ひだまり茶話ーラボの縁側トークー

ひだまり茶話ーラボの縁側トークー

一般社団法人リテラシー・ラボのスタッフがゆるゆると想いを綴ります。


テーマ:

首都圏に長く住んでいるにも関わらず、あんまりご縁の無い千葉県。少し前になりますが、浦安市で開催される教育パネルディスカッションにお声掛けいただき、ここ数か月は意識が浦安方面に向いてました。

 

浦安と言えば、僕らの世代は浦安鉄筋家族とか、ディズニーランドとかですかね。どちらもあまり縁がなかったので、仕方がないかと。

 

さて、今回のパネルディスカッションは「学んで実践!今日からあなたもアクティブラーナー」という、ずばりアクティブラーニングについてのイベントでした。僕らは当然のごとく、アクティブラーニングという表現を使ってますが、意外に浸透していないというか、知らない方も多い。しかも教育界隈でも知らない人が多いという事実を今回はじめて知りました。

まあそれは置いといて、アクティブラーニングつまり次期学習指導要領で言う「主体的・対話的で深い学び」をどのように実践していくかが、今後の日本の教育界の課題でもあり挑戦でもあります。そんな話を、今回のパネルディスカッションでは、この施策を文科大臣として推し進めてきた衆議院議員下村博文さんと現場の校長として子どもたちと向き合ってきた浦安市教育庁の鈴木忠吉さんと議論させていただきました。

 

 

今回はこちらの希望でグラフィックレコーディングを入れてもらったんですが、僕こんなんじゃないですよね?という感じでしたが、素敵なグラフィックで可視化してもらいました。

 

議論は、多岐に渡るのですが、「アクティブラーニング」という表現は他の横文字同様に、よくわからないで進んできたこともあり、実はその構成要素は古くから日本で連綿と行われてきた教育手法にも共通するものがあるよねって話にもなりました。浦安市で取組まれてきた、浦安立志塾などでは主体的に考える取組みをやってきたと紹介もあったり、僕らが関わってきた修養団も明治期から野外活動教育の中にその主体性を求めてきた。そう考えると、新たなものが入ってくるのではなく、教育への向かい方の変革が一番求められるわけで、それこそ教育業界にとってのアクティブラーニングを実践をしていくことが、次世代教育に変化をもたらしていくのだろうと感じました。

 

ものすごーく簡略した言い方だけど、こんなデジタルな時代だからこそ、生身の人間に触れ合う価値が増して、そこでしか得られない学びや体験が人間をつくるんだと思う。そう考えると、現場に出させる教育手法はどんどん採用して、現場で喜怒哀楽をできる限り多く感じさせてあげることこそが、アクティブラーニングなんだと思う。そんな話を、インドカレー屋さんケバブ屋さんモデルで紹介したけど、多様性ってのはまさに現場で感じるものでもあるし、それは時には傷にもなる。ただ、実体験に基づかない情報は、時に偏見や差別を生み、それこそメディアリテラシーが問われる問題になる。

 

 

会場は教育関係者や行政関係者、地域の方々などが多く来てくれて、新たなご縁もできたりと、今後も浦安市に関わる縁ができたなと素直に嬉しいイベントでした。教育を学校内だけに任せずに、地域のみんなで考える、こうした機会はもっと増やすべきだと思う。

 

それが、社会全体のアクティブラーナーを育てることになるし、「主体的に考える」という日本人がなかなか苦手なことへのチャレンジなんだと思う。


テーマ:

各地を歩きながらコミュニティ構築の課題にぶつかると、コミュニティをつくるには何らかの「拠点」となるハブが必要だということに行き着くことが多々ある。その拠点は、地域の文化や歴史、さらには抱えている問題によっても大きく異なるけれども、人づくりに主軸を置く僕らとしては、それは「人」が絡むもの以外ないんだと思っている。

 

人が絡まないものなんて無いというのはわかっているけど、あえて言いたいのは、「そこに人はいるのか?」という問いを持ちたくなるような政策や施策を目の当たりにすることが多く、公共経営の中で人は当たり前に重要なはずが、見えないことが多かったりする。もっと言えば、民主主義の根幹は市民なんだってことを、どれだけわかってんのか?とも思ったりすることに多々直面したりする。

