「かあさんね、聴きたい曲があるんよ
タイトルが わからんのんよね‥‥」
「何? 歌詞の一部でもわかったら、探せるよ?」
「ふふふふー‥‥‥ゆー れーずー みー あー‥‥
しか わからん
山を登って どーたら、こーたら(笑)」
笑いながら 娘ちゃんに話したが
この曲は
「叶わないから」と あきらめたいつらさ、さびしさを 感じながら
一方で
「それでも もしかしたら‥‥」と 切り離したくないという、
私の中にあるものの象徴だと感じる曲
昨年末のクリスマスコンサート
で 聴いたときには
このカードを 想い出した
「あったよ」
娘ちゃんが リンクをはって、私のスマホにおくってくれた
「『ゆー れーずー みー あー』 で 出てきた(笑)
他の誰かも 『ゆー れーずー みー あー』 で 検索しとったよ(笑)」
さっそく、聴いてみる
込み上げてくるものが復活しそうな、そのとき
そばにいた息子くんが 情感たっぷりに、口パクで パフォーマンスし始めた
その様子がおかしくて、涙も吹っ飛ぶ 大笑い
娘ちゃんは 「は? うざっ!!」と 自分の手柄をかっさらって、かあさんを笑わせたことへの嫉妬からか(笑)
かなり しんらつに、息子くんをなじる
深刻に 息をつめるように
まぼろしのような、霧のかなたの絶壁の山を
越えて、超えて 登りつめた その先に
あるのか ないのか わからないようなことをしているのか・・・
だったことが
娘ちゃんと息子くんのおかげで
その辺にある、勾配なんて感じられないくらいの
穏やかなみどりの丘を
笑いながら ふざけながら
ころがるように 走っている
に 変換されたみたい♡