北朝鮮は米国と戦争をして勝利しますか | ヨハネのブログ

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米軍駆逐艦から発射されたトマホーク


 

 

 北朝鮮と米国の間で軍事的な緊張が高まっています。北朝鮮が長距離ミサイルの発射により、米国を挑発するからです。このまま事態が進展するのをほっておくなら、米国と北朝鮮の間で戦争が起きる可能性があります。


 しかし、北朝鮮がミサイルの発射で挑発を続けて、米国と開戦するのは賢明なことでしょうか。


(1)聖書は敗北する可能性があるなら和平を講じるように勧めている


 聖書は、より多くの数の軍勢で別の国家が攻めてくる前に、その戦争は勝てる見込みがあるかどうかを検討して、それができないなら、大使を遣わして、その国家と和平を講ずるように勧めています。これは、イエス・キリストの言葉です。


 

 
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At sea with USS Harry S. Truman (CVN 75) Jan. 17, 2003 -- The Military Sealift Command ship USNS Spica (T-AFS 9) steams alongside USS Harry S. Truman
聖書は戦争が始まる前に軍事力を考量して敗北しそうなら和平を求めるよう勧めている



 


 イエスは、「どんな王が,別の王と戦いを交えようとして行進するにあたり,まず座って,二万の軍勢で攻めて来る者に,一万の軍勢で相対することができるかどうかを諮らないでしょうか。事実,それができないなら,その者がまだ遠く離れた所にいる間に,一団の大使を遣わして和平を求めるのです。」と言われました。(ルカ14:31,32)

 





 戦争をして敗北することが  明白であるならば、戦争を始めるのは愚かなことです。


 
 もし、戦争に敗北するならば、自国の土地と国民の命に壊滅的なダメージを被ることになります。すると、それまでに成し遂げた経済的な発展も水の泡になります。経済的に一から出直しということになります。


 つまり、ビルや家屋や会社や工場は破壊されるので、国民の平安な生活はだいなしになります。空爆を受けるならば、多くの死者が生じ、優秀な人材は失われます。国民の多くが住む場所と食糧を失い、多くのホームレスが生じます。国民の人口が少なくなると経済的な規模はそれだけ縮小することになります。

 

 ですから、そのような事態が生じることを避けるために、敗北が想定されるならば、大使を遣わして和睦するのが賢明です。そのようにするならば、継続して経済的な発展を遂げていくことができます。


(2)米国と北朝鮮の軍事費には膨大な差がある


 今回米国と北朝鮮の軍事力を比較してみましょう。アメリカの軍事力評価機関、グローバル・ファイヤーパワーの「軍事力ランキング」2017があります。このランキングは世界106ヶ国を対象に、軍事費、人員、装備など50種以上のファクターに基づき作成されています。


 それによると、アメリカは今もなお世界最強の軍隊を誇っています。その軍事力のデータによると、北朝鮮は世界の23位です。


 アメリカの軍事費は、58兆7800億円です。ロシアの軍事費が4兆4600億円になっています。北朝鮮の軍事費が7500億円になっています。北朝鮮の軍事費は、米国の軍事費の約1.3%です。それで、軍事費で米軍は北朝鮮を圧倒しています。当然、北朝鮮も核開発に推進していると思いますが、米軍は、その巨大な予算で、兵器を最新のものとするようにしていることが考えられます。



 その軍事費はすでにロシアと中国を合わせたものの3倍に達するということです。米軍兵士の数はおよそ140万人です。


 

 
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米国の軍事費はおよそ59兆円で北朝鮮の約784倍の規模
米軍は軍事力で北朝鮮を圧倒している





 米軍の空母の数は19隻ですが、北朝鮮には空母は一隻もないようです。

 

 

  米国の軍事力のデータだと信頼できないと考えられるかもしれませんが、世界の諸国家の軍事力に関する別のデータがあります。ストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute、SIPRI)が2017年、2016年における世界の軍事費動向をまとめたレポート「Trends in World military expenditure 2016」を発表しました。

 


 以下は、 「Trends in World military expenditure 2016」で公開されている、主要国の軍事支出の上位の諸国家のグラフです。米ドル換算で統一しています。「*」がついているのはSIPRIによる推定値。
 

↑ 主要国軍事費(2016年)(上位15位、米ドル換算、億ドル、*は推定値、SIPRI発表値)
↑ 主要国軍事費(2016年)(上位15位、米ドル換算、億ドル、*は推定値、SIPRI発表値)

 

 

