今朝方は
毛布一枚では
寒さを感じて、
書斎ではストーヴを点火した。

廊下は15℃だったが、
日中は31℃にもなるという。

この激しい寒暖差は
若くない身には
こたえるものである。

本番があさってなので、
それこそ、こまめに
長袖・長パンから
半袖・短パンに着替えたり、
水分補給を怠らないように
しなくてはならない。

十分に体調管理をしながら、
なんとかあさってに
絶好調のピーキングに
もっていきたいものである。





はじめてリサイタルを開いたのは
大学1年の時である。

今はなき
市立図書館の斜向いにあった
労働福祉会館だった。

それから
毎年開催し
最後の大学4年では
文化センター小ホールが
仕舞いだった。

音楽堂小ホールでは
結婚披露を兼ねた
「アニバーサリー・コンサート」で
カミさんとデュオをやった。

なので
主宰リサイタルは
あさってで
9回目となる。

来年の10回目で「最後」
というのも
キリがいいかもしれない。

***

今年は
楽譜を見ながらのソロが
ほとんどなので、
暗譜で臨んでいた例年よりも
かなり気が楽ではある。

それでも、
ライヴなので
思わぬミスタッチもあるだろう。

でも、
コンクールではなく
リサイタル・音楽会なので
自分も楽しまなくてはと思う。

練習では得れない
緊張感と観客の拍手による
高揚感で、どれだけ集中して
選曲した曲たちを
ベスト・パフォーマンスできるか、
楽しみでもある。

採点競技の
スケートや体操などと同じく
完璧を目指しつつ
魅せる演奏を精一杯したい。





ふだんは
カウンセリングのお客様のために
きちんと生理整頓・清掃している部屋が
あさっての本番を前に、
今まさに出動前夜というような
さながら楽屋のような
乱雑ぶりになっている。

今夜も
おひとりカウンセリングに見えるが、
コンサートにも来て下さっていた
事情をご存知の方なので、
ここはひとつ甘えて
お許しいただこうと思っている。

楽器や備品、頒布品などの
荷物を車に積むだけで
三往復以上は要りそうなので、
今日から少しずつ
車に積み込んでおこうかと
考えている。







これまで毎年
来て下さっていた
実行委員でもあるM先生や
大学ギター部のH先輩、
従妹のミキティらが、
残念ながら今年は
都合で来られないという。

それで、わざわざ
ご祝儀やら楽屋御見舞、
お手紙などを下さリ
ありがたくも恐縮している。

今年は、
音楽堂のチラシが
例年よりもはけていなかったり、
頼んであった処でポスターが
貼られていなかったり、
学習センターにチラシが
置かれていなかったり・・・で、
いささか観客数の少なさが懸念される。

1000人収容の大ホールで
100名ちょいでは
寂しくもあるが、
10人ほどのミニコンサートも
しょっちゅうやってきたので、
あまり拘ってはいない。

大ホールは
奏者にとって心地よい残響を持つ
楽器の一部だとも考えている。

奏者が弾いて心地よく、
客席で聴いても心地よいので
選んだ音場(おんじょう)である。

それに、
復興支援コンサートには、
3.11で犠牲にならなれた
二万数千もの御霊様への
追悼・慰霊演奏という
もうひとつの大儀がある。