 

そんなモヤモヤと向き合いながら、そうした拠点、コミュニティのハブの可能性として、「図書館」があるんじゃないかという提案を時々したりする。誰もが想像しやすい公共施設の一つとして図書館は身近にあるけれども、僕らが描き、おススメしているのは、そのイメージに出てくる図書館とは違う、コミュニティをつくる図書館だ。そんな図書館を教えてくれる書籍が、菅谷明子さんが書かれた『未来をつくる図書館ーニューヨークからの報告ー』(岩波新書)だ。

 

 

2003年に出版されているが、15年経った今に読んでも、圧倒的に魅力的な図書館の姿がそこにある。施設やサービスの魅力もあるが、何よりも悔しいぐらい魅力的なのが、図書館に関わる人の魅力。図書館を運営する方、図書司書、利用者、寄付者、さらには政治や行政サイドまで、図書館という存在を、その国がどう捉えているかを見せつけられて、本当に嫉妬さえ覚える。

 

近年、日本でも多くの魅力的な図書館が生まれてきている。この15年の遅れは、それはそれで「知」への意識の違い故に、仕方ないものでもあるとも思うけれども、これからどのような図書館を作り上げていくかは、コミュニティをどのように創り上げるかに直結してくると感じている。

 

国内各地を訪れながら、資源も魅力もあるエリアが衰退していく姿を見るたびに、「NYの図書館のようなハブが出てきたら、この地域は面白いのになぁ」と考えることが多々ある。されど、その図書館は、単なる本の貸し出しサービスの施設ではなく、「人」が絡むコミュニティ形成のハブとしての使命と意思を有さなければ意味がなく、その施設に乗せる哲学的なストーリーまで含めて作らないと意味がない。

そんな際に、この本を捲ると、色褪せない新たな学びが多くある。とってもワクワクしながら、地域コミュニティに向かいたくなる。


テーマ:

新しい年度の始まりは、みちのく巡業の途中、青森で迎えました。

年度末のバタバタをどうにか軽減して、年度を振り返る大切な時間にしたいと思いつつも、毎年変わらぬ(悪化している?)ドタバタ具合で、物思いにふける余裕はありませんでした。それでも、今年の3月は例年以上に色々と考えさせられる機会が多く、ちょっとの悪あがき程度に想いを共有しておこうと思います。

 

各地でご縁をいただいて、全国を走り回った2017年度でしたが、それでも福島県との関りは年を重ねるごとに深くなっています。会津を除いて県内北から南までいろいろ出入りさせていただき、いろんな方々と出会い、語り合い、酒を飲み交わしました。学校の先生方との打ち上げの合間の時間を、クリエイター講師を連れて親戚の家で時間つぶしをしたり、お風呂に入ったり、父が福島の出身という幼少期の親戚付き合いをはるかに超える付き合いをするようになりました。

そんな年度の感想は改めるとして、この三月は例年以上に「異動」について一喜一憂しました。行政や教員の方々と交流をしていると、致し方ない点ではありますが、僕らのスタンスとしてかなり人間同士の付き合いを心がけているため、そのショックはなかなかです。そんなショックをくれたケースをいくつか紹介。

広野町では、プロジェクトの初年度の参加生徒たちが卒業を迎える中で、昨年ご一緒させていただいた先生方の異動がありました。共に同じ方向を向いて取組んだ仲間の異動は正直さびしいですが、県内各地にまたそうしたエッセンスが散らばることは前向きに捉えて、いつかまたご一緒したいなと。

豊島区では、昨年度のプロジェクトの担当職員が別の部署に移られました。一生懸命子どもたちにとっての最善を模索しようとする姿勢には、行政マンのプロ意識を見せられました。異動が決まっても、最後の日まで一緒に次年度の改善について熱を持って取り組まれていました。こうした方が異動した先でも、「このプロジェクトは私が携わった!」と自慢してもらえるものに成就させていかなければと感じました。

