背中のアテローマ(粉瘤)も
ほぼ治りかけてきて、
今は大判カットバンの
粘着部分の痒みに
耐えている。

そしたら、
今度はそろそろ
花粉症が出始めた。

就寝中の鼻づまりと
喉の渇きで目が覚めるほどで、
副鼻腔炎で処方された
点鼻剤をスプレーすると
もののみごとに鼻腔の通りがよくなる。

アレグラの
ジェネリックを朝晩
2錠呑んでいる。





先日届いた『心理師ライセンス』を
ダイソーの216円の木製フレームに収め
クライエントの出入りする
扉の前に示した。

主治医のクリニック玄関には、
医師免許や博士号学位記が
開示されていて、
それを真似してみた。

ただ、
博士号じゃなく、
修士号なのは、
ちと冴えないが・・・(笑)。

ノーベル賞受賞の“会社員”
田中耕一さんは、
授賞式で
「ドクター・タナカ」
と紹介されて、
「ノー。アイム・マスター」
と訂正したのが
印象的だった。

修士でノーベル賞を受賞したのは
これまで二人しかいないらしい。





“楽壇ひとり”の広報活動で
音楽堂にチラシとポスターを
届けに出向く車中で、
スーツの右腕に
オリオンの三ツ星みたいな
虫喰いができていて、
アッ!っと驚くタメゴローだった。

クローク内の防虫剤が
期限切れだったので、
実験的に庭のローズマリーと
オレガノの束をブーケにして
ハーブの防虫効果を試していた。

そしたら、
この結果である・・・。

あわてて、
他のスーツも点検してみたが、
今の処、被害にはあってないようだ。

いつもはアマゾンで
3ケまとめて3.000円で
購入しているが、
今回はふと思いついて
ダイソーに言ってみたら
ちゃんと置いてあった。

6つで648円で済んだが、
はたしてダイソー製が
奏効してくれるか。

孔の開いた箇所は、
替えズボンの裾の返し部分を
切り出して、表具用糊で
ジグソー・パズルみたいに
補修するつもりである。

古楽器の補修と同様に
この作業もけっこう楽しく、
補修工房『グランママ』の職人さんにも
誉められたことがある。





『大草原の小さなおうち』を
読了した。

面白かった。

なぜ病床で
これがふと読みたくなったのか、
なんとなく了解できた。

開拓時代の話で、
家族が力を合わせて
大草原の中に
「0」からログハウスを建て、
家具を作り、畑をつくり、狩猟をし・・・と、
ロハスな生活に人生の喜びを感じる
というものだったからだ。

今のセミ・リタイアメント生活に
なにを生き甲斐としていったら
いいんだろうか・・・と、
漠然とした不安を抱いていた。

ローラという少女の眼を通して、
「窓にガラスが入って、
これで冬でも外の雪が
家の中から見れる。
なんて素敵なことだろう・・・」
と、一時が万事、
不足を嘆かず、足ることの喜びが
縷々描かれている。

父親は鉛を溶かして
弾丸(たま)を作り、
火薬とライフルで
野鳥や野兎を狩ってくる。

それを薪でローストして
一家で分け合う。

ただ、毎日毎日、
パンとジビエばっかりなので、
畑にタネを撒いて
これで野菜も食せたら、
それこそもう「王様の食事」になる、
とローラは夢見る。

文化的な娯楽は、
月夜の大草原で
父親が弾くヴァイオリン、
母親の歌、そして隣人の踊り・・・。

現代人は
「衣食住」があるのが当たり前で、
ついつい、その有難味を忘れてしまう。

この物語には
トイレや浴室の記述が
全く出てこなくて、
そこんとこはどーなってんの?
と、ツッコミを入れたくもなるが、
ウォシュレットや
常時給湯可能なバス・ユニットさえ
当たり前の我われは、
ローラにしてみれば、まさに、
「王侯貴族」のような生活なのだろう。

老後の漠たる不安のひとつに、
物質的に満ち足りているこの生活で、
なにを生き甲斐にしたらいいのか・・・
という現代人の悩みがある。

余生を毎日バカンス
というわけにもいくまい。

最近では、漠然と、
滅私奉公、則天去私、ヴォランティア、
などという
利他的行動をどう自己実現に
組み込んでいけるか・・・
考えている。

『復興支援リサイタル』は
6回でファイナルとなるが、
そこから、また、新たな、
何かへの、誰かへの、「支援」を
生き甲斐にしていけたら
いいのだが・・・。