表現と療法 | りんく・りんく京都のブログ

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「りんく・りんく京都」はアートを使い「こころ」と「からだ」を育む事業を展開しています。

こどもから高齢者までひとりひとりが大切な存在です。誰もがキラキラと輝いた人生を送る、そんな社会を目指しています。

私は表現アートセラピーと芸術療法を自分の得意な療法としています。

この二つの違いを自分の中で、表現アートセラピーは「心情的な」芸術療法は「リハビリテーションを含む」と分けています。

表現アートセラピーは自分の人生観が大きく変わるドラマティックな変化が起きることがしばしばあります。

芸術療法は、絵画や手工芸を通して、自分の特性を知ることやその作業工程自体がリハビリテーションになるのです。

作品創りでその人の特性が出てくるのですが、普段の表面的な表情だけではわからないその人の隠せないものが非言語表現として手から現れます。

「いくら言葉で嘘を言っても、絵は嘘をつけませんね」

これは、芸術療法の時間に絵を描いた方の感想です。本当にその通りで、人間の脳は複雑に考えることができるので、自分の沸き起こる感情を抑えたり、誤摩化したりすることが出来るのです。

しかし、手から出る感情は絵を描くテクニックを持たない人にとって無防備で嘘がつけずそのまま色や線、形、筆圧などにより表出してしまいます。

また、リハビリテーションの視点でみると、絵を描く時に必要な我慢することや、感情に流されずとどまることなども教えてくれ、集中力や記憶力、視空間認知などを強化することが出来、手工芸の工程では身体図式や注意力その他を高めることが出来ます。

認知機能を改善していくことは心理社会的治療を促すということなのです。