 

郡山市では、大好きな小学校の校長先生が市内の小学校へ転任になりました。圧倒的なリーダシップの根源には「子どもにとって良いこと」を大切にするという姿勢は、教育分野に携わる身として本当に多くを学ばせてもらいました。学内外関係なしに、変わらずご指導をいただきたいです<(_ _)>

 

その他、各地で色々と人事が動き、心の切り替えが大変な新年度ではありますが、異動は別れではないので、ポジティブに考え、さらなる仲間づくりの契機にしたいと思います。

こんな異動や人事関係で心を乱されつつの時期ですが、過去に担当から異動して方で、全く違う部署から強力な援護射撃とお付き合いを続けている方がいることを思いだしました。その方は、異動に一瞬テンション下げられて少し連絡とれなくなりましたが、復活後は担当時代よりも交流が深まっています。そういう事例を考えると、これはこれで大切なことだなと。

そんな感じで、新年度をスタートさせていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願いします<(_ _)>
 


テーマ:

1月16日のことになりますが、福島県双葉郡富岡町に伺ってきました。

富岡町は、昨年4月に避難指示が一部解除になり、徐々に住民が戻り出した地域です。今年の4月からは、小中学校が再開することが決定し、高齢率が高い帰還住民の平均年齢がぐっと下がるかも、下がらないかも、どっちだろうという状況です。

今回訪れたのは、富岡町3・11を語る会というNPO法人にて私たちが同じ双葉郡の広野町で取り組んできたプロジェクトの話をして欲しいとのことで行ってきました。この日はこの時期にはありえないくらい温暖で、浜通りを気持ちよくドライブしながら向かいました。


富岡町3・11を語る会は、震災や原発事故の経験を後世に語り継ぐことを目的として活動をされています。被災地への研修や旅行客などに、あの震災で何が起こったのか、そして復興の過程でどのようなことが起きているのか、風化防止も含めたお話を語り部の方々が担っています。



 

今回はその語り部さんたちが集まる定例会にて、広野町での取り組みを説明させていただきました。お話をしながら思い出したのは、私たちが広野町でプロジェクトを始めた2015年には、まだ双葉郡8町村の中で、町に戻っていたのは広野町のみ、横の楢葉町でさえもその年の秋に帰還が開始されるというタイミングでした。

 


そうした経験などを共有することは、この4月から小中学校が再開する富岡町にとっては、重要なモデルケースになるというお話を出席者からいただきました。他方で、震災の年の9月に戻った広野町と、震災から7年を経過して学校が再開する地域では、どこまでモデルになるのかについて少し懐疑的になります。この日は、映像教育プロジェクトの説明会をして、みんなで子どもたちの制作した映画を観て、意見交換しました。富岡町の方々からしても、同じ双葉郡の広野の文化歴史にはかなり精通していて、自分事のように、自分の町のことのように意見交換ができました。

 

改めて感じたのは、4月に再開する小中学校が年配の方がtにとってもとても大切なことということ。この点に関しては、賛否どころではない議論が沢山ありますが、その根底にある本質的な部分は、一定程度理解できます。2015年の広野町でも似たような経験をしたこともあり、改めて高齢化の進む日本の課題も感じました。


あの当時に広野町の住民から聞いた「子どもの声を聴くと、復興した気分になる」という表現の本質的な部分は、富岡の方々も大いに共感できるでしょうし、その感覚は私たちも大切にしたい「子どもたちの持つチカラ」なんだと思います。

声を聴くだけでも元気になる。子どもにとっても多世代と過ごすことは大切なことですが、超高齢化に向かう日本にとって、子どもの声の価値はこれからどんどん高まるのかなと思いました。声を届ける、双方向の情報のやり取り、なんかできないものか、帰り道の広野町役場で「情報でつなぐ」ことをどうにかできないか、色々意見交換させてもらい、東京に戻ってきました。


テーマ:

オーストリアの政権移行が動き出している。

 

