セカンドライフセミナー in Fukuoka 行ってきました
福岡のIT系交流会、D2K(デジタル大名2000)でセカンドライフのセミナーがありました。
(株)モバイルファクトリー 代表取締役 宮嶌 裕二氏 によるSL活用ノウハウのセミナーです。
モバイルファクトリーは、日本一番乗りのBookoffをはじめ、いくつかの企業参入を支援しており、
どんな風にSLを説明するのか興味津々でございました。
会場は160人ほどの人が集まって、なかなかの盛況だったと思います。
SL渦中にいる企業だけに、参入裏話などを期待していたのですが、参加者のほとんどが「セカンドライフという
言葉を聞いたことがある」という実情を宮嶌社長が考慮されて、広く浅いお話となりました。
そのお話では、
・SLは企業向けとしては、プロモーションの場であると。個人向けとしては、クリエーターの活動の場であると。
・実際の日本人プレーヤーはごくわずかであり、マスコミ報道は過熱気味であること。
・むしろ日本では、3D仮想空間ではなく、2Dだったり、モバイルだったりする仮想空間系の方が
流行るのではないか。
・とはいえ、SLを食わず嫌いでいるのはもったいない。経験しておくべき。
というようなことでした。
正直、参入支援を事業としていながらも、冷静な意見を述べられたことは特筆に価すると思いました。
D2K主催の(株)ペンシル 覚田社長も、
「これは通過点である。今のSLが最終形とは思わない。しかし、この通過点を経験するのとしないのとでは、
次に来る仮想空間についていけるかどうかを決める」
とおっしゃってました。
SLに対する業界風潮は冷静に変わりつつあります。
海外でも、SLが注目されているのは、他よりもちょっとよくできているからだけのことともあるし、
違和感のない意見、遷移がございます。
セミナーの後は交流会。
宮嶌社長と同社大竹氏とちょっとだけお話させて頂き、「○○の参入を手がけられたのは御社ですか?」と
聞いたところ、肯定はせずとも否定もせず。
ってか、否定しないのなら御社だったんですね。って感じで。
これが聞けただけでも、今夜は収穫ありでした。
ぼやき。
「インターネットで買い物だなんて信用できない」ってとこから、「Amazon?使ってるよ。便利だよね」ってとこに
くるまで何年かかっただろうか?
「SLでリアルの買い物?なかなかいいよね。」って風潮がくるのはいつのことやら・・・。