フミ(長男)が短期帰省して
帰京した。

バリのお土産は
ネコ三匹が
仲良く釣りしている
ユーモラスなものだった。

彼は帰省するたびに、
菓子やらいろいろと
土産を買ってくる。

そして、必ず、
書斎や寝室にまで
「ただいま」と
言いに来るので感心する。

ナツ(三男)が上京・お泊まりの折には
小遣いまであげたらしい。

高校時代から親元を離れ
寮生活と下宿で、
体育科として7年も鍛えられたので
しっかりした社会性が身に付いたのだろう。

京都で生まれ育ち、
福島・三春・仙台・東京…と、
住み替えてきたので、
関西・東北・関東という
三つの文化圏の精神性が
融合して活きているのかもしれない。




三匹のネコを見て、
カミさんが
「兄弟三人みたい・・・」
と言ったが、
自分も同じ連想をしていた。

大人になっても
稚気を忘れずに
それぞれに仲良く、
自分の人生で
何物かを釣り上げてもらいたい
というのが親心である。




「メイトヒェン・ルフトバッフェ」
(早乙女空軍)を創るのに、
フィギュアにいろいろ武器を装着させたり
パテで隙間埋めしたり、彩色したり、
デカールを貼ったり・・・と、
ちまちまとオタッキー・タイムに
精を出していた。

まだ、連休まで冬休みゆえ、
という余裕があらばこそである。

模型店で20グラム300円くらいの
パテ・チューブを買わずに
ホームセンターで330mlの
パテ・ガンを500円ほどで購入した。

以前に拵えて
飛行機に搭乗させてあった
男性パイロットの頭部を切断して
女の子の頭部に差し替えようかとも
考えている。




二頭身のロリッぽいフィギュアに
数ミリ単位の極小デカールを
解剖用メッツェン(鋏)やピンセで
息を凝らして貼る作業では、
まるで生物学科時代に
マウスの心膜を切開するときのような
緊張感を味わっている。

こんなオタッキーな遊びでも
真剣にコミットすると
本番ステージで一曲演奏するのにも似た
集中力と精神力が要る。

肩凝り作業の息抜きに、
プラモに附属してきた
塗装モデルのイラストを
オーディンの閉店7割引セールで買った
木製額にトリミングした。

世界一美しい戦闘機
「スピットファイア」である。

モデラーでもあるので、
この模型も何度作ったことか。