10月にオーストリアを訪れたときは、国政選挙の真っただ中。投開票日には、オーストリア人家庭にホームステイしていたこともあり、一緒に投票所へ行った。何気ない日曜日、投票所は近くの小学校、この辺は日本のそれととても似ている。他方で、選挙への向き合い方、民主主義への意識の違いには大きな違いを感じた。ちょうどその時期は日本でも国政選挙の真っただ中だったから余計にだったかもしれない。

 

今回の訪問は、オーストリアにおける青少年活動を担当している省庁や団体のヒアリングをし、日本での活動に活かすという目的だった。私自身の活動から考えると、メディア・リテラシーやその根幹にある民主主義の教育がどのように行われているのか、それがどのように浸透しているのかが高い関心だったが、ちょうどそういったことを考えるタイミングになったのは、ありがたい偶然だった。

オーストリアには、多くの移民難民がいる。これは簡単に一くくりにできない複雑な背景があるが、教育分野は特にその現状に対しての対応が強いられている。ウィーンのマーケットに赴くと、豊かな食材や加工品が並んでいる。どれも陸続きで文化が入り混じる大陸ならではの食文化を反映させている。



食文化の流入は同時に人の移動も意味している。多くの出生地が異なる人の移動が、オーストリアの直面する課題の一つでもあることは、為政者も市民もみなが共通して肌で感じるものであることはよくわかった。今回の選挙もまた、そうした移民の問題や外交安全保障などが注目される中、31歳の若きリーダーが率いる中道右派の国民党が第一党になった。

民意の反映については、様々な分析ができると思うが、それは専門家やそれが好きな人に任せて、ここで注目すべきは、31歳の大学休学中の青年が党首で、その青年が党首をつとめる政党に国民が期待したいということ。

今回の滞在中、青少年に関わる組織や人と話すたびに、出てくる「民主主義」や「子どもは大人の前の未熟な段階ではなく、子どもは子どもとしての完成体」といった表現。日本では、どんなに優秀で人格者でも一定の年齢を重ねないと、社会的信用が得られなかったりする。しかし、今回のオーストリアの投票結果は、そういった日本人的な考え方や若者への先入観を壊す、とてもフェアなオーストリア、EUの側面を目の当たりにした気になった。

 



この写真の国会にて、近い将来31歳の首相が誕生することは、なんだかわくわくする。彼らの政策などに不安視する諸外国や海外メディアの声もあるが、まずは大学休学中の彼がどんな国家観を描くのかを見てみたいと、素直に思う。

 

いつの間にか、社会の中で子どもたちの天井を決め過ぎていることもあるのかなと、思ったりもする。やれるとこまで背伸びさせて、やらしてみればいいじゃないかって、そんな感じでもいいのではないかと思う。

 

選挙の翌日にウィーンの街中に出ると、若きクルツ党首率いた国民党のポスターに「Danke!」の文字があった。日本の選挙でも当確後に事務所前に当選御礼を張り出すことを思い出しながら、なかなか民主主義が浸透している国は頼もしいなと思った。

 

 

政治が自然に生活にある。それは意図的な教育のアプローチがなすものではないかもしれないけど、もう少し自然に政治や社会を語る文化を根付かせたいなと思った。
 


テーマ:

 

社会教育団体リテラシー・ラボは12月4日に2回目の誕生日を迎えました。

創業の日にあたる12月4日は、映画E.Tが1982年に日本で公開されたことから、E.Tの日ともされています。E.TはExtra-Terrestrialの略で「地球外生物」を意味していますが、弊社も地球内ではありますが、かつてないチャレンジを常にしつつげる異端の存在でありたいと願う部分では、まあどっちもどっちかと。まあ、ぶっちゃけE.Tの日とは一切関係のない創業記念の日ですが、おめでとうございます<(_ _)>

