気が付けば、
金曜日から
「私的四連休」に
なっていた。

金曜日には
アテローマ(粉瘤)手術の
「抜糸」があって、
その後、音楽堂によって
来年、催すコンサートの
会場費の支払いを済ましてきた。



きのうは
夜遅くまで
自宅カウンセリングがあったが、
今日は、中学時代に3年間、
60回もカウンセリングをして
JKになったばかりのCちゃんが、
また、PNES(心因性非癲癇発作)を
再発したので、来る事になった。

なので、
学校のファイル庫から持ち帰った
中学時代のカルテを
丹念に見直して、
きのうはメールのやりとりもして
現状を把握し、
論文も三本読んで
半日、新たな治療戦略を行った。

「過剰に真面目」で
「頑張り屋さん」なので、
進学校でも「初頭努力」で
ガンバリ過ぎて、
バーナウト(燃え尽き)し
オーバーシュートしたのだと
見立てている。

高校に入ってから
笑った記憶がないというから、
よほど視野狭窄的に
全力疾走してきたのだろう。

それでも、メールの文章は
さすがに、頭脳明晰な
適格で要領を得ていた。

これからは
「ソフトな自我」を構築するのが
発達課題になると思われる。

**

きのうは
秋晴れのいい天気となり、
二階の寝室は
また27℃もの夏日となった。

前夜には、
20℃を切って
冬用の羽毛掛布団を
出したばかりだったが、
夜まで暖かだったので、
明け方に寒くなって
ようやく使うことになった。

*

小春日和のせいか
なんだか、妙に
『リモンチェッロ』をやりたくなり、
近所の『やまや』まで
買いに出た。

今、鉢植えのレモンが
3ケばかり大きな実をつけたので、
自家製でも創れそうだが、
まずは、イタリア製の
本場の味を堪能しようと思った。

32度のアルコールだが、
オンザロックでやると
適当に薄まってくれて
喉が焼けるほどにはならない。

レモンの風味と
甘酸っぱいリキュールだが、
いかにも、アドリア海や
地中海の雰囲気を感じさせる
柑橘酒である。

あの『紅の豚』の
ポルコも隠れ家の孤島の浜辺で
ビーチパラソルの下で
一杯やってそうな赴きがある。

カシス酒もなくなったばかりなので、
30年来、愛飲している
ルジェ社の濃厚なものをも
ついでに買ってきた。

これと、
ブルゴーニュのアリゴテ種の
ヴァン・ブラン(白ワイン)で
カクテライズすると
「キール」という
アペリティフ(食前酒)になる。

またシャンパンに変えると、
「キール・ロワイヤル」
という、それはそれは
高貴な味わいの逸品となる。

普段は、
安価な炭酸割りで
けっこう美味しくやっている(笑)。

***



ソーちゃんの八冠ブームで
列島が湧いているが、
新聞でもシリーズを掲載している。

「令和の天才」は
大舞台でも緊張せず、
「伸び伸び」「楽しげに」
やっているのが、
これまでの大棋士との
違いであるという。

谷川九段は
21歳で名人を獲得する時、
番勝負で「吐き気」を催し
ハンカチを口に当てて闘ったという。

また、かの羽生「永世七冠」は
タイトル奪取や防衛の瞬間には
指が震えたという。

囲碁界の天才少女の誉れ高い
スミレちゃんも
タイトル戦では
勝負の最中に、いろいろと
意識してしまったと
告白していた。

そこが「令和の大天才」の
ソーちゃんは、
別格の異人種のようであるので、
『将棋星人』なぞと
ネット雀たちからは
畏怖されているのだろう。

彼が信条とする
【盤上没我】とは、
「今ここを真剣に生きる」
とすると、
誰にとっても大事な
人生訓になろう。

そして、
「これを愛し、
 これを信じ、
 これを愉しむ」
という事が
いかに大切なことか・・・。

*

facebookの振り返りシステムで
過去ログが時折、表記される。

6年前だかのものに、
自分のアルバムにあった
3歳児ころの
前掛けに手さげ籠をもった
一枚があり、
そこに同じく3歳の
今のリク坊の面影が
見え隠れしたのに驚いた。

孫と爺様なのだから、
どこか似ていても
おかしくはないのだが、
こうして並べて眺めてみると
遺伝子の不思議な働きを
思わざるを得ない(笑)。