ひさかたの光のどけき春の日にしづこころなく花の散るらむ


きのうで桜が満開になった。街に出ておどろいた。
数日暖かな日があったから急に咲いたらしい。
花が咲き出すと自然にこの句が口に出る。
上のうたは、中学二年の社会科(国語ではなくて)の教科書に載っていた。
四十年ほど前になる。むかしから、この辺では卒業式は3.25、入学式は
4.6と決まっいる。温暖化の所為か、子どもたちの入学式には桜はもう殆ど
終っており、きたならしい残骸となっていて興醒めだった。
ぼくらの頃は丁度満開だったんだが。

春はまた別れと出会いの季節でもある。ぼくの勤めるささやかな職場でも移動が
がある。年々歳々ナントカ。。
↓なんかも好きな句だ。

春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり