映画『天空の蜂』 スケールが小さく感じる | 檜木田正史のブログ(ツイッターより)

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ツイッターを2012年6月21日に始めました。
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●映画『天空の蜂』。
原作は未読。

国の原子力政策への個人的な意見は置いておきまして。。。
スケールが大きく、今尚重要な社会問題に切り込むモチーフを持ちながら、個人の信条や個人の気持ちに落としこみすぎて、その背後にある大きな大きなものが見えにくくなってしまった難はあります。
つまり、これだけの重大事件が起きながら、国家レベル、国際レベルで対処しているように見えなかったり、
原発に対する国家意思があまり描かれていなかったり、
自衛隊がほとんど何も試みていなかったりで、
結局が、ヘリへの対策も犯人に迫る捜査も、どれも小規模で人材不足。
それが物語のスケール感を小さくしてしまったように感じました。

一方、この原作はフクシマ以前に書かれたという事実が驚きであり、「国民の無関心が」云々のセリフが深くて、
「フクシマを経験しておきながらこのていたらく」の今の日本を撃ち抜いています。

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