Second Life - My Life Log - -7ページ目

Second Lifeの株式市場

やっぱり出来るのですね。株式市場。
今回のものはもっと本格的です。

http://secondlife.reuters.com/stories/2007/01/12/hope-capital-launches-rival-to-metaverse-stock-exchange/


Hope Capital Ltd という既にSecond Life内で金融サービスを手がけている企業が
手がけるそうです。株を売り出す企業は株価の3%の手数料を支払うそうで。


現地見学行ってきました。株価ボードがリアルタイムの値動きを表示していました。

今のところ株式公開企業は上記5つのようです。

HCLとは、Hope Capital Ltdのことで、売出しが1L$だったはずなので、既に400%の株価になってます。(^▽^;)




こちらも同社の既存のサービスで外国為替です。

主要通貨を扱っているようです。


事業主のLuke Connell氏(メルボルン在住23歳)自身も、
既にSecond Life内から資金調達をされているようで。
目論見書のようなPDFまでありますね。
って、すさまじく詳細な内容になってますし、年率40%のリターン予定だそうです。
本人自身も大金を同株に投じられているようで、信用調達といったところでしょうか。

この記事で知ったのですが、Second Life内には既に銀行などもあったのですね。
市場平均で年率6.5%の利子だそうですよ。

いっそのこと、日本円からLinden $に換えちゃいましょうか?(・∀・)/




Second Life雑誌 『SLID LINER』創刊

とうとうきました。

日本語して初のSecond Life雑誌、『SLID LINER』(ソリッドライナー)が

創刊されました!


全76ページの大特集号となっています。

今のところ、Second Life内のみで読めるようになっています。



これが表紙です。

アバターが身に着けて読むのではなく、HUD(Heads-Up Display)という、

画面に張り付く感じで身に着けて読むことができます。


もちろん、床において見ることもできます。

そういうサイズになるように配慮されています。



有志の集まりと言えど、著作権がらみがあるので、

最後のページのみ掲載させて頂きます。これも宣伝のうちです。(^▽^;)


Scripterの欄に僕の名前がありますが、you Xiaoさんがスクリプト部分は全部担当されています。

相当丁寧なユーザインタフェースが実装されています。

ちゃっかり載せて頂いて、恐縮です。


おもしろい記事を執筆されたみなさま、

スクリプトを開発されたyou Xiaoさん、

そして、とりまとめをされたLINZOO Ringoさん。

大変おつかれさまでした。


思うんですけど、これってすごいことを成し遂げられてます。

スクリプト部分の作りこみもこれまでにないトップクラスですし、

今後のSecond Lifeユーザにとってのいいガイドにもなりますし、

広告ビジネスへの足がかりにもなるわけで。


今後の展開が楽しみです。




IBM始動・・・ Sears (家電デパート?)

IBMがSecond Lifeに初めて姿を現したのは、先月。
そして事例第2弾が先週始まりました。速いですね。

Searsというデパート?らしいです。
家具類を3Dで表示することで、自宅に置いたときのイメージ促進を図るというもの。
せっかくなんで、現地見学してきました。


まずは、キッチン。扉や棚のデザインを何種類か選ぶことができました。
確かに、3Dで置かれるとイメージがわきやすいです。



次に、リビングセット。こちらは4種類の小部屋が用意されていました。
ソファの大きさとか、テレビまでの距離とかよく分かります。

こんな形で、企業参入のコーディネートというのが、足がかりになるようです。




ただ、投資対効果という点でいくと、Second Life内通貨であるLinden $は、
270Linden$=1USD=120円=1.3EUR=8人民元という現状のレートでは、
アメリカ・ヨーロッパ・日本などの国ではLinden $の価値はあまり高くないです。
なので、Linden $だけで稼ごうとしたら、相当稼がないとということになります。
一方、中国などにとっては米ドルを手っ取り早く稼げる方法として
非常に価値の高い市場といえます。
なんせ、ビッグマックの価格は日本の半分なのですから。
『Big Mac index』 Economist.com