年もほぼ終わりかけの中で、この機会にこの間の振り返りと、欲望の一部を紹介できればと思います。

映像教育プロジェクト
これは2015年から本格的に開始をし、東日本大震災と原子力災害の被災地である福島県双葉郡広野町でアクティブラーニングの先駆的な取組みとして本年で3年目を迎えました。広野中学校では、これで中一から中三までの全生徒が映画制作を通じた主体的で対話的な学びを実施し、シネマとリテラシー教育の造語であるシネリテラシーというオーストラリア発祥の不思議な言葉が、この田舎町で根付き始めています。2016年からは豊島区で開始され、今年は福島県飯舘中学校でも一部行われました。現在調整中ではありますが、来年は兵庫県と長崎県を追加できるかなぁと、進めています。このプロジェクトは、いろんな要素がつまっており、大きな括りで民主社会を成熟させる教育だと思ってます。また、今しかない今を切り取れるアーカイブとしての価値も大きいと感じています。下記の広野町での取組の参考動画を載せます。是非、いろんな地域でパートナーを探していますので、気軽にお声掛けください。

 

 

公共政策ワークショップ

なんだか難しい名前をつけていますが、社会をどのように自分ごととして捉えるか、地域の課題をどのように仲間と共有して解決へ頭で汗をかくか。そんなワークショップの開催を行ってきました。5月に福島県郡山市で開催をした「福島をつくろう」では地域の未来を人づくり縛りで考えました。



 

7月には東京都新宿区で女子高生団体の立ち上げとイベント開催をサポートした「未来で働く女性のために今私たちが出来るコト」を開催しました。

 

 

その他も、講演やら身にワークショップなども行いましたが、来年はもっと多様な場で、多世代と公共政策について考える場が欲しい。なので、ビビットきた方、ご連絡お待ちしています。主権者教育なんて表現ではごまかせない、ホンモノの民主主義の学びを一緒に仕掛けましょう。きっと、こういうことをできる教育団体はうちしかないはず。だって、政治の現場で働いていた人によって立ち上げた教育団体なんだもん。

地域×教育
これは、今年の活動を通じてこれからしっかりとコンテンツを固めていきたい、いかねばと思った取り組みでした。映像教育プロジェクトでも、地域理解を主軸に地域コミュニティにおける一つの教育のカタチが構築され始めてきましたが、もっといろんな地域でカスタマイズして教育を確立するべきだと感じています。極端な話、約1700基礎自治体があるのであれば、1700通りの教育カリキュラムを構築すべきだという話です。もっといえば、廃藩置県前の行政区域でやってもいいと思うくらい、日本の地域コミュニティは多様であるということで、一くくりに日本一律の教育が適してないとも思う。そんなことを感じた出来事を二つ上げます。

夏に視察に訪れた山梨県市川三郷町、小さな町なのに、小学校が複数あって、町がその数を維持するために頑張っている。そんな中で学校区ごとに個性を出したカリキュラムをつくれないかという相談だったんだけど、それはそれで面白いなぁと考えました。本当はそんくらいオリジナルに教育は組み立てるべきだけど、なかなかコストもかかる。でも、地域づくりはそこが原点なんだろうと痛感した訪問でもありました。

年度が始まってから急な依頼で始まった福島県飯舘中学校の総合学習、多彩なクリエイターの皆さんにご無理をいって、3つのアプローチから「いいたてつくるプロジェクト」を実施しました。今年度で避難先の仮設校舎から飯舘村内に戻るということもあり、6年間の思い出がつまった仮設校舎で行う全校での取り組みに花を添えるサポートをしました。
 

 

ことば班、ドラマ班、モノづくり班、異なる表現方法を用いて、地域の未来を考える一大プロジェクトでは、関わるクリエイターと共に「地域」や「ふるさと」とは何かの葛藤を繰り返しながら、また先生たちとも色んな意見交換をしながら、取組みました。これは、被災地だから云々ではなく、これからの地域学習において、この問いは常に存在することを感じさせられ、どのように組み立てるべきかを今真剣に悩んでます。
他方で、民主社会の構成員となるために、絶対に必要な学びであり、これも是非いろんな地域の方々と、その地域の人材育成について企む必要があります。呼んでください、一緒に酒飲みながら、まずは語りましょう。そして、その地域が欲する人材育成をしましょう。

 

