両親の勧めで始めた書道の世界、
書くことの楽しさを覚え始めた私。
「オモチャ」ではなく
「いい筆」を欲しがっていた
そんな子供時代でしたおねがい

書道の級があがったり
展覧会で入賞すると
祖父母や両親が喜んでくれる、

それが嬉しくて、
もっともっと喜んで欲しくて

そして

何の取り柄もなかった自分が
書道の世界で認めてもらえる、
その事もまた、もっと頑張ろうと思える
原動力になっていました



筆が上達してくると
書く事全てにこだわりが出てきます。

学校の授業のノートは
「綺麗に書くこと」
「バランスよく書くこと」
そんな習慣が身につくようになったのも
この頃からでした


ある日のこと、
国語のノートを覗き込んだ父が
つぶやきます。

「全然キレイに書けてないな。」
「これでキレイに書けてると思ってるのか。」

この頃、すでに周囲からも
字を褒められるようになっていた私は、
子供心に自分の字が上手いと
完全に思い込んでいたんですね


「なんでよー、どこが汚いのっ!」

ムキになって言い返した私に
父の口から出た言葉


それは、何十年たった今も尚、
文字を書く時の
私の教科書になっています


「お前のノートは、全体的に見たら
    確かに上手いように見える。
    でも、 1つ1つの文字がいい加減だ。」
  
上下の文字を隠して 一文字だけを見てみろ。
    一文字だけを見た時にキレイに見えて
    初めて本当に上手な文字っていうんだ」

…確かにそうでした
ショボーン

全体的には
キレイ「っぽく」見える
私のノート、
一文字ずつ見ていくと、
かなり粗さが目立ちます

悔しいけど父の言う通り。

そして
この頃から、ノートの書き方、
見た目の美しさへのこだわりが
大きくなってきます


続きはまた😊✨