みなさま、こんにちは!林田です。
明日から3連休ですね~!!
福岡はもう梅雨あけたかな??という夏空。
明日の朝は夏の風物詩、祇園山笠です。
今日は実はお休みを頂いていて。
しかもチビちゃんは保育園。
なんだかすごく久しぶりに
自宅でのんびりと一人過ごしています。
昨日はわが社のボスと
HANAオーガニックの原作について話すことがあり。
HANAオーガニックを作った当初の気持ちが
ぶわ~っっとよみがえってきて
今日もまたそれを思い出していたら
ポロポロポロポロ、涙が出てきました。。
HANAオーガニックは当時36歳だった私が
前職のブランドを失意の中で手放すことになり
虚無感に襲われて、数年来不調続きで
自分をいたわれていないことを突き付けられ
男性と同じように仕事をして
社会に認められたいと思って頑張って
成果が出てもまたその次、またその次と
終わりのないレースを走っているような気持になり
そのレースさえ脱線してしまって
あれれれれ・・・
私は一体何をやりたかったんだろう・・・
とふと我に返った時でもありました。
自分自身も不妊治療をしていたり
まわりの元部下の子たちもみんな
将来や今の自分に不安を感じて
身心のバランスを崩していて
本能的に自分の女性性を守らなきゃ、
ちゃんと取り戻さなきゃ、と
みんなに取り戻してもらわなきゃ
と思いながら
HANAオーガニックの構想を
作り上げていったように思います。
そしてこれまた無意識に行ったことが
花を見ること、花を飾ることだったんですよね。。。
そしてそんな中で
HANAオーガニックのパッケージや
ブランドイメージにもなっている
荒木さんの花のスキャンアートの
写真集に出会いました。
荒木さんはとても物静かで思慮深い
当時60代の素敵な男性でした。
神秘的な花の魅力に引き込まれて
そこにある生命を生み出す宇宙を
一つ一つ丁寧にスキャンをしては
その命を永遠の作品に変えるという作業を
まるで修行僧のように10年以上行っていました。
大人の修行僧のように研ぎ澄まされた男性の目線で
大切に大切に描かれた女性性の象徴でもある花。
それを見るうちに、自分の中にある花のような
美しく神秘的で柔らかな心が
よみがえってくるような気持になりました。
あぁ、私の中にこんなにも美しいものが
眠っていたんだ。。。
それさえ思い出せれば、ただそこで
自分を感じるだけで幸せな気持ちになれるような
確かなたくましささえ感じるものでした。
そうだ、女性は本来自分の中に生きる理由を
持って生まれてくる。
生まれたその瞬間に、そのお腹の中には
次の未来につながる200万個もの原始卵胞を
持っている。
ずっとたくさんの命の素と一緒に生きてきたのだから
女性が自分を大切に生きることは
そのまま、社会を、まわりの世界を
幸せに導くことなんだ。
今まで身を置いていたのは
競争を前提として、それぞれの役割の元に
遺伝子をつないでいく精子を持つ
男性社会だったんだ。
そんな気づきと共に
花が私を守り、私を支えてくれる
そんな確信を持ちました。
そして花精油を求めているうちに
ブルガリアのダマスクローズと出会いました。
可憐な小さなピンク色の花は
嗅ぐだけで自分の女性性を思い出させる
幸せな清らかな香りがします。
大昔から女性たちが
母から娘へ受け継いできた
自分を愛することの大切さと
そのためのお守りであるローズ。
最近ではそんな思いのもとに作った
HANAオーガニックなのに
スタッフのみんなも忙しさからお疲れ気味で。
会津のダマスクローズ園に行って
薔薇畑で香りをかいだ時には
「自分の中の女性らしい幸せな気持ちがあふれてきて
涙が出そうになりました。。」
そんな風に話してくれました。
開発当時のこと、今までのこと、
それから今まで出会ったお客様たちの多くの方が
当時の私と同じように
男性社会の中で疲れて、身心のバランスを
崩して、どう生きればよいのか不安に思っていたこと、
花に癒されて、ローズに癒されて
どんどん美しくやわらかな笑顔になっていったこと。
そんなことを思い出していたら
まだまだできていないこと、
もっと届けたいのに届いていないこと
ぎゅっと閉じてしまっている花たちが
震えているイメージがわいてきて
ポロポロポロポロと涙があふれてきました。
大切な大切な命をつなぐ女性たち。
どうか、身体を壊さないで。
心を壊さないで。
女性性を痛めつけないで。
許す力、受け止める力、溶かす力。
本来私たちが授かった力を思い出して
あるがままに自分を解放してみて。
あぁ、本当に。
まだまだ、まだまだ
やりたいことがたくさんあります。
原点を思い出し見つめなおすこと。
本当に大切ですよね。
みなさんの今日も
穏やかで幸せな一日でありますように。