株をはじめて買ったのは17、8年前である。

ちょうどバブルが弾けてからしばらくした頃かと思う。はっきりした年は思い出せない。
Qさんの「株が本命」とかいう題の本に書かれてあった株を買うなら代表銘柄を、
という内容。部下何人かに新日鉄の株を買わせ、その後の各人の対応により各々の性格がよく
あらわれる、というハナシだったかとおぼえている(記憶で書いてるので正確ではないかも)。
それを踏襲したという訳だ。

大和證券本店(大手町=東京駅北口)で口座を開設した。
山一證券本店の方が会社(当時)のすぐ近くにあって便利だったのだが。。
まだ八重洲(南口)の頃で、後に山一さんの本社は永大橋通りに移ったのだが、
結果はご存知のとうりだ。

はじめに600円で千株、63万位の単価となった。
(安月給のサラりーマンとしては清水の舞台から飛び降りる心境!)

大和の手数料税金で今からみると嘘みたいにコストが高くついた。
(ネット取引はホントニ便利)
まもなく下がったので500円で千株買い増してナンピンした。
よって純コストは550円だが手数料は入れてない。

バブル崩壊とともに目も当てられない状態となった。
一時は百円台を低迷していたから復活は絶対あり得ないと思ったし、
ささやかな株主としては塩漬けにするしかなかった。
当時買ったほかの株もほぼ戻して来てるが、合計で買値の八掛と
いったところか?

のんびりボーイもこの上昇(中国特需)は信じられない!
ようやくじわじわと上がって来て、暮に売り損ねた 680円半ば。

先々週に指値を入れて出掛け、帰宅したら決済されていた。
715円。当日の最高値だった。(いまは735円まで上昇中)

聖書にあるように、出来の良くない放蕩息子が帰ってきたような気持ちがした。
ちょうど高校二年生位のこどもになるが、自分でもよく持ち堪えたなと感心してしまう。

かりに十七年として約三十万の純利益で、計算すると一万七千六百円/年の利益にすぎぬが、
プラスになっただけよしとしなければならぬだろう。
貨幣価値の変遷は入れていない。

半分の十五万を益出してぎゃるに渡した。(あとの半分はクレディット決済用)。
子供ふたりに各五万の貯金を、ぎゃるに五万!の小遣いを遣った。
貴金属でも買ったらなんて言ってやったんだが。。

その日はめずしくボーイに優しく夕食も少しイイモンが出てきたが、翌日は例の
文句オバンに戻っていた。

ほんとうにゲンキンだぜ。
ヤレヤレ...