フラの本質に触れる ~その1 | Hālau Hula`O Lima Nani  井上ケイ・リマナニフラスタジオ オフィシャルブログ  

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リマナニフラスタジオの情報をお届けするブログです。 
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もちろん、ケイ先生&真紀先生からのメセージもお届けします!ぜひ、ご覧下さい。

リマナニのブログの内容も、パーティーやイベントの紹介や感想、真紀先生のライブ、リマナニの歩み、お教室紹介と多岐に渡ってきました。今回は新たな趣向のブログです。

 

皆さんのフラを始めるきっかけは様々です。ハワイが好き、フラを見て自分も踊ってみたくなった、楽し気なハワイアンソングが好き、運動不足解消のため、など入口は広く、始めた後も各自の運動能力や身体の状態によって無理なく続けることが出来ます。素敵な音楽に身を置き、身体を動かし頭も使い、歌の内容を考え自然に笑顔になる、踊っている時間はなんと幸せなのでしょう。

そのフラが他の踊りと決定的に違うことはなんでしょう。

 

 

フラは歌の内容、物語を伝える踊りです。フラの「振り」は単なるハンドモーションの組み合わせではなく、振付した人の歌詞の意味の捉え方、知識、リサーチ力、解釈等、それまでフラについて学んできた全てが詰まっています。またフラにおける経験だけでなく、様々な経験から培ってきたもの、感性、創造性、人生観、などその人自身が内包されているのです。そのため、同じ曲でも振付けた人によって、全く異なるものになるのです。フラを知らない人は「フラは手話のようなもの」と言うこともありますが、フラが手話とは似て非なるものであることは、このような理由です。

 

フラはハワイの文化であると共に、命を祝福し、生きていることの喜びを表現する踊りです。

踊り手は、フラに対して真摯に向き合う必要があります。その曲が生まれた背景に思いを馳せ、振付した人の解釈を真摯に理解し、振付した人そのものである振り、に対して敬意を表すのが、学ぶ私たちにとっては最低限持ち合わせる礼儀と思っています。

リマナニではケイ先生と真紀先生が、たくさんの曲の振付をされています。先生方のフラとの歴史は長く、培ってきたものから生み出された数々の素晴らしい振りはリマナニの何物にも代えがたい財産です。私たち生徒の技術は語れるものではありませんが、リマナニの振りは本当に素晴らしく、ハワイの先生が振付けたものに勝るとも劣らないものと自信を持っています。1つの曲を繰り返し踊っていると、振付した先生と繋がることができ、これこそフラの醍醐味と幸せな気持ちに包まれます。

そしてハワイの先生方から教えて頂いたものについても同様です。

ケイ先生や真紀先生との長く深い交流の中で、ドライブしながら、お家でおしゃべりしながら、生み出されていった振付も数多くあります。全てリマナニのために特別に振付けされ、リマナニに在籍する人のみ踊って良いという許可を得て教えて頂きました。この特別さをあらためて意識し、これからも大切に踊って行きたいと思います。

 

 

最近ではフラ人口が増えると共に、「先生」も増えているようです。ご自分で振付できる経験や知識がなく、他の先生が振付けたものを許可なく教える、ということが横行している話も聞きますし、またハラウとの繋がりを断って去った人が、そのハラウの振付で踊り続けることもあるようです。前述したことでもおわかり頂けると思いますが、「振り」は振付けした人から生まれた分身であり、踊ることで生き続け、そのハラウのアイデンティティです。そのハラウに所属していない人が許可なく踊ることがナンセンスであることは言うまでもなく、勝手に自分のものとし「消費」することは、人の大切なものを侵害する行為に他ならず、「物」ではない分、より深く人を傷つけアロハからはかけ離れた行為であるのはおわかり頂けると思います。

 

リマナニ、特に専科クラスでは踊りの部分だけでなく、フラを通して、ものの見方、感じ方、生きる姿勢など、踊り以上に大切なことを教えて頂いています。各自の向き合い方やペースによって、どの部分まで感じることができるか段階がありますが、いったんフラの深い部分を垣間見ることができると、日常の見える景色もガラッと変わります。

今回お伝えしたことは、カルチャークラスで学んでいる方にとっては、少し堅苦しいと感じるかもしれませんが、フラに出会った皆さんには是非知っておいて頂きたい内容です。これを機にフラの奥深さに一歩踏み入れるきっかけになれば幸いです。