団扇歌   桃葉


 
七宝画団扇  宝石で飾られた絵うちわは 
                           
燦爛明月光  きらきら輝いて月の光のよう
                             
與郎却喧暑  これをあなたにさしあげます 暑さを払って下さいな

相憶莫相忘  どうかあたいのこと 忘れないで


団扇復団扇  うちわよ うちわ

持許自障面  これで顔を隠しちゃいます

憔悴無復理  やつれた顔はなおせません

羞与朗相見  あなたにお会いするの とっても恥ずかしいわあ! 





作者は名妓でたいへんな教養の持ち主だったさふです。

これで三度目のおつとめ(出番)となります。

暑くて晴れ書く気力がねんですねNGダウンショック!

御免なさいあせるにひひ。。