「みんな年をとる」 邱 永漢著 96年 PHP文庫(親本は93年刊)


標題の本は小生の座右の書です。


自分も人生後半期をとうに迎え,老齢化社会に否応なく

組み込まれるのは時間の問題です。


スポニチに連載された(H3~5年)本書は、Qさんの

他の本に比べ大変わかりやすく親しみ易いです。


「私は七十七歳で死にたい」「死ぬまで現役」も傍におきますが、

この本は短いパラグラフにエッセンスが詰っているので

さながら珠玉の小品集の趣があります。


退職金不動産相続お金の使い方葬式友人 等など,Qさんの

いつも言われていることどもが凝縮されております。

また、その内容も15年以上経ったいまでも、少しの

古臭さを感じさせません。


毎朝所処捲って生き方の参考にしております。


未読の方には是非お奨めしたい文庫本です。



(付記)


上の文章は、06年11月29日の再録ですが、書いた当時と

まったくもっていまも同じ気持ちです。

五十、六十、七十、八十になってもQさんの云われるごとく、

その時点において、その年々は各自にとり「新人」であるからであります!


新人さん、バンザーイっニコニコ音譜アップ!!