グローバリゼーションが謳われてから久しいですが、
デフォルトでグローバルなSecond Lifeは、ある国々にとっては、
まさに新大陸となりそうです。

Second Lifeの楽しさ

CNET 『自由、平等、平和--運営者が語るSecond Lifeの魅力

http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20340252,00.htm


プロモーション記事なので、良い事ずくめですが、

何点か触発されることがあったので、綴ります。


ひらめき電球「仮想世界からのフィードバック」


仮想世界の中にどっぷりとつかると、ふと現実の事象に対してフィードバックされることがあるというもの。

記事ではアバターの容姿を見て、現実の容姿にも磨きをかけたという事例。


チャットでは基本言葉足らずになります。

なので、そこからどういうニュアンスで言ったのかなどを文脈から考えます。

ほんとにじ~くり考えちゃいます。つまり、言葉に対して敏感になります。


これのフィードバック。なんで現実では無頓着なの?と。現実では文字面以外にもトーンとか、

表情とかいろいろ複雑なわけです。

この辺、ちゃんと意識しないと、無意識のうちに相手を不愉快にさせちゃうよと思った次第です。



ひらめき電球「法律=SIMのルール」


Second Lifeには基本的な利用規定こそあるものの、拘束力は弱いです。なので無法地帯となりやすい。

でもSIM(島の単位)のオーナーが厳格なルールを作れば、住人・訪問者ともに拘束されます。


良い方向で考えると、より洗練された素敵なSIMが誕生しうるということです。

アバターの身だしなみ、振る舞い、チャットの内容などなど。


そして、このようなSIMの土地代は軒並み上昇するのです。つまり現実と一緒。

良い土地は良い値段がつくということです。



ひらめき電球「ものを作るひとは1%程度に収束される」


仮想であっても、ものづくりは楽しいものです。

でも、ユーザが増えれば作るだけでなく、探索したり、遊んだり、交流したり、

学んだりする志向のユーザが増えることは自然です。

いろんな面がいろんな形でユーザに受け入れられると思います。


そうして色とりどりの世界になれば、もっと多くのユーザに受け入れられる世界になると思います。



ひらめき電球「仮想文化との交流」


現在のSecond Lifeユーザの大半はUSからと言われています。

いろんな国からのユーザが増えれば、いろんな文化圏からの仮想文化が生まれるわけです。


海外旅行に行って、カルチャーショックを受けることはよくあります。


これが手軽に体験できるようになるもの、魅力的ですよね。









ライトを作りました

Second Lifeはものづくりが楽しめます。

Second Lifeを始めて早2ヶ月。僕もようやく商品を出すことができるようになりました。


作ったのは、ライトです。このタイプは泡がポコポコポコとチューブのなかで

湧き出てくるものです。多少の事前評価は頂けているので、一応看板商品としました。


お店の名前ですが、そのまんま『LITMUS STORE』(^▽^;)

STOREってスーパーっぽくね?って突っ込まれましたが、○○SHOPっていうのが

溢れているので、あえて少数派にさせて頂きました。


ロゴも赤と青のリトマス紙のイメージ。

実はIDを決めるときに、お店のロゴにもつかえるような・・・と考えていたのでした。

ようやく日の目を見ることができます。


上はKalenのお店。いわば本店です。



ASUKA筆頭のLINZOOさんにお願いして、LINZOOさんのお店の一角にも

置かせて頂くことにしました。感謝です。

LINZOOさんは女性アバターのスキンやら着物やらアクセサリーやら、

ハイクオリティーなアイテムを次々と売り出すクリエーターです。




一角といっても、結構場所を頂いちゃってます。

ずうずうしくて、すいません。


売れる、売れないの前に、少なくともこうして自分で企画して、製作して、販売するという

活動を手軽に体験できるのは楽しいですね。

この後、売り上げを伸ばしたいとか考え始めるとシビアな仮想現実に突き当たるのでしょうが。


軽くも、真剣にも参加できるSecond Lifeは、やっぱり新しいプラットフォームだと言えますね。


雑誌のプロトタイプができてました

以前、ASUKAコミュニティで雑誌作成が進んでるのをお知らせしました。


Second Life内で日本人向けとして初の雑誌です。

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『SLID LINER』 (ソリッド・ライナー) 1月13日創刊予定

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雑誌のスクリプト部分は、you Xiaoさんがおひとりで担当されています。






プロトタイプを見せてもらいましたが、完成度高かったです。

すばらしい!!

