なんか木曜日はネタが豊富ですね。

テレビ朝日アニメランキング100

http://www.tv-asahi.co.jp/anime100/


 このタイプの番組は以前から、ドラえもんとかドラゴンボールといった、いわゆる定番ものしか取り上げない、という点が確かにあって、キモオタの皆さんからは非難の対象にされていたわけです。また、かのハピマテ騒動で、ミュージックステーションでランキングにいれなかったりして、確かに私もこの局はいただけないと思っていました。ドラえもんの放送局であることから、昔からドラえもんが1位をとっていたことにもなんらかのバイアスがかかっているのかと思ってもいました。


 で、実際見てみますと、そんなに定番ばっかりをとりあげているわけでも、懐古厨になっているわけでもなく、それなりに最近の人気アニメも組み込まれていて、なかなかいい番組だったと思います。この投票の結果は結構信頼できそうだと感じました。鋼の錬金術師とかテニスの王子様もしっかり入っていて、腐女子の皆様にも納得のランキングだったのではないでしょうか?


 それでも、一時期萌えが好きだった者としては、多少の違和感が残りました。何か現実の人気を反映していない部分があるのではないか・・・。


 ちょっと考えて、一つの結論に達しました。それは、このランキングには、深夜放送モノがほとんど含まれていない、ということです。入っていたのはエヴァンゲリオンくらいでしょうか。いわゆる萌えアニメはほとんどが深夜放送で、それの人気がクローズアップされている今、それを排したランキングに違和感が残るわけです。


 そういえば、若年者の夜行性がどんどん強くなっているといわれます。夜に寝ないで、睡眠時間を削ったり、朝の活動時間が遅くなる傾向が顕著にみられるということです。これは確かに肯定できる気がします。我々の親の世代は、我々に比べると、明らかに早寝早起きの傾向があるように見受けられます。


 いつからこの傾向が始まったかは興味深いことではありますが、古くは深夜ラジオから始まったと考えられます。面白いラジオを深夜に聴くのが爆発的に流行ったのが、70、80年代当たりというを聞いたことがあります。その流れを連綿と受け継ぎ、深夜のアニラジ、深夜のアニメに続いてきたと考えられます。


 この流れで考えてみると、コンビニなどの深夜営業が増えてきた時期と、アニメの深夜放送が爆発的に流行りだした時期がダブる気がします。深夜アニメはナイトアウル化の一端、あるいは大きい部分を担ってきたと私は考えます。


 人間は朝と昼に活動して夜は休むのがもっとも適した動物というのは種々の研究データから導き出されているようですから、われわれのライフスタイルの不健康さをまざまざと認識させられました。1限の授業をすっきりとした頭で受けられるようなライフスタイルが理想ですが、果たしてどうでしょう。


 また長くなりました。ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。