友人所有の2016年製'58 Historic LPがチューニング依頼で
うちのスタジオにやって来ました。
自分の2009年製'59 Lowe Burstと同じレモンバーストなので
遠目にはそっくりに見えますが細部はけっこう違います。
まずケースがブラウンケースです。
自分のはブラックケース。
そしてノーマルモデルなので当然ピックガード付き。
自分のはファクトリー出荷時から別に添付。
手に持つと4kg弱の標準的な重量。
自分のは3.7kgのかなり軽量な個体です。
チューニングを合わせるとペグの形状が違うのに気付きます。
自分のペグは角にエッジがなくて色も透明感が少ない。
フレットもエッジが立っていてより四角形に近い。
自分のはフレットの頭がやや丸みを帯びています。
ネックのバインディングはすでにアニリンダイの赤みで染まっています。
自分のは何年経っても染色はありません。
最近のネックシェイプはスリムになってきているので
最新の'58と自分の少し前の'59で違和感をあまり感じません。
テイルピースやスタッドも良く見ると形状がシャープです。
ブリッジももしかしたら細部がリファインされているのかも。
アンプにつなぎ、音を出してみるとすごくいいです。
自分が買った当時のストック状態よりもはるかにいい音w
ピックアップがCustombuckerになりましたし
ロッドチューブの廃止やニカワ接着、ラッカーの見直しなど
細かい進化がきちんと音に表れているのだと思います。
うちのLowe Burstのサウンドを聴いてぜひ同じモディファイを!
ということで預かりましたが正直これで十分戦えます。
まあオリジナルパーツは全て綺麗に保管するので
いつでもオリジナル状態に戻せるようにして返す予定です。
その前に仕上げなければいけないギターが数本あるので
まずはそちらのフィニッシュ作業を終わらせなくては♪
