■『プロメテウス』レイトショーで。
リドリー・スコット(大好き)特有のスケールの大きな画で、それだけでも一見の価値はあるかと。
でも半面、強いインパクトの画が無かったような。
スコット&ギーガーの『エイリアン』美術は、本当に衝撃的でしたのに。
物語は、前半はおもしろく引き込まれたのに、
後半は広げた風呂敷の畳み方に困って、「まっ、これでいいやっ」って感じ。
観てるほうも消化不良だなあ。
でもって、乗組員たちの行動が、行き当たりばったり。
「こうしろ」って指示受けてなかったの?
事前計画&段取り打ち合わせはなかったの?
どういう指揮系統なわけ?
みんな、思惑がバラバラすぎ。
『エイリアン』は全員の立ち位置がはっきりしてて、だからこそ緊迫感が出たのに。
自分がこのプロジェクトのクライアントだとしたら、そりゃ当然、「目的」は達成したい。
ならば、もっと違った手を打ってたと思いますよ。
いくらなんでも杜撰すぎます。