今欲しいもの

長々書いてもあれなので、欲しいものを素直に列挙します。これを見たメンバーから追加要望があったら、しれーっと追記しています。なので、時々増えるかもしれませんが、篤志家の方は定期的にチェックしてください<(_ _)>

  • 交流する機会
    いろんな方々と交流する機会をもっと欲しいです。特にワークショップなどの開催希望はお待ちしています。ネタも仕込んでますので、本当に大切な政治リテラシーを一緒に身に着けるワークショップやりましょう。新作の桃太郎ロールプレイも仕込んでますので、やってみたい方お待ちしてます。
  • 活動車両(キャンピングカー、ハイエースならさらに嬉しい)
    団体の会計処理を行っていると、旅費交通費が半端でないことに気が付きました。特に今年は東奔西走でしたので余計に痛感。ありがたいことに、徐々に仲間が増えていることもあり、一緒に移動する人数も増えたりもします。そうなると、東北とか東海くらいは車で行けたら、もっと濃密な仕掛けやプロジェクトの実施が企めるのではないかと心の底から思ってます。なので、心当たりある方、東海地方の車関係の方、ラッピングでも何でもしますので、ご検討願います<(_ _)>
  • 大学での講義
    弊社のコアメンバーは大変ユニークかつ優秀な人材が揃っています。なので、新たな勧誘も含め大学生と接しながら、それぞれのキャリアをぶつけて、専門分野の探求をしながら新しいプロジェクトを創出できればと思います。そんなためにも、なんかそういう環境で15回シラバス組んでいいよ!って奇特な学校や個人いましたら、お声掛け願います。大丈夫です、ご期待の倍返しくらいは余裕でします。いい意味で裏切ります☆
そんな感じで欲求をさらけ出していますが、しっかりと多様な活動を展開できる基盤整備をしながら、来年はさらなる取り組みの充実と、ご縁をつながていければと考えています。これまで、教育っていう文脈では出会わなかった人や組織、つながりにくかったテーマ、地域コミュニティに根ざしたねっちりとした市民教育、そういったスパイスを加えながら人づくりが彩られる仕掛けを徹底していきたいと思います。

是非とも、お気軽にお声掛けをいただき、引き続きのご指導をお願いいたします。
 
一般社団法人リテラシー・ラボ
コアメンバー一同

テーマ:

気まぐれなブログもここまでくると、、、ってくらい久々です。

さらには、もう年末が近づこうとしているのに、夏の話を思い出しながら綴るという、なんともなんとも。ただ、それにも理由があるのです。

どうしても教育関係は、義務教育でいうと1学期と2学期が繁忙期。怒涛の数か月が過ぎて年末になった少し落ち着くものの、来年度の組み立てなどあり、別の忙しさに追われてるわけで、結局いつも落ち着かず。。。

そういう業務上の理由ではなく、色々整理すべきことがあったイベントがありました。

7月に、河合塾エンリッチ講座で講演を依頼され、福島での取り組みを話してくれと、河合塾の先生から今年の3月にお話をいただきました。途中から、もう一方お声掛けをして、二人で行うことになったのですが、終えてみるとなかなか学びが多いというか考えさせられる内容だったなと、講師のくせに感じてしまうものでした。

 

 

いつものようにメディアリテラシーと映像教育プロジェクトについて話し、ある程度の長丁場を二人で分担したんですが、学生の皆さんからの質疑が激しかったです。

 

「福島で作った電力は東京で消費していることについて、皆さんはどう考えていますか」と一人の男子が会場に対して問いをするという異例の質問は、彼が新潟出身だからという原発立地出身者として同じ境遇を代表しての発言だった。その問いには、すぐ近くの女子が答えるなど、なんかドラマチックな光景の中に青少年の葛藤が垣間見えて、色々感じてしまったです。

その他にも、「高校生は社会から相手にされていない」というようなニュアンスを発言した女子も印象に残りました。なんかみんな色んなことを考えて、いろんな価値観の中で自我を確立しようと葛藤している、それが成長の段階なのかもしれないけど、すごく苦しくも見えたし、こんなにも一生懸命生きていることにも感動した。

