Kちゃんのママから、S君が夏休みに持って帰った笛をうっかり捨ててしまったという話を聞いた。
Kちゃんが、弟のために人肌脱ごうとしたけれど、全然鳴るような笛ができないとのこと。
これを作るのはちょっと幼稚園児には難しい。
小さい子ども達にもならせる笛をという企画。
穴の開け方、ストローの角度と位置。
ここのところがかなり難しい。
昔フルートをやっていてよかったなんて思いながら、タンギングをしながら一番鳴る位置を探す。
そこから、穴の形状、角度、位置などを微調整。
笛を見ているだけでは、難しいということはわからないものだ。
Kちゃんのように作ろうと思ったときに壁にぶつかる。
息を吐くということがどんなことであるのか、ちょうど良い量だけ吐くにはどうすればよいか、その練習に2歳~3歳の子どもたちにだけサマースクールで渡した。
なかなか作れないということでストローだけ何回も交換できるようになっています。
ストローを交換しながら何度も何度も作り直し、良い音の出る空気の量を子ども達がわかるまで吹き続ける。
そんな風に使ってもらえればと1年に1回だけ企画しています。
2歳前後でも吹ける笛ってなかなか難しい。
でもこれならちゃんと鳴ります。