リサイタルで使用する
ウィットナーの譜面台に
デジタル・レコーダーを置ける
取り付けラックを作ってみた。

ネットで調べてみたら
こういう製品があったが、
5.000円以上もするので、
楽器製作工房にある端材や
クランプを利用して30分ほどで
しっかりしたものが完成した。




去年は全曲暗譜で臨んだので
譜面台の上にレコーダーを置いたが、
今年はバッハの『シャコンヌ』で
視奏するので、そのためだけに
ラックが必要になった。

『シャコンヌ』以外では
譜面台に、プログラム、時計、
ワイヤレスマイクを
置くことになる。





河合先生の『明恵夢を生きる』を
しばらくぶりに再読していたら
明恵の歌集があることを知り、
アマゾンで注文したものが届いた。

名筆集という
書道のお手本シリーズで
中古の廉価本でよかった。

和歌文学大系の歌集だと
12.900円もして
とてもじゃないが
手が出なかった。

かつて「円相図」の研究をして
論文を書いたときには、
参考資料として
高僧による『円相図鑑』というのを
15.000円ほどで購入したことがあった。

それが、生涯、
最高値の書籍だった。

大阪での教員時代に、
今は閉店してしまった
水無瀬の「ブックス田中」で
注文して受け取りに行ったとき、
学校に出入りしていた
顔見知りの店長に
「こんな高い本、はじめて見ました。
 大丈夫ですか?」
と言われ、
「あしたから、塩なめて暮らします」
と冗談を言って
大図鑑を抱えて帰った。