講演は異例の4時間コースとなり、質疑が終わらぬ中で、保護者からの学校へのクレーム電話で終了となる、何から何まで異例づくりのものになりましたが、終わらぬ学生からの質疑が心に残りつつも、淡々と日々が流れて、気が付けば年末に。彼らの真摯な姿勢は今年の下半期の取組みの中で常に脳裏に残ってたし、それに対する正しい答えを言えていたのかも、未だに自問自答。

最近、今年の福島での取り組みがほぼ終わった中で、自分自身の福島との付き合い方への考え方にも少し変化が出てきたなと感じる。それは福島という地域だけのものではないのだけども、密に福島と付き合いながら、教育が与える影響や可能性を改めて感じているというもの。

それでもその教育の先に、河合塾で出会った数百人の熱いまなざしを持つ学生たちがいるのであれば、大いに挑戦していきたいなと改めて思った経験でした。まだまとまらない内容ですが、とりあえず年末の助成金申請の作文地獄の気分転換で、夏の日の熱い思い出を綴ってみました。

この辺から、夏を学生スタッフとして盛り上げてくれた、鈴木さんの写真を見せしめに載せて、作業に戻ることにします。

 

 


テーマ:
一つの物事を、一つの方向で向き合うことの危うさを日々感じていますが、分身の術が使えるわけでもなく、アプローチに日々悩まされています。

日常の中で、「歴史の中にいる」ということを感じることが多々あります。その時もまた歴史の多面的な側面とどのように向き合うかについて考えることもあります。

かなりの頻度で福島を訪れることが多いのですが、150年ほど前の闘いの影響を感じることも少なくありません。そんな中で、先月訪れた鹿児島はまた別の視点を与えてくれる場所でもありました。明治維新の立役者、西郷さんの生まれ育った薩摩国。


また、鹿児島を訪れる度に立ち寄る知覧特攻平和会館でも、70数年前の歴史を痛感します。いろんな先人達が連綿と立ち向かいながらつくってきた「イマ」は、歴史の上に成り立つガラス細工のような社会。平和会館で若き特攻隊員の遺書と向き合うたびに、彼らが残っていたらさらに日本は発展したと思わざるを得ないほど、魅力的な文章が残っています。



そんなこんなで、本日は東京都議会議員選挙の告示日。昨年からやたらと注目される、国内最大規模の地方議会選挙。他方で、本日6月23日は沖縄戦終結の日でもあります。昨日梅雨が明けた沖縄のことを想いながら、歴史の中にいることを噛みしめて、平和な社会のために考えられる日になればと思います、


テーマ:

2週間ほど前になりますが、5月14日に福島県郡山市にて公共政策ワークショップ「福島をつくろう」を開催しました。県内外から約30人の方々が参加をいただき、「人づくり」をテーマに意見交換をさせていただきました。

 

 

今回のテーマは、「地域に必要な○○学をつくろう」。

私たちは、地域が抱えている多様な問題・課題に対し、解決に導けるのは人材しかないと思っています。その観点から、地域課題に取り組める素養を持った、地域に必要な人材を、地域で育てていくことが遠回りのようであっても近道だと信じています。

そんなんで、今回のお題はゆる~い縛りを設けずに、広義の人材育成。

学生から社会人、福島県内の人や県外の人も、みんな混ざって4つのグループに分かれて提案を半日で仕上げてもらうという過酷なワークショップにさせていただきました。

 


冒頭に趣旨説明に加えて、福島県の現状の参考に、県内を中心に活動されている一般社団法人ヴォイス・オブ・フクシマの久保田彩乃さん、行健除染ネットワークの鈴木洋平さんに活動紹介と問題意識を教諭いただき、その後各グループに分かれてのワークになりました。



各グループが提案を仕上げるまでのドラマは多々あったようですが、それはまたの機会に振り返ることとにします。4グループが多様な提案をする中で、共通している点もいくつかありました。大きく分けると「意識」と「正しい情報の取得」だったのかなぁと。

