きょうは父親の誕生日だった。
二年すこし前に忽然と旅立ってしまった。

迷惑のかけっぱなしだった。
ボーイは、不肖のできそこないの馬鹿息子だ。
世間知らずも極まれりで、なにも小面倒な事は知らなかった。
ノーテンキもいいとこ。
そんな阿保息子に 温厚な父は内心はガッカリした筈だが
表立ってはなにもこぼさなかった。

わるかったなあ、親父さん!

そういって先ほど遺影にお酒を捧げた。しょぼん

Prosit! Schlaf wohl!
(乾杯  おやすみなさい)