潤に漸く 気持ちを伝えられて、
潤からも『好き』と言って貰えて、
それから お互いの気持ちを確かめるように
熱いキスもして、
〝めでたし、めでたし〟だと思っていたら、
潤の様子が おかしい、というか
ちょっと怒っていて、
俺のキスが
しつこ過ぎた所為に違いない、と思って、
「潤 ごめん。」
「やっぱり 翔、初めてじゃなかったんだ💢」
「へっ?」
「とぼけないでっ!誰としたの?」
「えっ?『誰としたの?』って?」
「だ〜か〜らぁ、キス!」
「イヤ、イヤ、いや、嫌💦
俺 潤以外とキスした事ないし、」
「ホント?ウソじゃない?」
「うん、ウソ吐いてないよ、俺。」
「じゃあ なんで あんなにキスが上手なの?///」
「まじ?、、、えっ?ウソ? ホントに?」
まさか、、、
俺のキスが褒められるなんて、全くの予想外。
これまで、潤とのキスを夢見て、
〝キスの仕方〟についてネットで調べたり、
枕を使って、キスの練習をしたり、という
側から見たら かなり気持ち悪い事を
していた俺だけど、
それが結果に繋がって感無量💧
俺に疑いの目を向ける潤に、
仕方なく その〝努力〟を話すと、
「あの、、、実は俺、
いつか潤とキス出来たらいいな、と思いながら
枕を潤に見立てて、キスの練習を、、、。」
「えっ?そうなの?」
「、、、うん」
「じゃ、練習の成果 もっと披露して♡」
『良かった〜、潤が俺の〝練習〟に
ドン引きしなくて、、、』と思いながら、
勿論、
「はい!喜んでっ♪♪」と答えた俺。
こうして 俺たちは、
折角 カラオケ店に行ったというのに、
熱い口付けを交わすのがメインとなり、
殆ど歌わずカラオケ店を
あとにしたのだけど、、、
「ね、翔
また 2人でカラオケ店に行こうね♪」
「えっ?何をしに?」
「ば、バカッ///
今日は 殆ど歌わなかったから、
今度はちゃんと歌う為に決まってるでしょ‼️
翔とキスしたくて行く訳じゃないからっ!」
潤は『キスする為じゃない』って
言ったけど 絶対に違う、と思う。
「なぁんだ 残念!
俺のキスの虜になったか、と思ったのに、、、
じゃあ カラオケ店に行ってもキスはナシ?」
「ん〜、少しくらいなら、、、///
でも 歌って 80点以上 取れたらね。」
「うん!じゃあ 俺
80点以上出すよ❣️」
「うん!約束ね♡」
2人で右手の小指を絡ませて、
〝指切りげんまん〟
「(*´꒳`*)♡」
俺の潤が めちゃめちゃ可愛いんですけど〜。
キスする為にカラオケ店に行く訳じゃない、と
言っておきながら、
『絶対に80点以上 取ってね♡』って、
しかも指切りまでして、、、。
早速 今日から 歌の自主練と、
それから 勿論、
キスの新しい技(?)を習得する為に
頑張らねば、、、。
次回 カラオケ店に行った時、
潤を喜ぶ顔を見たいから、、、💕
〜おしまい〜