手を尽くしても回復の見込みが無い時期のこと。
医者が言うんだもんな・・・
寿命、ということで。
しかし、こんな大変な時期だというのに
どうして医者の話ってこんなにねむいの
かーちゃん、勉強嫌いな娘でごめんな
というわけで。
なんかよーわからん説明を受け、とりあえず理解したふりして
同意書にチェックとサイン。
だってさ。
CTの画像に素人が見てもはっきりわかるほどでかい腫瘍映ってんだもん。
こんなもん、切ったところでどないもしょーがあるめえ。
しんどいのが続くだけだわ。
てなわけで、居室の方へ。
ちょうど風呂上がりだったらしく
足のマッサージしてもらってるの。
「靴下まで履かせてもらってんの、いいなあ」
と言ったら
「うるさいこと言うとらんと、あんた今日の勉強は済んだのか
また寝てたんとちゃうやろな」
と返ってくる。
くそばああ、口は達者でやんの
今医者の前で半分寝てましたよ、高校の授業と同じですよ
ええどうせ英語の授業で爆睡してるの見つかって朗読を当てられ
隣の席の悪友に渡された「古典」の教科書ねぼけて読んで
職員室に呼び出された過去がありますよ。
それはそれでいいとして
持って行ったグレープフルーツのゼリー
一個ずつ食べながら、
最近のちびはるとでかはるの写真を見せる。
このブログを始めたとき、ちびはるはまだ立つこともできないあかんぼ。
でかはるは小学校高学年だった。
それが、ちびはるはもう小学4年生。
でかはるは高校を卒業して現在浪人＆バイト三昧。
来年、東京の学校へ進学することが決まってる。
時の経つのは早い。
私ももう30歳になるしなあ・・・
どこかから突っ込まれるのは予想の範疇です。
嬉しそうに写真を見てるのかーちゃんが
一枚の写真で手を止めた。
「これ、あんたやな」
そこに映ってるのはひとりおばちゃんの写真……
かーちゃん、それ、わしより10歳上の従姉妹だ。
なんぼなんでも、そこまで老けてない・・・・
・・・・・・と思うが。
気になったので現在くまもんパックなう。