一般的に、この写真の菓子のことを「どら焼き」と呼ぶと思うのですが、

これって、ちょっと関西の人にとっては、トリッキーな質問でもあります。

 

 

私自身、ずっと「みかさ」と認識していました。

「どら焼き」というのは、ドラえもんが食べているもので、手づかみでがっつり食べるものかと思っていました。

(アニメの中では、包装なしで売っているようなのでパンに近い印象でした)

 

 

地域の壁を一方的にスルーして、

中央からどんどん全国共通の情報がはいっていくる今の時代、

地域独自の伝統は、「全国スタンダード」にまどわされてがちになることも。

 

 

「みかさ」はいつのまにか、「どら焼き」として私の周りでも認識されるようになり、

気づけば私自身も「どら焼き」と言うようになっていました。

 

 

子どもたちの間でも、このお菓子は「どら焼き」でしかありません。

でも、みかさと言ってもちゃんと通じます。

地元と中央、両方の文化を知る令和の子どもたちのダブルスタンダードがここにあります。

 

 

 

京阿月は1840年創業の和菓子屋さん。

幕末に小豆を扱う雑穀商から始めて、そのうちよい小豆を見極めてみかさを焼いて売るようになったのが、京阿月の始まり。

屋号の阿月は、小豆からきているそうです。

 

 

そんな雑穀商から始まったこのお店で、今、小豆のかわりにチーズをはさんだ「みかさ」が人気だとか。

 

クリームやフルーツをはさんだどら焼きなんて、今ではまったく珍しくもないのですが、

全部が美味しいってわけではありません。

 

これは、さすがに200年近くお菓子を作り続けている京阿月だけあって、生地もクリームも美味しかったです。

たまには、こんなのもいいかな。