画像を先読みしてキャッシュする部分も考慮されていて、

その配慮はすばらしいものです。

僕がなんらかのお手伝いをするなんて、

我ながらアホだなぁと思っちゃいました(TωT)


原稿のほうも、方々のみなさんが力作を投稿してあり、

すばらしいコンテンツとなっています。


ほんとに創刊が楽しみです。

Second Lifeと言えども、コラボの力は壮絶です。

コミュニティに対して責任も持つ。

こんな一面があるのもプレッシャーな反面、すごいパワーを生み出しますね。




ドールショップのお店に行きました

Second Lifeの今日は、Kalenのレストラン店長Loveさんとそのウエイトレスcomiさんとつるんで、

人型オブジェクトの名人のお店に行きました。




ドールショップ。持ち運びサイズの着せ替え人形です。

Lico Nyandaさんという方のお店・作品です。


ほんとに小さいのに、細かいところまでしっかりと作られています。

着せ替えということで、着物や洋服、コンタクトレンズ?などなど、グッズも

揃っています。




まさに匠の域ですね。



comiさん、陳列棚に乗っています。。。

買ってもらおうというのでしょうか?(^▽^;)


残念ながら、店主と会うことはできませんでしたが、

これほどの造形ができる人は、等身大サイズもいけるのでしょうね。

自分の分身をたくさん作ったら、それはそれでおもしろいことになりそうです。


Second Lifeだったら、ドッペルゲンガーもできちゃいます。

いろんな発想が発想を呼びますね。

夢のリゾート地 -*- Cocololo Island Resort -*-

ある日、大家のNekoさんからアナウンスがきて、リゾート地Cocololoの観光に

行きますよ~ということで、のこのことついていきました。

なんでも、日本人プレーヤーのRocky SassoonさんのプライベートSIMで、

Second Life内でトップクラスのリゾート地だとか。


Nekoさんの新レンタル居住地Halkaのみなさんもいらっしゃって、

みなさん、はじめましてって感じでした。


SIMの全体マップです。気になるハート型の島があります。。。


SIM全体を案内してくれる、ガイドバルーンがありました。

自動操縦で案内してくれます。

なにやら立派な建物があります。まさにリゾート。


きれいな山河もありました。



これが気になる島。



別の人と2週目です。。。


そして、気になるさきほどのハート型の島に直接いってみました。

ガイドによると『Wedding』だそうで。

って、すんごい綺麗なんです。まさに仮想世界ならではの美しさです。

それにひとつひとつのオブジェクトの使い方が斬新なんです。


リアルなテクスチャで感動させるのではなく、

仮想ならではの幻想的なイメージを、そのまま表現してあります。

テクスチャに頼らずにこんな表現ができるなんてすばらしい。




一角に、製作にかかわった方々のモニュメントがありました。

どなたもSecond Life内で有名な方々ばかりで、すごいな~の一言です。


ビジネス観点で報道されがちなSecond Lifeですが、

こういった仮想世界の美を追求するコンテンツもすばらしいものです。

だって維持費だって半端じゃないはずなんですから。。。


こういう観点のプレーヤーさんが続けてくれることはありがたいですね。



NAGAYAのお正月

遅ればせながら、みなさま、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

ようやくSecond Lifeに戻ってきました。

インできない間、みんなのブログを見てて、NAGAYAのお正月はすごいらしいとの

ことだったので、早速行ってきました。


話では巫女さんもいたそうですが、既に平日営業となってました。。。

とりあえず初詣しておきましょう。


お賽銭?入れますよ。これだけのコンテンツを無料で開放してくれている

NAGAYAのクリエーターへのせめてもの感謝です。


でも、芸者さん発見。三味線をひいてて、海外のユーザがたくさん集まってました。

英語の流暢な芸者さんでした。はぁ~すごいなぁ。


まあ、人も少ないので、NAGAYAの湯にでも行こうかと。



五重塔などの景観がすばらしいです。また~りと過ごしました。


NAGAYAはすばらしいコンテンツをほとんど無料で開放してくれています。

訪ねるたびに、ちょっとしたサプライズを与えてくれる場所です。