「福島」のイメージが現実とは異なる形で一人歩きをしている可能性や、「地域」に対してしっかりとした愛着を持たせる意識改革の取組みが、大切だという発表が多くみられました。こちらが促したわけではないなかで、多くの参加者の方が地域運営の中での「人」や「交流」に対して強い想いを持っていただいたことは、大いに励みになりました。


最後の講評では、久保田さん、鈴木さんの他に、県内でも活躍する日本総研の小林味愛さんも加わり、参加者の提案に対して色んな角度でコメントをしていただきました。小林さんからは、地域でのビジネスの可能性や、主体的な市民としての取組みについても言及があり、今後の展開に期待できる内容となりました。

 


個人的に一番びっくりしたことと、嬉しかったのは、参加者の複数の方々から、「このワークショップ自体が○○学なのかもしれない」、「多様な方々と思ってることを素直に意見交換する場が地方にはなかったから、楽しかった」などの感想をいただいたこと。公共政策として精度の高い提案をすることがこのワークショップの目的ではなく、いろんな人たちと出会い、仲間が生まれることを目的とした郡山市で初めてのワークショップ。その目的には十分すぎるくらい嬉しい仲間との出会いがあったと思います。

 


次回は、ワークショップのあとに懇親会をやりたいと思います。前日は、翌日に支障が出ますので。。。ちなみに、日経東北版で取り上げていただきました。感謝。

 

 

6月8日夜に東京にて今回のワークショップ関連の方々を中心に懇親会を行います。ご関心ある方はご連絡ください。福島無関係でも関心があればオッケーです☆

 


テーマ:
都内ではすっかり桜も散り、新緑の季節へと移っきた。今年は天候やらタイミングやらで桜を満喫することができなかったけど、果たして来週からの東北行脚ではどこかで桜を愛でることができるのか…

年度終わりと始めを跨ぎながら、中高生と接する機会が多々あった。そこで感じたのは、圧倒的な時代性とスペックの高さ。驚きを通り越して、彼らが育つことのワクワク感を感じてしまうんだからすごい。



豊島区の公立中学の学習発表では、三年生が「卒業論文」という学習の発表を行っていた。当初それを聞いた際には、中学生が卒論…と意味不明にしか捉えられなかったが、発表を聞いて理解をした。


「確かに論文だ」

と素直に受け止めると同時に、中学生のプレゼンに惹き込まれるという不思議な体験をした。仮説もテーマもエビデンスもしっかりしている。さらに言えば、プレゼンのユーモアもある、素直にすんごい楽しい発表だった。中学からこういった学びができるのであれば、彼らは世界で活躍できるんだろうなぁと感動をした。

中学生も凄いが高校生もスゴイを感じたのは、ちょうど一週間前。中高生によるメディアワークショップにスピーカーとして「メディアリテラシーってなに?」を話してきた。事前に主宰している高校生から「かなり参加者のレベル高いので、中高生に合わせなくて平気」と言われてたいた。他方で、そうは言ってもと思いつつ一応のスライドは用意して講演を開始した。

うん、確かに「中高生」って扱いでなくて全然よかったwそれよりも食い付きや発言のセンスが抜群によく、昨年度いくつかの大学で同様の話をしたけど、下手したら大学生よりもアンテナ良い高校生が集まっている。


なんだこれは…と思いつつも、かなり気持ちの良い思いをさせてもらいましたm(_ _)m

イベント後に多くの子たちから連絡をいただき、年間通じた研究課題としてメディアリテラシーがらあるからとか、自主的なグループ勉強会で政治参加をテーマにしているからとか、何やら高校生からの問い合わせとは思えない連絡が多数。あー、すごいことになってんだな21世紀生まれ~と感じた機会となりまーた。

そんときも会場となった朝日新聞社のメディアラボで朝日の記者さんとこのスペックの高さの話をしていたけど、同時に「格差」の話にもなった。ハイスペック人材が育つ一方で、そうではない層との拡がりが激しくなっていると。確かにそうだなと、年度末に授業に参加した定時制高校は、なかなかの衝撃的な現場だったかもしれないし、その是正も並行してやらないとってのは改めて感じた春でした。


Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。