ロッキー5 | むすめの右フック

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ロッキー5 (1990)

【監督】ジョン・G・アヴィルドセン
【出演】シルヴェスター・スタローン / タリア・シャイア / トミー・モリソン / バート・ヤング / バージェス・メレディス



前に、友達から「唐揚げの皮好き?」って聞かれて、
ああ、好きだよって答えたら、皮だけくれました。
うん、皮だけくれて、どうすんだ!ってね。

で、この映画もそんな感じですね。
なかなか良く出来た映画ですが、
これだけ観ても美味くない。そんな映画です。

前作で、かろうじて勝ちを拾ったロッキーも、
とうとうドクターストップがかかり引退。

しかも、またまたポーリーがいらんコトして破産。
大凶と厄年がいっぺんに来たような落ち込みよう。
で、古巣に帰って新人育成するってお話。

今回、ロッキーのボクシングに対する愛情と
家族に対する愛情のバランスが狂い、両方が、
ロッキーから離れていきます。

こんなコトは、シリーズ始まって以来の出来事ですね。
なので、ロッキーの苦しみや焦りは相当なモノ。
そのアタリ、上手く描いてありましたね。

ま、親子愛のトコロは、何気に
『オーバー・ザ・トップ』な感じでしたけどね!はっはっはっ。

あ、そうそう、ロッキーの息子役は、
スタローンの実の息子さんでしたね。親子共演!

で、この作品が、シリーズの中で、
いまいちパッとしないっていう評価なのは、
ロッキーの試合がないからでしょうね。でもね。

私のようなボクシングもロッキーも大好きな人間から言わせれば、
クライマックスのストリート・ファイトはアレですよ。
ボクシングの原点ですよ。

そして、男の意地と誇りをかけ、
ぶっ倒れるまで戦う姿は、ボクシングの真髄ですね。

うん、ま、でも、これだけ観ても美味しくないかな。
やっぱりね!はっはっはっ