IBM始動・・・ Sears (家電デパート?)
IBMがSecond Lifeに初めて姿を現したのは、先月。
そして事例第2弾が先週始まりました。速いですね。
Searsというデパート?らしいです。
家具類を3Dで表示することで、自宅に置いたときのイメージ促進を図るというもの。
せっかくなんで、現地見学してきました。
まずは、キッチン。扉や棚のデザインを何種類か選ぶことができました。
確かに、3Dで置かれるとイメージがわきやすいです。
次に、リビングセット。こちらは4種類の小部屋が用意されていました。
ソファの大きさとか、テレビまでの距離とかよく分かります。
こんな形で、企業参入のコーディネートというのが、足がかりになるようです。
ただ、投資対効果という点でいくと、Second Life内通貨であるLinden $は、
270Linden$=1USD=120円=1.3EUR=8人民元という現状のレートでは、
アメリカ・ヨーロッパ・日本などの国ではLinden $の価値はあまり高くないです。
なので、Linden $だけで稼ごうとしたら、相当稼がないとということになります。
一方、中国などにとっては米ドルを手っ取り早く稼げる方法として
非常に価値の高い市場といえます。
なんせ、ビッグマックの価格は日本の半分なのですから。
『Big Mac index』 Economist.com
グローバリゼーションが謳われてから久しいですが、
デフォルトでグローバルなSecond Lifeは、ある国々にとっては、
まさに新大陸となりそうです。

