5月3日のNHKFMの放送中、大きなお祭りがあったようですね。例の、アニソン三昧です。


 ハピマテや、AIRのテーマ、アンジェラのライブなど、きな臭い要素が満載だったようで、いろいろなところで騒がれていました。それらが流されたこと自体より(文化放送なら毎週やってますからね)、それがNHKという権威ある公共放送において行われたことが重大だったのでしょう。


 自分は、一応3時くらいから聞き始めて、なんか古くさいアニメばかり流し始めたので、一度聞くのをやめて、九時くらいからまた聞いてみました。


 三時くらいには、まだまだ穏当で、いわゆるゴールデンタイムのなつかしのアニメみたいのをやってて、それが退屈で僕は聞くのをやめたわけですが、9時につけたら様変わりしていましたね。


 まず、つけた瞬間に流れてきたのが「残酷な天使のテーゼ」でした。これで少し嫌な予感がしたわけですが、その予感はある程度的中しました。


 その後のゲストに平野綾が出てきて、嘉門達夫とデーモン小暮にツンデレとクーデレを解説し始めましたからね。みなさんがおっしゃるように、間違いなく、NHKの製作側にオタク、もっと言えばVIPPERがいたといわざるを得ないでしょう。平野なんていうのは、声オタにしかわかんない声優ですからね。


 ここで、僕はだいぶ昔に、ちゆ12歳で晒された、朝日新聞のオタク記者、というのを思い出しました。

 http://tiyu.to/n0110.html#13_10_09


 要は、朝日、NHKなどといった権威の側に、こういったオタクがかなり入り込んできているな、ということを感じたわけです。つい先日も小原記者による萌えに関する解説記事を発見しました。


 こういったことは、僕は一種の番組の私物化だと思っています。私物化して面白がっている製作側の笑い顔がこちらから透けて見える気がします。僕はやはり現時点でアニメはライトな文化であり、サブカルチャーにとどまるもので、この先もそうだと考えています。したがって、決して真剣にオタク文化を紹介したいと言う、まじめで堅物なイメージは見えてきません。


 権威の内部崩壊が起こりつつあるのかもしれません。これは、ますますマスゴミを信用できないと思わせる傾向であり、実際そうなのだと思っています。