 このデータによると、北朝鮮より軍事費の多い諸国家は数多くあるようです。軍事費は、その国の経済力や人口に比例することが多いので、北朝鮮が軍事に力を入れても、もし、経済力や人口の点で北朝鮮が力が弱いならば、やはり、米国及び他の諸国家に及びません。

 

 

 なぜなら、北朝鮮は人口もおよそ2500万人で、米国の人口はおよそ3億 2300万人あまりです。 (2016年)ですから、米国の人口は北朝鮮の人口の軽く10倍以上あります。国力や軍事力は国家の人口に比例する傾向があるというのが実情です。


 また、米国のGDPは、18兆5700億米ドルです。 韓国銀行や国連などによる北朝鮮のGDPの推計によると、北朝鮮は約400億米ドル(約3兆9000億円)です。これによると、北朝鮮のGDPは、米国のGDPのおよそ0.2%あまりということになります。


 別のネットのデータによると、北朝鮮の名目GDPは、2015年の国連統計で、16,119百万US$でこれは世界の213カ国中、116位です。北朝鮮はGDPを公表していないので、これは推計であり、少し不正確かもしれません。しかし、現時点で北朝鮮は、GDPは世界の上位にないでしょう。
https://www.globalnote.jp/post-2591.html?cat_no=101

 

     



(3)米軍機の数は1万機以上で北朝鮮の14倍以上あり北朝鮮は空爆で甚大なダメージをこうむる可能性


  米軍の航空機の数が1万3762機です。北朝鮮の航空機は、数は多いと思いますが、それでも、944機です。北朝鮮の航空機の数は、米軍の約6.8%です。ですから、戦闘機の空中戦になった場合、米軍の方が量的に圧倒しており、米国空軍は北朝鮮の空軍を壊滅させる可能性が高いです。そのため、北朝鮮の諸都市の多くが空爆を受けて焼け野原になることは容易に想像できます。


  Wiki日本語版アメリカ合衆国の大量破壊兵器によると、アメリカ空軍は小型の戦術核を巡航ミサイルや伝統的な戦闘爆撃機からの投下用の爆弾として運用しているということです。F-15F-16F-35からの自由落下爆弾として、400発の核兵器を維持していると述べられています。




 

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アリゾナ州・ツーソンのデビスモンサン空軍基地 (2004年2月4日)


米軍の戦闘機の数は13000機以上で北朝鮮の14倍以上ありその数は北朝鮮を圧倒している


 
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Taikoo dockyard under US air raid

米軍による空爆を避けるようにお勧めします



(4)北朝鮮はただ単に人海戦術で勝利を得られないと考えられる


 2017年版の『ミリタリー・バランス』を読むと、北朝鮮の総人口はおよそ約2500万人で、現役と予備役の兵士を合計した数はおよそ約180万人です。総人口に占める比率を見ると7.12%になります。

 しかし、準軍隊の動員可能総数は、単純計算で約768万人という数になり、総人口に占める比率はおよそ30%です。この数は確かに多いです。しかし、これはおそらく女性の兵士も含めた数だと思います。おそらく、北朝鮮の準軍隊の多くは決して熟練した兵士ではないでしょう。普通人であれば効果的に戦うことのできない一般人なのではないかと思います。


 北朝鮮は、総力戦で米国と戦争をすることを考えているように見えます。しかし、日本も太平洋戦争中は、日本の内外で約700万人いたのです。この数値は、男性兵士の数です。しかし、日本は国民総動員、一億総玉砕という意気込みで戦争に臨みましたが、日本全国のおよそ200の都市に空爆を受けて全国が焼け野原になり敗戦になるという結果になったのです。


 それで、日本は経済的に一から出直しということになりました。


 それで、単に人海戦術や精神主義では、戦争に勝利を得られないでしょう。敗北することが予想される戦争を始めるのは賢明ではありません。国民の命を大切に考えるべきではないでしょうか。



(5)核兵器や電子機の数で米軍と北朝鮮は今でも圧倒的な差がある




 Status of World Nuclear Forces" Federation of American Scientists, March. 2016や "Nuclear Weapons: Who Has What at a Glance" Arms Control Association, Oct. 2015の資料によると、核兵器の保有数は、ロシアが世界一で、約7,300発、アメリカが二位で、約6,970発、北朝鮮は第九位で、約8発です。



 Wiki日本語版アメリカ合衆国の大量破壊兵器によると、アメリカ空軍は現在450から500基の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を15程度の複合ミサイル基地で運用しています。 ICBMとは、5,500km以上の飛行距離を持つ弾道ミサイルです。


