映画「サウルの息子」
まもなく上映終了となる
‥‥間に合った
1944年、アウシュヴイッツ強制収容所
同胞のユダヤ人をガス室に送り込む任務に就くサウルが
ガス室に送られながら 存命したことから、その身体が解剖されることになる少年が 自分の息子であることに気づく
人間の尊厳をかけて、息子の遺体を正しく埋葬したい
サウルが力を振り絞る
‥‥という内容
観る前から 観ていられないとは
想っていた
それでも 目をそらさずに観た
あらすじを知っていたのに
知らずにいた
サウルの息子が、うちの息子くんと 同じくらいの年ごろだった
少年のうでが
少年の肩が
少年の背中が
泣いてどうにかなるものなら
ただ泣くけれど
どうにもならない
気が狂ってしまいたい
気が狂うこともできない
春休みの課題も終わらないで
遊び呆けていても
サッカーがしたいと言いながら
練習が本気かどうか さっぱりでも
うちの手伝いも
やってるふりでも
ゲームばっかりしてても
テレビばっかり見てても
そこにいてくれる
大事にしよう
そして
自分と違うものを 排除するのは
やっぱり 違うと
難しいことかもしれないけれど
やってみるんだ