社会人になってしばらくして読んだ本に、
五木 寛之 「青年は荒野をめざす」がある。
たしか60年代後半に出た本で、その時点ではすこし年月(5年位?)が経っていた。
そのなかにこんなシーンがあった。
主人公の若者がアエロフロートで知り合ったスチュワーデスとデートし、
モスクワの公園内で夜、コトに及ぶ。
その描写は;
熱いトランペットをスッチーさん自身に突き立てた
てな表現だったとおもう。(記憶で書いているので間違っていたら御免候)
ボーイが感心したのは、男根をトランペットに見立てた作者五木のアタマにある。
爾来、トランペットときくと反射的にこの小説とこのシーンを思い出してしまう。
(ホントは、1.と2.を逆に書きたかったんだが、まあすこし遠慮したもの)
この若者はジャズトランペットを勉強してたか? よく覚えていない。
いずれにしても忘れ難い小説のひとつだ。
ここ何年も五木は仏教ものを書いているようだが、もう創作力が枯渇したのだろう。
読むに耐えないモノばかりだ。年はとりたくないなあとつくづくおもう。
念のため、じぶんの記憶が正しいかどうか、この本を予約してみるつもり。
(訂正があれば後ほど記します)