 そしてそのほとんどは、ロッキー山脈の以北の州とノースダコタ州およびサウスダコタ州に位置しているとのことです。それで、北朝鮮のICBMがたとえ、アラスカに届いたとしても、米国のミサイル基地からICBMが飛来してくるでしょう。


 自国の核兵器保有の数に関しては、北朝鮮自身が一番、正確な数字を知っているはずです。米国はロシアの数には及びませんが、北朝鮮の、870倍以上の核兵器を保有しています。

 

 

 北朝鮮は、核兵器ミサイルで、電磁パルス攻撃をすることができると言っています。しかし、その点では、米国の方がそうしようと思えば、もっと大規模に広範囲に電磁パルス攻撃をすることができるでしょう。

 

 

なぜなら、今からすでにおよそ55年前1962年に米国は北太平洋上空で高高度核実験「スターフィッシュ・プライム」を行いました。高度400キロの宇宙空間で核爆発が行われ、電磁パルスが発生し、爆心から1400キロも離れた米ハワイ・ホノルルなどで停電が引き起こされ、その威力が実証されたということです。


 ですから、すでに、55年前から、電磁パルス攻撃の開発が行われているわけですから、北朝鮮が今から開発しても、その武器のレベルが米国に追い付くにはまだ非常に時間がかかるでしょう。そういう開発を北朝鮮が行っている途上で、米国から攻撃を受け致命的なダメージを受ける可能性が高いです。


 さらにも米国は電子機を所有しています。電子機とは、電磁波武器を装備した飛行機ですが、その数は、米国が圧倒的であるということです。もちろん、他のイギリス、フランス、ロシア、中国、イスラエル、台湾、日本、イタリアなども所有しています。なぜなら、電子機器を発明したのは米国であり、一番米国がその点で進んでいるからです。また、戦闘機の数が他国を圧倒しているのですから、電磁波を照射できる機能を備えた飛行機の数も非常に多いでしょう。


 電子機は、人々の意志や感情に影響を与えます。また、電子機器にも影響を与えるでしょう。ですから、北朝鮮が米国を軍事的に圧倒するのは、理性的に考えて不可能です。

 

 

 



(6)シリア空軍基地へのミサイル攻撃は限定的だったが米国の軍事力の一端を示した


 シリアに対して米国のミサイルが非常に大きなダメージを与えたことが知られています。東地中海にいる米国の海軍駆逐艦二隻から、トマホーク巡航ミサイル59発をシリアのシャイラート飛行場へ発射しました。




 

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  このことは、米軍の軍艦が北朝鮮の近海に行った時に、非常に数多くのミサイル攻撃をして北朝鮮に大きなダメージを与えることが可能であったことを示しています。




  米国が本気で北朝鮮と戦争をするなら、その核兵器で、北朝鮮全土に核兵器を落として荒廃させることは可能でしょう。



(7)ロシアも中国も北朝鮮の核兵器ミサイルによる挑発行動に同意をしてはいない



 もちろん、米国は、ロシアや中国の意向も考慮すると考えられますし、ロシアや中国をまきこんで戦争をすることを望んではいないと考えられます。しかし、また、最近はロシアや中国は米国と平和的な関係を築くよう努力をしていますから、北朝鮮が米国に対して挑戦的な態度をとることを快く思っていない傾向があります。


 ですから、米国にしても、ロシアや中国にしても、戦争を始めることを基本的に望んではいないようにみえます。ですから、北朝鮮が米国と開戦しても、必ずしも、ロシアや中国は北朝鮮の味方をしないでしょう。ロシアにしても、中国にしても、平和裏に貿易をする方がメリットがあるからです。


 ですから、北朝鮮が一国で米国と戦争をしなければならない可能性も出てきます。そのため、北朝鮮一国が荒廃する可能性もあります。


 核兵器による攻撃や電磁パルス攻撃などを行うならば、確かに大勢の人々の命を奪ったり、他の先進国の文明的な機能をマヒさせることもできるかもしれません。しかし、今、諸国家は地球全体を荒廃させるリスクを犯してまで、米国を軍事攻撃して、米国を消滅させようとは決して考えていないと思います。


 北朝鮮がそのようなリスクを犯して、米国と他の米国の同盟国に軍事攻撃をすることに他の諸国家は同意していないので、北朝鮮が目的とすることを成し遂げることはできないでしょう。



 


