石川禅。生真面目さと、かわいさと、迫力と。 | 檜木田正史のブログ(ツイッターより)

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ツイッターを2012年6月21日に始めました。
@hinokida_m

仕事のこと、新作のこと、講師をしている専門学校のこと、趣味のミュージカル・講談・マーダーミステリーのことなどのツイートを、ここに格納していきます(多少、加筆修正)

●ちょっと皆さん。今日『ちよだシーズンコンサート』なるものに行ってきたのですよ。
第一部は少年少女合唱団による、かわいいドレミの歌やチキチキバンバン。
で、第二部が石川禅による「素晴らしきミュージカル」。
第三部が合唱団と禅さんによるクリスマスソングという構成なんですけどね。

客席は、もちろん禅さん目当てのミュージカルファンは一部いますが(私も)、
少年少女合唱団の父兄や友達やジジババなどが大半なんです。


ここで想像して頂きたいのは、禅さんが何を歌ったのか。
ね? クリスマスイブだし、客席は子供関係者で、しかもミュージカルなんて見たこと無い人が多そうだし、
だったら一般的によく知られてるミュージカルナンバーで、しかも子供から年寄りまで楽しめるものをやると思うじゃないですか


ところが、まさかのツウ向けラインナップ。
『レベッカ』『レミゼ』『ミスサイゴン』『MA』『ジキル&ハイド』『ラ・カージュ・オフォール』。


しかもいちいち、真面目に真面目に解説をするんですよ。
原作者が誰で、作詞・作曲者が誰で…とか、そこを細かく。そこを細かくw
あと「ミスサイゴン」は「ベトナム戦争というのがありまして、娼婦がいて…」とか。
「MA」は「王女(←言い間違い)が断頭台で公開処刑されるまでを描いてまして」とか。
もしもし? 客層考えて言ってますか?ww


●ところがですね。
そこが禅さん。真面目な顔で重い話をしてても、急に「あれっ?」と首を傾げたり、しきりに水を飲んで愛嬌を見せ、結局が「かわいさ」が顔を出す。
歌い出しを間違えて、急に「ごめんなさーい」とペコペコしたり。
第三部でも合唱団の子供に過剰にニコニコ。


そして歌い始めたら、マイクが不要なくらいの圧倒的な歌唱力(実際、スピーカーの音が割れてたので、マイクを通さないほうがもっと良かった)。
舞台上にジャベールが、ジキルが、クリスが立ち現れる…。


生真面目さ、かわいさ、歌の迫力。
その三つの顔の落差が、やっぱり禅。

なので小さなお子様も、孫の晴れ舞台を見に来たジジババも、きっと曲の内容は理解してなくとも、
「なんか、面白そうだなこの人」「なんか、凄そうだなミュージカル」ということは伝わったのではないでしょうか。
結果、ちゃんと「素晴らしきミュージカル」の役目を果たしてたという。


●もう一点。
「ボク、こないだまでアリス・イン・ワンダーランドで能天気な役やってたんで、まだおっちょこちょい(←正確な言い回しは失念)が残ってるんですよ」という意味の弁明してましたけど、、、いつもでしょ?ww



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