぬと教えています。今回は、そのことを説明したいと思います。

 

(1)聖書は魂は死ぬと教えている【新共同訳・口語訳】

 

 確かに、一部の人々は復活して天に行くことを聖書は述べています。(コリント第一15:50-53)一部のクリスチャンは、死の眠りのうちに待つ必要がないでしょう。彼らは、時期によっては即座に霊者としての体を与えられ死後すぐに天に復活するでしょう。(コリント第一15:38,51,52)
 

 しかし、彼らにしても、もともと不滅の魂を持っているわけではありません。彼らは死後に不滅の体を与えられます。彼らは、無から再創造されるのです。でも、彼らは、同じ人格と経験と見識を持って霊者として復活させられます。(コリント第一15:38)

 

 いずれにしても、聖書は魂は死ぬものであると教えています。また、聖書は、死ぬクリスチャンが皆天国に行くとは教えていません。

 

 例えば、エゼキエル書184(口語訳)には「罪を犯した魂は必ず死ぬ。」と書いてありますまた、1820(口語訳)でも「罪を犯す魂は死ぬ。」と書いてあります わたしたちアダムの子孫はみな罪を犯す罪びとですから、最後には必ず死ななければなりません。(列王記上08:46 ローマ5:12)基本的に魂は死ぬのですから、魂は不滅ではありません


 

0human skelton
罪を犯した魂は死にます



 

 NASBはエゼキエル184節が”The soul who sins will die “となっています。そこの部分は、原語と英語訳などを複数行で並行表示するオンライン聖書 インターライナーバイブルで確認すると、確かにヘブライ語で soul הַנְּפָשׁוֹת֙ となっています。ですから、ヘブライ語の原語では、魂という語が含まれています。そして、NASBと日本語の口語訳では、soulという語を訳出しています。

 


 

 ところが、エゼキエル書184節を新共同訳は、「罪を犯した者、その人が死ぬ」と訳しています。ですから、口語訳では、魂という語を訳出していますが、新共同訳では、魂という語を単に「者」、としています。すなわち、生きている者という意味の語に訳出しています。




 

0the death in a coffin

魂が死ぬとは言い換えれば人が死ぬことを意味します

 


 

(2)魂という語はストロングのヘブライ語の辞書では生きている人という意味

 

  ネットのインターライナーバイブルで、エゼキエル184節の魂という語のところで、Strong's Hebrew 5315は、”A soul, living being, life, self, person, desire, passion, appetite, emotion”となっています。ですから、魂には、生きている存在、また人、者という意味があります。ですから、魂という語を単に「者」と訳出した新共同訳もあながち間違ってはいません。しかし、魂という語そのものに、人間の体とは別に存在する霊的な部分という意味はありません。


 

0living man

 

Agoodman391 
生きている魂とは生きている人そのものを意味します

 



 

(3)ストロングの聖書用語索引を用いて聖書の原語の語句の基本的な意味が分かる

 

 ちなみに、このStrong's Hebrewとは、Strong's Concordance、すなわちストロングの聖書の用語索引を意味しています。



 

0Strongs_Concordances
Pete unseth
Editions and reprints of Strong's Concordance, now in public domain

Strong's Concordanceすなわちストロングによる聖書の用語索引
 



 

 ストロングとは、アメリカのドルー神学校(Drew Theological Seminary)の神学者Dr. James Strong (1822–1894)です。彼は約100名前後の同僚の協力を得て、1890年にコンコルダンス(Strong's Exhaustive Concordance of the Bible)出版しました。それは、ストロング率いるグループによる聖書の徹底的包括的な用語索引です。

 

0james strong
Mathew Brady

 

James Strong (1822–1894)



 

 ストロングはキングジェームズ欽定訳聖書を用いましたが、ストロングナンバー(Strong Numbers)という原語の膨大な数に上る対照番号をつけました。もともとは、ヘブル語基本語⦅root words⦆が8674、ギリシャ語基本語⦅root words5674)含まれていました。


 

  ストロングは、ある聖書の原語が、ギリシャ語やヘブル語の辞書の中で、どのような意味を持っているかを英語で示しています。彼はGesenius, Furst, Liddell & ScottThayer, and Brown, Driver, and Briggs, Hebrew and Chaldee DictionaryGreek Dictionary of the New Testament" などの多くのヘブライ語とギリシャ語の辞書を用いたとされています。
 

https://en.wikipedia.org/wiki/Strong%27s_Concordance



 ストロングによる、辞書の参照によって、私たちがヘブライ語やギリシャ語を知らなくても、目的とする原語の意味を知ることができます。さらに同じ言葉が聖書の異なる箇所でどのように使用されているかを知ることができます。欧米では広く利用されています。

 

(4)死ぬと天国に行くのではなく存在しなくなるので命を捨てるべきでない


 ですから、戦って死ぬと天国に行くというのは、まったく聖書に基づいていない偽りです。私たちは戦って死んで貴重な命を投げ捨てて存在がなくなるのを避ける必要があります。