暦の上では
11月、12月、1月を
冬というそうな。

立春は、節分の翌日なので、
2月4日である。

『早春賦』にもあるように、
二月と言えば、
♩ 春は名のみの 風の寒さや ♩
である。

節分は季節の区切りであり、
「豆まき」は新春を迎えるにあたり
新しい始まりの前に邪気を払う
という習わしである。

旧弊で家々の門口に
「立春大吉」のお札を貼るのは、
この四字熟語が
シンメトリックで縁起がいい
との意味もあるそうな。




山間部の僻地にあるY中では、
北側のカウンセリング室は
陽があたらず外は根雪のままで
廊下はまさに厳寒の通りである。

6畳ほどの室内では、
石油ファンヒーターに
ハロゲンランプと
足元に電気ヒーターの
3種を稼働させている(笑)。

どんだけ寒いんだか…(笑)。

…:;(∩´﹏`∩);:.

近頃では、
電気ヒーターに
厚手のバスタオルを被せて
簡易コタツのようにして
暖をとっている…(笑)。

昔懐かしい
銭湯の番台の
お爺さんみたいである。




職場に出向くと、
朝一のルーティンは、
前回の「執務記録」を見て、
ヘタな字を取り出して
キレイに書くという
ペン字の稽古をする。

一字一字書くと
キレイに書けるのだが、
考えながら文章として書くと
どうしても字が乱れてしまうので、
まだまだ書字の骨法が
会得されていない。

それでも、
「継続は力なり」だから、
飽かずに続けている。

 怠らず
  行かば千里の果ても見ん
   牛の歩みの
    よし遅くとも

・・・である。



修復したチェロの2番弦が
冬休み中に切れていたので、
仕方なくヤフオクで
ばら売りのものを
1.600円で注文した。

中国製の4本セット400円のを
アマゾンで買ったら、
張っている最中に切れるという
とんだ“おそ松くん”ものだった。

やっぱり、
名のあるメーカーの
ちゃんとしたものでないと
いけんなぁ…と、
当たり前ながら思わされた。

「ダダリオ」は
有名な弦メーカーである。




Y中は長らく
原発事故の計画的避難地区にあった。

今でも、全校生4人の
僻地校なので、
先生方も交えて
10人ほどで給食を頂いている。

遠い給食センターから
運ばれてくるものなので、
ご飯も汁もオカズも
熱々ではなく冷えかかってはいるが、
大勢でワイワイいいながらの食事は
それだけでも楽しいランチ・タイムではある。

何を食べるか…
ではなく、
誰とどのように食べるか…
というのも「食事」には
大切なエレメントなのである。



全校生4人のうち
一人が欠席したので、
きのうのカウンセリングは
ローテーションの関係で
一人のみとなり、
空き時間が大量に発生した。

厳寒の体育館では
グランド・ピアノを弾くこともままならず、
持参した白譜に
フラメンコ・デュオ用の編曲に
時間を費やせた。

未読のジャーナル(学会誌)が
幾冊もあり、ほんとは、
最新論文読みの勉強に当てるべきなのだろうが、
生徒にギターを教えたり、
アート・セラピーもしているので、
音楽関連も専門研究の一環と捉えている。

フラメンコの教則本や
名手たちのレパートリーから
気に入った部分を取り出して、
それらをつなぎ合わせ、
二重奏用に編曲し、
尚且つ、足りない部分を補作する。

これらの作業は、
充実して楽しいのだが、
文字通り肩が凝り、
坐骨神経痛が危うく
ぶり返しそうになった。

クワバラ、クワバラ…
である…(笑)。

日曜にデュオのハッシーが
レッスンに来るので、
その時に、どんな音が立ち上がるか、
楽しみでもある。

実際に、演奏してみて、
それを録音してみて、
また手を入れて改変しと、
地道な作業を経て
一曲が仕上がっていく。