(8)北朝鮮がグアムやアラスカを直撃するとどうなると考えられるか


 北朝鮮全土を核兵器で荒廃させることは考えにくいとはいえ、もし、北朝鮮が米国のグアムやアラスカを核兵器で攻撃し、米国を破壊し、米国人を殺すことになれば、米国の人々も米軍が核兵器を用いることを許容する世論となるかもしれません。すると、北朝鮮がICBMを開発して、米国本土への攻撃に成功するなら、米軍が核兵器を使う口実を与えることになります。


 米軍は、ICBMを用いることもできれば、軍艦から戦闘機を飛ばして、核爆弾を投下することもできます。また、軍艦からミサイルを発射することも可能です。


 通常、軍事国家は武器を保有していると、その武器の効果を試してみたくなると考えられます。それで、米軍にその所有する核兵器の効果を試してみようという気持ちを起こさないようにするのが賢明だと思います。もし、米軍がその核兵器を使うならば日本の広島や長崎に起きたことが北朝鮮に起きる可能性があります。






 
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  • Nagasakibomb.jpg: The picture was taken by Charles Levy from one of the B-29 Superfortresses used in the attack.
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 Hiroshima Aftermath, cropped version with writing of Paul Tibbets
上のようなことが北朝鮮に起きないよう賢明に行動されるようお勧め致します




 簡単に考慮してみましたが、もし、北朝鮮と米軍が戦争を始めるならば、米軍の圧倒的な勝利になるのは目に見えていると思います。


(9)水爆爆弾を開発するとどうなりますか


 水爆実験は、すでに米軍の方が進んでいます。広島、長崎への原爆投下の翌1946年、米国はマーシャル諸島から、住民を強制移住させた上で原水爆実験を開始しました。ソ連との核開発競争の中で58年まで計23回実施したということです。その回数はその何倍もであるというデータもあります。中でも54年3月1日の水爆実験は最大規模とされます。そこは、今でも、海底にクレーターが残っており、その付近の住民は、元もと住んでいた島に70年以上経った今も帰ることができません。



 
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International Campaign to Abolish Nuclear Weapons By: International Campaign to Abolish Nuclear Weapons  

US nuclear weapons test at Bikini in 1954The Bravo shot, a 15-megaton thermonuclear explosion at Bikini Atoll in the Marshall Islands in 1954.
Credit: US Government




 住民は、癌、白血病、流産、奇形児、肝炎などさまざまな放射性障害に苦しんでいるとのことです。それで、北朝鮮が水爆実験を続けるならば、北朝鮮の国民はさまざまな放射線障害で、病気になります。すると、北朝鮮の兵士は弱くなり、人々は効果的に経済活動に携わることもできなくなります。


 もちろん、米軍の方がもっと、効果的な水爆や原爆をすでに開発しているでしょう。ですから、北朝鮮が今から水素爆弾を開発して、自国民の強さを弱めるのは決して賢明なことではありません。

 
(10)聖書の神の約束である復活を考慮されるようお勧めします


 もちろん、北朝鮮が朝鮮戦争により、大きな人命の損失を経験し、米国に対して復讐をしたいと考える気持ちは理解できます。朝鮮戦争では、約500万人の人々の命が失われたといわれています。ですから、朝鮮戦争中の米軍の残酷な行動により、米国に対して恨みを持つことも理解できます。

 しかし、基本的に聖書の神は流血や殺人を認めていません。また、聖書の神は、義者も不義者も復活させることを約束しています。(使徒24:15)それで、朝鮮戦争でなくなった北朝鮮の人々は将来地上に復活してきます。信じられないかもしれませんが、聖書はそのような約束をしています。信じられないならば、聖書の信頼性をお調べになるようにお勧めします。



(11)北朝鮮が米国に対する挑発をやめた場合に考えられる良い結果


 しかし、聖書の勧めは、敗北することが分かっている戦争は始めないようにすることです。そして、軍事力で劣った国家の方が、身を低くして、軍事力で勝った国家に対して和平を講じるように勧めています。そして、北朝鮮は、米国に復讐することを放棄して、米国に対する挑発行為をやめるならば、米国と共に貿易をして経済的な成長を引き続き享受できます。


 最近の報道では、米国は、現在の北朝鮮の政権が存続することを認めると言っているようです。そして、通常、戦争を始めると、米国にとっても経済的な不況を招くことになりますし、流血を避けるためにも、米国政府も可能であるなら、戦争を避けたいという意向を持っているように見えます。米国がそのような平和的な意向を持っているうちに、北朝鮮としては、米国と和睦を講じるようお勧め致します。