『さんま御殿』に登場する
青森弁のタレント・王林の
オバカ噺には、毎回、
腹を抱えて爆笑している。

見た目は
若い頃の早見 優のような
カワイ子ちゃんなのだが、
度外れた天然で・・・
日本語の使い方も少しおかしい。

お笑いの大御所「さんま」をして
「天然は最強やなぁ・・・」
と、その巧まぬボケぶりには
抱腹絶倒してしまう。





アニメの『君の名は』を
ひとりで映画館に観に行って、
「(意味が)わからないなぁ・・・」
とボヤいていたら、
隣の初対面の男性が
親切に解説してくれたという。

そしたら、
親密になったことで
急に気が緩んでしまって、
彼の持っていたポップコーンを
無意識に食べてしまったという(笑)。

これには、
さんま始めゲスト一同が
引っくり返って驚き
笑い転げていた。





93年に96歳で没した作家・
芹沢 光治良の
神を題材にした全8巻を
昨年読了し、
宗教セミナーなどでの
トピックにしている。

芹沢は東大とソルボンヌ大卒で、
川端 康成の次代の
日本ペンクラブ会長だった。

4才頃、父親が天理教に入信し、
無所有の厳しい伝道生活に入ったので、
叔父夫婦と祖父母に育てられるが、
その家もやがて天理教会となり、
極貧のなかで東京に養子に出て、
秀才としての頭角を現した。

なので、
宗教に対する懐疑心を抱きながらも、
教団に請われて
『教祖伝』を記したりもしたが、
やがて、現教団の姿勢・方向性に対して
痛烈な批判も作品内でするようになった。

『神シリーズ』は
不思議で特異的な文学ながら、
神とは何か・・・ということを
自ら問うている。

***

シューマンの
『見知らぬ国より』を
暗譜すべく練習している。

たった2分ほどの小曲なのだが、
ここにも緻密なシューマンの
世界観があり、単純にも見える
音譜配列のなかに、即興性ではない
“考え”が感じ取れる。

ギター二重奏でなら
完全に再現できるだろうが、
独奏では音域の妙・効果が損なわれるので、
その真意を表現するのは
出来ないと思われた。

にも関わらず、
過去、独奏版の編曲があり、
弾いたこともあったが、
今にして思えば、
原曲の旋律をなぞっただけの
深みのないものだった。

どこかのコンサートで、
アルゲリッチが協奏曲の大曲を
熱演してのアンコールで、
この曲をサラリと
愛らしく弾いたときには、
その深く美しい表現に
ザワッと鳥肌が立った。

やっぱり、
名人、達人が弾くと、
曲の真価が発揮されるんだ
ということを、まざまざと
知らしめられた。





月曜日に
二度も発作が起きた
「閃輝性暗点」の原因が
どうやら、26ケ月熟成した
「ベームスターEXオールド」と、
アオカビ系のブルーチーズ
「キャステロ・デニッシュ」が
いかんかったようである。

ドクターのS先生から
それらに多く含まれる
チラミン(C8H11NO)のせいでは?
というご指摘も頂いた。

国試勉強では、
久しぶりに
大脳生理学の復習をしたが、
生物学科の学生時代は
【生化学】【生理学】も勉強したのに、
心理屋になってからは
すっかり縁遠くなっていた。

なので、
自分の身に何か
病変が起こるたびに、
生体内化学反応の復習をしている(笑)。

毒に中ってコロリといくヒトは、
ケミカル・マシーンに過ぎない
とも言える。

今は、ググッたり、
ウィキッたり・・・と、
簡便に検索できるようになったので、
昔のように分厚い生化学事典などを
紐解かずとも済むようになった。

***

チラミン(Tyramine)は、
セロトニンやノルアドレナリン、
ドーパミンなどの
モノアミン神経伝達物質と
構造が良く似ているという。

交感神経細胞の神経終末からの
ノルアドレナリンの遊離を促進させ、
血管収縮作用を起こし、
血圧を上昇させるので、
片頭痛発作の誘因となるようだ。

細胞内のタンパク質合成に使われる
22のアミノ酸のうちの一つである
チロシン(tyrosine/C9H11NO3)から
チラミンは産生される。

「tyrosine」は
ギリシア語でチーズを意味する
「tyri」に由来し、
チーズのカゼインから発見されたという。

なるほど・・・。
チラミンもチーズとは
はなから縁があったわけだ。

日常的に摂取している食品の
含有量なぞが詳しく論文として
ネット上にあったので、
いくつかダウンロードしてみた。

それらに拠れば、
熟成チーズ、ブルーチーズは顕著に多く、
チョコレート・ココアなどのカカオ製品も
少なくない。

他にも、
赤ワイン、漬け物類、発酵食品、
薫製魚、トリの肝臓、イチジク、
ピーナッツバター、豆の一部、
ニシン、たらこ、サラミ、
ソーセージ、キムチ・・・等々。

これらの食品を
何日も食べ続けるのは
避けた方がよいようだ。

だのに、
この秋のマイブームと称しては、
1週間連続で、5種類ものチーズを
赤ワインと共にテイスティングし、
「イチジク・ジャム」とも合わせていた(笑)。

そして、
オヤツにチョコも食べ、
食後のデザートのアイスには
わざわざティラミス風にすべぇと、
ヴァンホーテンの濃いココアを
毎度たっぷり振っていた(笑)。

さすがに、
我が脳血管も
「いい加減にせいッ!!」ヾ(*。>◇<)ノ
となって、
痙攣・収縮を起こして
「閃輝性暗点」が
日に二回も起こったのだろう。

この経験は、
チョコ好きで頭痛持ちの
JC/JKたちにも役立つ
「臨床の知」になってくれた(笑)。

人生、何事も
無駄な経験はないものである・・・(笑)。

( ˶˙ᴗ˙˶ )ゞ ヘヘ…