着物の着方 | 子どもスタジオLittleStarsのブログ

魔法使いと黒猫のウィズの宣伝がTVで流れていた。

『着物はどちらを前にして着ますか?』

左、右のどちらかをクリックするというものだ。


黒猫のウィズでこの問題???と思ったものの、そういえば最近右前に浴衣を着ている人を良く見かける。

花火大会のときなどは、電車の同じ車両に右前にした高校生らしき女の子が複数いる。

お母さんに確認してもらえばよかったのにと思うものの、今から直せるものでもないので、そのままなにも言わないでいる。

A先生にいたっては、最近はレースをつけた浴衣もあるくらいだから、右前も流行なのかなと思っていたらしい。常識は少しずつ変わるものだから、なんでも良いと言えば良いのだけれど、死者を送るとき、死者の合わせだけは右前にするということになっているので、なにも言わなくて本当に良いのかちょっと気になる。


何故左前が正しいのかといえば、それは日本が右利きを標準とする国だからだ、襟元にはさんでいるものを右手で取ろうと思えば左前でないと取りずらい。

同じ理由で、男女が並ぶときは、右に男(雛人形を見てね)と決まっている。

左利きの人間は昔も今と同じ位(8%~10%)いたのだろうが、矯正されることが多かったのだろう。


そんな風にいろいろ考えていると、またH先生に夢見がちなどと言われそうだが、いろいろな風習には合理的か否かに関わらずなにかしらの理由があるのだということは覚えておきたい。

それは、ときには私達を救ってくれるときもあるのだと思う。


(どうも、中に出てくるクイズらしい。)