以前の私は、いつも“やらなきゃいけないこと”に
追われていました。
家のこと。
仕事のこと。
母としての役割。
大人としての責任。
気づけば毎日、
目の前のタスクをこなすだけで終わっていく。


その頃、
よく頭の中に流れていた曲があります。
わたしが中学生の頃の曲なのですが
大黒摩季さんの『あぁ』という曲。


「やらなきゃいけないことだらけ、
やりたいことつのるだけ。」

このフレーズ。

聴いていた当時は全く意味がわからなかったけど
結婚して、子育てし始めてから
本当に、その通りだなと思っていました。


やりたいことはある。
本当は、もっとこんな人生を生きたい。

でも、
“今はそんな場合じゃない”
“落ち着いたら”
“子どもが大きくなったら”
“もう少し余裕ができたら”
そんなふうに、
自分の「やりたい」を、
ずっと後回しにしていました。
そして、
それが“大人になること”なんだと思っていたんです。
子供を育てていくって、
こんな感じなんだよね。とか。



でも、
両親の病気や看取りを経験して、
私は何度も思いました。


人生って、
本当にいつ終わるかわからない。

「いつか」は、
当たり前に来るわけじゃない。

やりたいと思った時が、
きっと人生のタイミングなんだと思います。

そして、
その“やりたい”を叶えさせてあげられるのは、
結局、自分しかいない。


だから私は、
欲張り美学をやろうと思いました。

結婚したから。
お母さんになったから。
仕事があるから。

言い訳を探そうと思えば、
いくらでも見つかります。


でも、
本当はずっと不思議だったんです。
どうして私たちは、
「叶えたい」より先に、
「諦めよう」が来るんだろうって。


でも最近、
その理由がわかりました。


諦める方が、楽だから。
挑戦しなくて済むし、
失敗もしなくて済む。
「仕方ないよね」って言えば、
その場では傷つかなくて済む。
でも、
時間が過ぎたあとに、
やっぱり思うんです。
「あの時、やっておけばよかったな」って。
私は、
このループを終わらせたかった。


自分自身が、
もう“自分を後回しにする人生”を終わりにしたかった。
だから、
欲張り美学では、
まず「88日」という期間を決めました。
一生じゃなくていい。
でも、
この88日だけは、
自分に許可を出してみる。
やりたいことを、
後回しにしない練習をする。
家事も。
仕事も。
育児も。
やらなきゃいけないこともある。
でも、
“やりたいことも、ちゃんとやる”。


その感覚を、
自分の中に育てていく88日です。
そして不思議なことに、
一度“許可できた自分”は、
88日が終わった後も、
また次の未来で自分の背中を押してくれるようになります。
「私、やれたじゃん」って。
その積み重ねが、
人生を少しずつ変えていく。
欲張り美学は、
ただ頑張る企画ではありません。
自分の中にある
「こう生きたい」を、
ちゃんと生きてあげる時間。
その中で、
自分なりの“美学”を見つけていく時間です。
2026年後半。
きっと、
この88日を過ごした人は、
今までとは違う景色を見ていると思います。
だからもし今、
「このままで終わりたくない」
「本当は、もっと人生を楽しみたい」
そんな気持ちがあるなら。
その気持ち、
なかったことにしないであげてください。
欲張りなのは、悪いことじゃない。
人生を諦めたくない、
ということだから。





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