メイド死ね

 またこのごろオタ特集をする番組が増えてきたようで、みなさんいかがお過ごしでしょうか。声優とのデート企画など、面白そうなのもあったみたいですね。


 さて、このごろ気になるのは、「萌え」という言葉がむやみやたらに「アキバ系」を語る上で使われているということです。先日、ダラダラテレビをみていたら、スマップのキンスマというのと、うたばんでともに、アットホームカフェの香具師がでてきて、「アットホームで萌え萌え~」とか、まぁとろくさいことをやって、司会のスマップの中居君とかがポカーンとする、というよくあるパターンを踏襲していました。同じ局で同じカフェが似たような内容でくどくどやられていたことにまず驚きました。おそらくこの二番組は視聴者層も結構重なると思われ、二番煎じは一番やってはいけないことであるのに、それが平然と行われていたからです。


 明らかにヤラセの宣伝番組(わたしもこれに乗せられてアットホームカフェという名前を覚えてしまいました)だったので、クオリティのあがりつつある昨今のオタ特集に比べると、低クオリティだなと思うとともに、TBSはだめという印象を持ちました。


 まぁそれは今回一番いいたいことではなくて、萌えということばの乱用について思うところがあるのです。こういった番組では皆さんもご存知のように、メイドがでてきてそれにサクラであろうと思われるオタが、萌え~とかいうのが一種のテンプレートになっているような気がします。そして、呆けた顔をして、「萌え~」というイメージがアキバ系として一般的に植えつけられているようであります。それは流行語にもなったことから裏付けられているような気がします。


 そこで、もう一度改めてオタの皆さんに問いたいのですが、萌えという言葉はこんなに軽いものだったのでしょうか?軽いというか、私の印象では、ほんの2,3年前には口に出すことすらはばかられる、内なる思いとしてあったのではないでしょうか。定義云々はだからこそ難しかったのであり、なんというか、少なくとも私にとっては、とにかくリアルライフにおいて禁句ですらあったのです。これは私の個人的感傷ですから、皆さんのご感想をお待ちいたしております。


萌えオタよロゴスを抱け。