お正月のイベントもリアルと同じくらい期間限定なところにこだわりを感じます。

ただただ、そのセンスに感服するばかりです。


仮想といえども、ほぼリアル。

今年もSecond Lifeはいろんなことが起きそうです。楽しみですね。



Second Life はまだ伸びるか?

Second Lifeですが、いろんなメディアで大々的に取り上げられています。

日本語版サイトのオープンも年度内と言われています。

CNETは自局がSecond Life内に支局を設けてるせいか、力の入れようは半端じゃありません。

そこで、より多くの人々が認識するに至った今、Second Lifeの勢いは如何様であるか考えてみました。


以下、2本の記事は昨年2006年を総括したものです。


セカンドライフ2006年総括 セカンドライフタイムズ ※CSSが上手く読み込めないかも?

http://secondlifetimes.blog.shinobi.jp/Entry/113/


トラフィックランキングサイトのAlexaを使って、興味深い比較をしています。

比較対照は同じMMO分類に属するものにしてあります。

Second Lifeの勢いはWorld of Warcraftの牙城に迫りつつあります。


2006 in Review The Electric Sheep Compay - Out to Posture -

http://blogs.electricsheepcompany.com/giff/?p=223


注目すべきは2006年4月にリアルのビジネス誌がSecond Life内のあるユーザを表紙にした時期です。

Ansche Chung率いる中国の企業が、Second Life内の売り上げで数億円に到達したことはよく知られています。

このブログを書いているThe Electric Sheep CompayもSecond Lifeに特化している有名な米国企業です。



これまでが去年。

絶世の勢いで成長しているように感じ取れます。

そして、今年、REUTERSから冷静な分析が出ました。


Gauging the Second Life Hype Cycle REUTERS

http://secondlife.reuters.com/stories/2007/01/02/gauging-the-second-life-hype-cycle/


ハイプ曲線といいまして、あるトレンドがどういった段階にあるかということを表現しています。

IT関連では技術テーマがよくこのハイプ曲線になぞらえて整理されます。


1. “Technology Trigger”         ・・・ 黎明(れいめい)期

2. “Peak of Inflated Expectations”   ・・・ 熱狂期

3. “Trough of Disillusionment”     ・・・ 減退期

4. “Slope of Enlightenment”       ・・・ 再熱期

5. “Plateau of Productivity”       ・・・ 成熟期


Second Lifeは減退期に入ったとあります。

ひとまず過度のピークは過ぎて、じんわりと成熟の過程へ入っていく時期にきたと。

Second Lifeへの企業参入などが報じられることが日常茶飯事となってきましたが、

注目を集めるだけの一時的なブームから、仮想世界ならではの何かを模索する段階へと進みそうです。



ちなみに、先のAlexaがおもしろいので国内の mixi.jp と世界の Second Life とを比較してみました。

mixi.jp の方が勝ってます。。。(あくまでブラウザのトラフィックですが)

http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?site0=secondlife.com&site1=mixi.jp&site2=&site3=&site4=&y=t&z=3&h=400&w=700&range=3y&size=Large&url=secondlife.com


日本語版公開を目処に、日本人ユーザが増えることが予想されます。
The Electric Sheep Compayの記事にもありましたが、重要なのは参加ユーザが

本当にワールドワイドになってくることだと思います。


世界中の感性が仮想世界に流れ込めば、また新たな楽しい潮流が出てくる気がしてなりません。

これもまたSecond Lifeの醍醐味ですね。